半期報告書-第44期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2024/08/08 16:15
【資料】
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【項目】
36項目

文中の将来に関する事項は、当半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の分析
当中間連結会計期間(2024年1月1日~2024年6月30日)は、地政学リスクの高まりや原材料費の高騰、円安の進行傾向など、先行きの不透明感が継続した一方で、設備投資需要は堅調に推移しました。このような状況下、当社グループは、従来のサイン(広告・看板)市場向け低溶剤プリンターに依存するビジネスモデルからの変革に取り組んでおります。
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高は前中間連結会計期間比9.7%増の281億66百万円となりました。売上原価率は、前中間連結会計期間に比べて1.4ポイント改善しました。販売費及び一般管理費は、人件費や研究開発費、手数料などの増加により前中間連結会計期間を上回りました。これにより、営業利益は前中間連結会計期間比26.9%減の18億96百万円、経常利益は前中間連結会計期間比34.3%減の18億99百万円となりました。また、親会社株主に帰属する中間純利益は、当社において退職給付制度を確定拠出年金に移行したことによる退職給付制度改定益6億6百万円を当中間連結会計期間に特別利益として計上したことから、前中間連結会計期間比10.4%減に留まり18億66百万円となりました。
当中間連結会計期間における主要通貨の為替レート(2024年1月~2024年6月の平均レート)は、152.26円/米ドル(前中間連結会計期間134.85円)、164.65円/ユーロ(前中間連結会計期間145.82円)でした。
当社及び連結子会社の事業は、コンピュータ周辺機器の製造販売であり、区別すべき事業セグメントが存在しないため、単一セグメントとなっております。
市場別売上高
市場前中間連結会計期間当中間連結会計期間増減額
(百万円)
構成比増減
(ポイント)
前年同期比
(%)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
Visual Communication12,69749.514,17350.31,4760.8111.6
Digital Fabrication5,03819.65,88020.98411.3116.7
Dental3,73114.53,36011.9△ 370△ 2.690.1
Service, Software & Others4,21216.44,75116.95390.5112.8
合計25,679100.028,166100.02,486-109.7


品目別売上高
品目前中間連結会計期間当中間連結会計期間増減額
(百万円)
構成比増減
(ポイント)
前年同期比
(%)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
ハードウエア12,57949.012,81245.5232△ 3.5101.8
サプライ9,02435.110,72538.11,7003.0118.8
サービスパーツ・その他4,07515.94,62916.45530.5113.6
合計25,679100.028,166100.02,486-109.7

