四半期報告書-第120期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、物価上昇率が一時より低下したものの、根強いインフレ圧力による各国の金融引き締め策の継続や、欧州における地政学リスクの長期化、不動産市場の低迷による中国経済の減速等により、先行き不透明な状況が続きました。
当社グループの主力となるポンプ事業を取り巻く環境は、主要顧客である化学業界において、中長期的な脱炭素化に向けた設備投資需要は継続しているものの、欧米での金融引き締めによるプロジェクト延期等の影響が懸念されます。一方、電子部品事業においては、半導体等の部品不足は改善傾向にあるものの、供給が不安定な状況は継続しており、今後の動向を引き続き注視する必要があります。
このような経済情勢の中、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は32,856百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,916百万円増加いたしました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産が954百万円増加したことによるものであります。固定資産は10,996百万円となり、前連結会計年度末に比べ340百万円増加いたしました。
この結果、総資産は、43,853百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,256百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は8,396百万円となり、前連結会計年度末に比べ174百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が258百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,881百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は、10,277百万円となり、前連結会計年度末に比べ187百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は33,575百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,069百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が1,023百万円、為替換算調整勘定が749百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は75.4%(前連結会計年度末は74.7%)となりました。
②経営成績
当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、14,306百万円(前年同期比10.8%増)となりました。利益面につきましては、主にポンプ事業の売上増加や利益率改善、為替影響等により、営業利益は2,599百万円(同13.6%増)、為替差益270百万円発生等により、経常利益は2,996百万円(同8.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,074百万円(同9.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ポンプ事業)
ポンプ事業の売上は、高水準の受注残を背景に、日本においてはケミカル機器キャンドモータポンプ、中国においてはケミカル機器キャンドモータポンプ及び車両用の電力関連機器キャンドモータポンプ、米国においては冷凍機・空調機器キャンドモータポンプの販売が堅調であったこと等から、全体として増加いたしました。
その結果、売上高は13,316百万円(前年同期比11.1%増)、連結売上高に占める割合は93.1%となりました。また、営業利益は、売上高の増加や利益率改善、為替影響等により2,564百万円(同14.0%増)となりました。
(電子部品事業)
電子部品事業は、売上高は842百万円(前年同期比4.6%増)、連結売上高に占める割合は5.9%となりました。
営業利益は、売上高が増加したものの、販売費及び一般管理費の増加等により、18百万円(同34.8%減)となりました。
(その他)
その他は、売上高は147百万円(前年同期比24.4%増)、連結売上高に占める割合は1.0%となりました。
また、営業利益は、売上高の増加等により16百万円(同38.4%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動によるキャッシュ・フロー276百万円及び財務活動によるキャッシュ・フロー1,182百万円の資金支出があったものの、営業活動によるキャッシュ・フロー855百万円の資金獲得により、前連結会計年度末に比べ45百万円減少し、14,857百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、855百万円(前年同四半期は1,539百万円の獲得)となりました。これは、主として法人税等の支払による支出1,177百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益2,996百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、276百万円(前年同四半期は249百万円の使用)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出209百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、1,182百万円(前年同四半期は1,253百万円の使用)となりました。これは、主として配当金の支払による支出1,050百万円によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、310百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、物価上昇率が一時より低下したものの、根強いインフレ圧力による各国の金融引き締め策の継続や、欧州における地政学リスクの長期化、不動産市場の低迷による中国経済の減速等により、先行き不透明な状況が続きました。
当社グループの主力となるポンプ事業を取り巻く環境は、主要顧客である化学業界において、中長期的な脱炭素化に向けた設備投資需要は継続しているものの、欧米での金融引き締めによるプロジェクト延期等の影響が懸念されます。一方、電子部品事業においては、半導体等の部品不足は改善傾向にあるものの、供給が不安定な状況は継続しており、今後の動向を引き続き注視する必要があります。
このような経済情勢の中、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は32,856百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,916百万円増加いたしました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産が954百万円増加したことによるものであります。固定資産は10,996百万円となり、前連結会計年度末に比べ340百万円増加いたしました。
この結果、総資産は、43,853百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,256百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は8,396百万円となり、前連結会計年度末に比べ174百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が258百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,881百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は、10,277百万円となり、前連結会計年度末に比べ187百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は33,575百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,069百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が1,023百万円、為替換算調整勘定が749百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は75.4%(前連結会計年度末は74.7%)となりました。
②経営成績
当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、14,306百万円(前年同期比10.8%増)となりました。利益面につきましては、主にポンプ事業の売上増加や利益率改善、為替影響等により、営業利益は2,599百万円(同13.6%増)、為替差益270百万円発生等により、経常利益は2,996百万円(同8.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,074百万円(同9.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ポンプ事業)
ポンプ事業の売上は、高水準の受注残を背景に、日本においてはケミカル機器キャンドモータポンプ、中国においてはケミカル機器キャンドモータポンプ及び車両用の電力関連機器キャンドモータポンプ、米国においては冷凍機・空調機器キャンドモータポンプの販売が堅調であったこと等から、全体として増加いたしました。
その結果、売上高は13,316百万円(前年同期比11.1%増)、連結売上高に占める割合は93.1%となりました。また、営業利益は、売上高の増加や利益率改善、為替影響等により2,564百万円(同14.0%増)となりました。
(電子部品事業)
電子部品事業は、売上高は842百万円(前年同期比4.6%増)、連結売上高に占める割合は5.9%となりました。
営業利益は、売上高が増加したものの、販売費及び一般管理費の増加等により、18百万円(同34.8%減)となりました。
(その他)
その他は、売上高は147百万円(前年同期比24.4%増)、連結売上高に占める割合は1.0%となりました。
また、営業利益は、売上高の増加等により16百万円(同38.4%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動によるキャッシュ・フロー276百万円及び財務活動によるキャッシュ・フロー1,182百万円の資金支出があったものの、営業活動によるキャッシュ・フロー855百万円の資金獲得により、前連結会計年度末に比べ45百万円減少し、14,857百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、855百万円(前年同四半期は1,539百万円の獲得)となりました。これは、主として法人税等の支払による支出1,177百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益2,996百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、276百万円(前年同四半期は249百万円の使用)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出209百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、1,182百万円(前年同四半期は1,253百万円の使用)となりました。これは、主として配当金の支払による支出1,050百万円によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、310百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。