四半期報告書-第40期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/05/14 9:25
【資料】
PDFをみる
【項目】
35項目

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年3月31日)における世界経済は、米中の貿易摩擦問題の緩和と米国の景気回復により緩やかな回復基調にありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動への影響は増しており、景気の先行きは不透明な状況にあります。
当社グループでは、当期を最終年度とする中期経営計画に取り組んでおります。新たな成長ステージに向けた転換期として、「成長分野の拡大」、「サイン市場向けプリンターの下げ止め」、「収益性の改善」を重点課題に設定し、事業ポートフォリオの転換と事業運営力の強化に注力しております。また、インクジェットプリンターを軸にしたソリューション提案で多様な印刷分野のデジタル化を推進する「DP(デジタルプリンティング)事業」、事業の枠を超えてハードとソフトに加え、ユーザーの環境構築等を含めたソリューションを提供することにより、お客様が店頭で簡単にカスタマイゼーションサービスを運用することを可能にする「COTO(コト)事業」、3Dものづくりとヘルスケア分野でデジタルワークフローの提案によりものづくりの変革を目指す「DGSHAPE(ディージーシェイプ)事業」と3つの事業を定めております。市場の変化を的確に捉えた迅速な意思決定によりスピード感あふれる事業運営で、成長分野の拡大と新たな市場の創造に取り組んでおります。
当第1四半期は、サイン市場の顧客基盤の維持と、デンタル市場の地域展開の加速とシェア拡大に向けた活動を中心に取り組みましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により世界各地で展示会やイベントが延期や中止となったことに加え、各国政府の方針や要請に従い中国を皮切りに北米・欧州の販売拠点では従業員の在宅勤務が始まる等、営業活動の制限により売上に大きな影響がありました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、主にサイン市場向けを中心としたプリンターの販売が減少したことに加え、為替の円高によるマイナス影響があったこともあり、売上高は前年同期比8.6%減の90億38百万円となりました。売上原価率は前年同期から3.4ポイント上昇し、販売費及び一般管理費は、人件費や広告宣伝費の減少により前年同期を下回りましたが、売上高に対する比率は前年同期から1.3ポイント上昇しました。これにより、営業利益は前年同期比60.5%減の3億24百万円、経常利益は前年同期比82.8%減の1億36百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比84.3%減の92百万円となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間における主要通貨の為替レート(2020年1月~2020年3月の平均レート)は、108.97円/米ドル(前年同期110.21円)、120.19円/ユーロ(前年同期125.19円)でした。
当社及び連結子会社の事業は、コンピュータ周辺機器の製造販売であり、区別すべき事業セグメントが存在しないため、単一セグメントとなっております。なお、品目別の売上高は、以下の通りであります。
品目別売上高
品目前第1四半期連結累計期間当第1四半期連結累計期間増減額
(百万円)
構成比増減
(%)
前年同期比
(%)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
プリンター3,12631.62,49827.6△627△4.079.9
プロッタ2842.92813.1△30.298.9
工作機器1,32613.41,33414.871.3100.5
サプライ3,26433.03,07934.1△1851.094.3
その他1,88519.11,84420.4△401.397.8
合計9,887100.09,038100.0△84991.4

[プリンター]