[Visual Communication(VC)]
VCは、低溶剤プリンター(VC-Solvent:ブイシーソルベント)及びUVやテキスタイルプリンターなどの非溶剤系プリンター(VC-Other:ブイシーアザー)で構成され、インクの多様化とソリューション拡充により新市場の開拓と顧客基盤の強化による収益確保を目指しております。当中間連結会計期間は、VC-Solvent では、サイン(広告・看板)製作需要が旺盛な新興国向けの地域限定ブランド「DGXPRESS(ディージーエクスプレス)」に低溶剤プリンターのエントリーモデル「ER-641」を加えて、ラインナップを強化しました。ハードウェアの販売が伸び悩んだ一方、低溶剤インクの販売が好調だったことから、VC-Solventの販売は前中間連結会計期間を上回りました。VC-Otherでは、新製品のロールタイプUVプリンター及びサプライのインクが売上を牽引し、特に地域限定モデル「DGXPRESS」のUVプリンター「UGシリーズ」の販売が好調に推移しました。これらの結果、VCの売上高は141億73百万円(前中間連結会計期間比111.6%)と前中間連結会計期間を上回りました。
[Digital Fabrication(DF)]
DFは、近年急拡大する1人ひとりの顧客ニーズに合わせたパーソナライズ需要や、ニッチなニーズに応えるためのカスタマイズ需要などに対応する製品群を、小規模事業者やインターネット通販事業者、小売事業者などに向けて提案することで、新たな市場・用途の創出を目指しております。当中間連結会計期間は、1月に、さまざまな立体物にダイレクト印刷ができるフラットベッド型UVプリンター「VersaOBJECT(バーサオブジェクト)」の新製品として、「MO-240」の発売を開始しました。また、コンパクトで使いやすく、導入しやすい価格帯の卓上型製品群「VersaSTUDIO(バーサスタジオ)」に、さまざまな形状や材質のアイテムに高精細なダイレクト印刷が可能なUVプリンター「BD-8」と、DTF(Direct To Film)転写方式のアパレル向け小型プリンター「BY-20」の2機種をラインナップに追加し、売上に貢献しました。また、昨年10月に株式取得をしたリトアニアの子会社DG DIMENSEで開発、製造した、エンボス表現によるユニークな壁紙をはじめインテリア装飾の製作を可能にする「Dimensor S(ダイメンサーエス)」の販売とサポートのグローバル展開を開始しました。これらの結果、卓上型プリンターの新製品効果の他、フラットベッド型UVプリンター「VersaOBJECT CO-iシリーズ」の販売が増加したこともあり、DFの売上高は58億80百万円(前中間連結会計期間比116.7%)と前中間連結会計期間を上回りました。
[Dental]
Dentalは、デンタル(歯科医療)市場向けに歯科補綴物製作フローのデジタル化を促進するデンタル加工機を提案しています。当中間連結会計期間は、日本と北米で高生産モデル「DWX-53DC」の販売が進んだ一方、売上構成比が大きいスタンダードモデル「DWX-52D」は発売から5年経過し、競争力の低下により前中間連結会計期間と比べ販売が低迷しました。また、価格競争力を高めた新興国向け専用モデル「DWX-52Di」はブラジルを含む中南米では販売を伸ばしたものの、アジアと中東・東欧地域では販売が減少しました。これらの結果、Dentalの売上高は33億60百万円(前中間連結会計期間比90.1%)と前中間連結会計期間を下回りました。
[Service, Software & Others(SSO)]
サービスパーツやその他のサービス売上が増加したことから、SSOの売上高は47億51百万円(前中間連結会計期間比112.8%)と前中間連結会計期間を上回りました。
地域別売上高は、以下の通りであります。
地域別売上高
地域前中間連結会計期間当中間連結会計期間増減額
(百万円)
構成比増減
(ポイント)
前年同期比
(%)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
日本2,1668.42,3028.2136△ 0.2106.3
北米8,97334.99,57034.0596△ 0.9106.6
欧州9,11635.510,36736.71,2511.2113.7
アジア1,5596.11,7076.11470.0109.5
その他3,86315.14,21815.0354△ 0.1109.2
合計25,679100.028,166100.02,486-109.7