サイン市場では、市場の成熟化に加えて大手メーカーとの競争が激化している状況に対応すべく、製品競争力を強化して同市場での顧客の維持に努める一方、地域パートナーとの協業(Co-Creation)により特定用途のニーズを満たす製品を開発し、新たなデジタルプリンティング市場の開拓に取り組んでおります。前期にラインナップを一新したサイン市場向けプリンターの主力製品群であるTrueVIS(トゥルービズ)シリーズは、広い色域による滑らかな階調表現や、優れた色再現性、進化したプリント&カット機能等の特長が欧米の印刷業界や団体から高く評価され、数々のアワードを受賞しました。TrueVISシリーズで、サイン市場の活性化と既存顧客の買い替え需要の喚起を図っております。リテイル市場では、3月に従来機と比べて取り付け可能な材料の高さを2倍に拡張した「LEF2-300D」を発表しました。厚みのある材料を固定するための治具の自由度も広がり、さまざまな形状の材料への印刷を可能にしました。ノベルティ等のオリジナルグッズ製作を行う小規模工場へ、多様な材料にオンデマンドで付加価値の高い特殊印刷を実現するプリンターとして提案してまいります。
これらの活動に取り組み、販売は計画通りに推移しておりましたが、主に欧州で2月より新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業活動の制限の影響を受けたことで、サイン市場向けプリンターやリテイル市場向けUVプリンターの販売が減少し、プリンターの売上高は24億98百万円(前年同期比79.9%)となりました。
[プロッタ]
サイン市場向けの大型カッティングマシンの販売が減少しましたが、前期に発売したレーザー加工機がラインアップに加わったことで、プロッタの売上高は2億81百万円(前年同期比98.9%)と前年同期並みとなりました。
[工作機器]
3D事業を担うDGSHAPE株式会社は、製造業や彫刻業、教育機関等の3Dものづくり市場を基盤に、成長分野のデンタル市場ではグローバルNo.1メーカーを目指して販売地域展開とシェア拡大に取り組んでおります。デンタル事業では、新興国を中心に販売網の強化に加え、新たな顧客であるクリニック向けのソリューション開発と販売チャネルの開拓に注力しております。3Dものづくり市場においては、昨年10月、プラスチックや皮素材に箔で加飾するレーザー箔転写機に、ワークエリアを拡大した「LD-300」をラインナップに追加しました。箔転写により高級感をもたらし、商品価値を高めるツールとしてブランドオーナーへ提案してまいります。
これらの結果、工作機器の売上高は13億34百万円(前年同期比100.5%)となりました。
[サプライ]
サイン市場向けプリンターの主力機種であるTrueVISシリーズのインクの販売が増加したものの、他シリーズのインクの販売が減少し、サイン市場向けプリンターのインクの販売が伸び悩みました。
これらの結果、サプライの売上高は30億79百万円(前年同期比94.3%)となりました。
[その他]
保守やサービスパーツ等、その他の売上高は、18億44百万円(前年同期比97.8%)と前年同期並みとなりました。
地域別の売上高は、以下の通りであります。
地域別売上高
地域前第1四半期連結累計期間当第1四半期連結累計期間増減額
(百万円)
構成比増減
(%)
前年同期比
(%)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
日本1,20812.21,17313.0△340.897.1
北米2,56325.92,58128.6182.7100.7
欧州3,87939.23,30936.6△570△2.685.3
アジア8058.26086.7△197△1.575.5
その他1,43114.51,36615.1△650.695.4
合計9,887100.09,038100.0△84991.4

[日 本]
プリンターでは、サイン市場向けプリンターの販売が増加しましたが、リテイル市場及びサイン市場向けUVプリンターの販売が低迷しました。工作機器では、3Dものづくり市場とデンタル市場の販売が低調に推移し、前年同期に比べ減少しました。
これらの結果、日本の売上高は11億73百万円(前年同期比97.1%)となりました。
[北 米]
プリンターでは、前期に発売したサイン市場向けプリンターのTrueVISシリーズの販売が好調に推移したことに加え、リテイル市場向け及びサイン市場向けUVプリンターの販売が増加しました。工作機器では、3Dものづくり市場において3次元切削加工機の販売が低迷しました。デンタル市場においては、2月にシカゴで開催されたデンタル展示会「LMT Chicago」への出展や、既存顧客向けに買い替えキャンペーン等、積極的なセールスプロモーションを展開したことで高い生産性が特長のデンタル加工機「DWX-52DCi」を中心に販売が大幅に増加しました。米国では新型コロナウイルスの急拡大に伴い、3月中旬に国家非常事態を宣言し、販売拠点におけるセールスプロモーション活動が制限されておりますが、これまでの活動が奏功したことで、北米の売上高は25億81百万円(前年同期比100.7%)となりました。
[欧 州]