[日 本]
VCは、サイン市場向け低溶剤プリンターの販売が前中間連結会計期間並みとなりましたが、ロールタイプのUVプリンターとサプライのインクの販売が増加しました。DFは、低溶剤プリンター「BNシリーズ」の販売増加に加え、DTFプリンター「BY-20」、UVプリンター「BD-8」の新製品効果もあり、卓上型プリンターの販売が好調に推移したことから、前中間連結会計期間を上回りました。Dentalは、スタンダードモデル「DWX-52D」の販売が前中間連結会計期間と比べて減少しましたが、高生産モデル「DWX-53DC」の販売が増加しました。これらの結果、日本の売上高は23億2百万円(前中間連結会計期間比106.3%)となり、前中間連結会計期間を上回りました。
[北 米]
VCは、サイン市場向け低溶剤プリンターの販売が前中間連結会計期間を下回りましたが、UVプリンター及びUVインクの販売は増加しました。DFは、低溶剤プリンター「BNシリーズ」の販売が好調に推移したことに加え、DTFプリンター「BY-20」、UVプリンター「BD-8」の新製品効果により、卓上型プリンターの販売が増加しました。Dentalは、スタンダードモデル「DWX-52D」が低調だったものの、高生産モデル「DWX-53DC」の販売が進んだことから、販売は前中間連結会計期間を上回りました。これらの結果、為替の円安効果もあり、北米の売上高は95億70百万円(前中間連結会計期間比106.6%)となりました。
[欧 州]
VCは、サイン市場向けの低溶剤プリンター及び前期に発売したUVプリンター「LG/MGシリーズ」とサプライのUVインクの販売が増収に寄与しました。また、東欧を中心に地域限定モデル「DGXPRESS」のUVプリンター「UGシリーズ」の販売が伸長し、売上に貢献しました。DFは、低溶剤プリンター「BNシリーズ」のほか、DTFプリンター「BY-20」、UVプリンター「BD-8」の新製品効果により、卓上型プリンターの販売が好調に推移しました。Dentalは、スタンダードモデル「DWX-52D」を中心に販売が低調に推移し、販売は前中間連結会計期間を下回りました。これらの結果、為替の円安効果もあり、欧州の売上高は103億67百万円(前中間連結会計期間比113.7%)となりました。
[アジア]
中国ではデンタル加工機が低調となった一方、「DGXPRESS」の低溶剤プリンター及びUVインクの販売が増加しました。インドでは「DGXPRESS」のUVプリンターとデンタル加工機の販売が好調でした。これらの結果、アジアの売上高は17億7百万円(前中間連結会計期間比109.5%)となり、前中間連結会計期間を上回りました。
[その他]
ブラジルでは、「DGXPRESS」ブランドの低溶剤プリンター及びUVプリンター、デンタル加工機の「DWX-52Di」の販売が好調に推移し、新興国向けモデルの販売が伸長しました。オーストラリアではロールタイプUVプリンターと卓上型UVプリンターの販売が増加したものの、デンタル加工機の販売は低調に推移しました。南北アフリカ地域は、前中間連結会計期間を下回りましたが、ブラジルを除く中南米地域は前中間連結会計期間を上回りました。これらの結果、その他の売上高は42億18百万円(前中間連結会計期間比109.2%)となりました。
②財政状態の分析
[資産の部]
当中間連結会計期間における総資産は、前連結会計年度末と比べ4億77百万円増加し、547億60百万円(前連結会計年度末比100.9%)となりました。流動資産では、現金及び預金が30億11百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が8億77百万円、棚卸資産が18億15百万円それぞれ増加いたしました。固定資産では、工具、器具及び備品が1億19百万円、使用権資産が1億77百万円、ソフトウエアが1億20百万円それぞれ増加いたしました。
[負債の部]
当中間連結会計期間における負債は、前連結会計年度末と比べ28億80百万円減少し、145億41百万円(前連結会計年度末比83.5%)となりました。流動負債では、支払手形及び買掛金が6億6百万円、1年内返済予定の長期借入金が6億円それぞれ減少いたしました。固定負債では、借入金の期限前弁済により長期借入金が22億50百万円、退職給付に係る負債が5億15百万円それぞれ減少いたしました。
[純資産の部]
当中間連結会計期間の純資産は、前連結会計年度末と比べ33億57百万円増加し、402億19百万円(前連結会計年度末比109.1%)となりました。利益剰余金が18億66百万円増加したことに加え、円安の影響等により為替換算調整勘定が15億86百万円増加いたしました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
中間連結キャッシュ・フロー計算書の要約
科目前中間連結会計期間
(百万円)
当中間連結会計期間
(百万円)
増減
(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー2,3461,375△971
投資活動によるキャッシュ・フロー△2,078△9731,104
財務活動によるキャッシュ・フロー△749△3,097△2,348
現金及び現金同等物に係る換算差額△201△374△172
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)△682△3,070△2,388
現金及び現金同等物の中間期末残高10,6598,647△2,012

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動によるキャッシュ・フローは、前中間連結会計期間が23億46百万円の収入であったのに対し、当中間連結会計期間は13億75百万円の収入となり、前中間連結会計期間と比べ9億71百万円の減少となりました。税金等調整前中間純利益が減少したことやその他の流動資産が増加したこと、法人税等の支払額が増加したこと等が主な要因となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動によるキャッシュ・フローは、前中間連結会計期間が20億78百万円の支出であったのに対し、当中間連結会計期間は9億73百万円の支出となり、前中間連結会計期間と比べ11億4百万円の支出額の減少となりました。有形固定資産の取得による支出が減少したことが主な要因となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動によるキャッシュ・フローは、前中間連結会計期間が7億49百万円の支出であったのに対し、当中間連結会計期間は30億97百万円の支出となり、前中間連結会計期間と比べ23億48百万円の支出額の増加となりました。長期借入金の返済による支出が増加したことが主な要因となりました。
(3)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当中間連結会計期間において、当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当社グループにおける研究開発活動は、主に当社及び連結子会社のDGSHAPE株式会社で行っており、当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,882百万円であります。
(5)従業員数
当中間連結会計期間において、連結会社及び当社の従業員数に著しい増減はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当社はセル生産方式によるフレキシブルな生産体制をとっており、生産状況は変動いたします。当中間連結会計期間における生産実績は以下の通りであります。なお、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
生産実績
品目当中間連結会計期間(千円)前年同期比(%)
Visual Communication9,816,409114.3
Digital Fabrication4,299,084170.5
Dental1,259,284149.0
Service, Software & Others1,41515.2
合計15,376,193128.5

(注)生産金額は当社の標準販売価格を基準に算出しております。
(7)主要な設備
当中間連結会計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。

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