工作機器では、デンタル市場においては、デンタル加工機の販売が先進国を中心に低迷しましたが、東欧やロシアでは、販売網開拓の成果により販売が増加しました。プリンターでは、2月より新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業活動の制限の影響を受け、サイン市場向けプリンターの販売が減少すると共に、サイン市場向けの低溶剤インクの販売が減少しました。
これらの結果、ユーロに対する円高の影響もあり、欧州の売上高は33億9百万円(前年同期比85.3%)となりました。
[アジア]
中国では、サプライは増加したものの、1月より新型コロナウイルスの感染拡大に伴うデンタル市場の需要減少の影響を受け、工作機器の販売が大幅に減少しました。韓国では、サプライやサービスパーツの販売が増加しました。ASEAN地域では、3次元切削工作機やデンタル加工機の販売が増加しましたが、サービスパーツの販売が大幅に減少しました。
これらの結果、アジアの売上高は6億8百万円(前年同期比75.5%)となりました。
[その他]
その他地域では、オーストラリアは、デンタル加工機の販売が増加しましたが、プリンターの販売が減少しました。ブラジルでは、プリンターと工作機器の販売が減少しました。中東地域では、低価格帯モデルを中心にサイン市場向けプリンターの販売が増加しました。
これらの結果、その他地域の売上高は13億66百万円(前年同期比95.4%)となりました。
②財政状態の分析
[資産の部]
当第1四半期末の総資産は、前連結会計年度末と比べ17億96百万円減少し、366億50百万円(前連結会計年度末比95.3%)となりました。流動資産では、現金及び預金が14億99百万円、受取手形及び売掛金が6億31百万円それぞれ減少した一方で、棚卸資産が5億93百万円増加いたしました。固定資産では、使用権資産が1億63百万円、償却等によりソフトウエアが66百万円それぞれ減少いたしました。
[負債の部]
当第1四半期末の負債は、11億80百万円減少し、122億18百万円(前連結会計年度末比91.2%)となりました。流動負債では、賞与引当金が2億31百万円増加した一方で、未払法人税等が1億31百万円、未払金等のその他が6億42百万円それぞれ減少いたしました。固定負債では、長期借入金が3億60百万円、長期リース債務が1億9百万円それぞれ減少いたしました。
[純資産の部]
当第1四半期末の純資産は、6億15百万円減少し、244億31百万円(前連結会計年度末比97.5%)となりました。前連結会計年度末に対し、配当の支払等により利益剰余金が2億24百万円、円高の影響等により為替換算調整勘定が3億98百万円それぞれ減少いたしました。
③新型コロナウイルスの感染拡大に関する現況
当社グループでは、新型コロナウイルスの感染拡大による業績への影響を最小限に留めるべく、以下の対策を実施して参ります。
・販管費を中心とした経費削減
・役員賞与をカット
・事業環境の急変時の資金需要に備え、コミットメントラインを追加
・需要動向に合わせた生産調整を実施
また、事態が長期化又は深刻化した場合においても、取引先や従業員等のステークホルダーの安全を最優先としたうえで、事業活動を継続できるよう努めて参ります。
(2)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について、重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当社グループにおける研究開発活動は当社及び連結子会社のDGSHAPE株式会社で行っており、当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は819百万円であります。
(4)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社及び当社の従業員数に著しい増減はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当社はセル生産方式によるフレキシブルな生産体制をとっており、生産状況は比較的変動いたします。因みに当第1四半期連結累計期間における生産実績は以下の通りであります。なお、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
生産実績
品目当第1四半期連結累計期間(千円)前年同期比(%)
プリンター2,469,321115.8
プロッタ211,75495.6
工作機器571,920101.6
サプライ1,317,25287.7
合計4,570,249103.5

(注)生産金額は当社の標準販売価格によっております。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。