四半期報告書-第157期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/14 9:01
【資料】
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【項目】
46項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
[グローバル販売]
当第2四半期連結累計期間のグローバル販売台数は、上海ロックダウンに起因する部品調達不足の影響により、前年同期比22.1%減の514千台となりました。なお、8月以降の販売は前年同期並みの水準に回復しております。
市場別の販売台数は、次のとおりです。
<日本>商品改良した「MAZDA CX-5」や「MAZDA CX-3」の特別仕様車に加え、2022年9月より販売を開始した「MAZDA CX-60」などSUV商品群が販売回復を牽引したことにより、前年同期比14.0%増の68千台となりました。
<北米>米国は、上海ロックダウンに起因する減産影響により、前年同期比29.9%減の133千台となりました。なお、2022年4月より販売を開始した「MAZDA CX-50」は新たな顧客層を獲得するなど、販売は好調に推移しております。北米全体では、前年同期比27.3%減の181千台となりました。
<欧州>上海ロックダウンに起因する減産影響により、主要市場であるドイツや英国などで販売が減少したことから、前年同期比37.1%減の67千台となりました。なお、第2四半期連結会計期間より、「CX-60」のプラグインハイブリッドモデルの販売を開始しております。
<中国>ロックダウンに起因する減産影響や販売活動の制限などにより、前年同期比45.2%減の49千台となりました。
<その他の市場>主要市場のオーストラリアは、上海ロックダウンに起因する減産影響により、前年同期比21.3%減の44千台となりました。その他の市場全体では、ASEAN市場でのタイやベトナムなど主要国での需要回復により、前年同期比4.2%減の150千台となりました。
[財政状態及び経営成績]
①経営成績
当第2四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、半導体調達不足の影響などによる出荷台数の減少はありましたが、売上単価の改善や為替変動等の影響により、売上高は1兆6,425億円(前年同期比1,467億円増、9.8%増)となりました。営業利益は、販売費用の抑制などによる台当たり収益の改善に加え、為替変動や固定費等の効率化により、552億円(前年同期比155億円増、39.0%増)となりました。経常利益は、為替差益の計上等により1,104億円(前年同期比765億円増、225.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、税金費用229億円等により859億円(前年同期比620億円増、259.9%増)となりました。
②セグメントごとの経営成績
日本は売上高が1兆3,936億円(前年同期比1,944億円増、16.2%増)、営業利益は532億円(前年同期比280億円増、111.7%増)となりました。北米は売上高が8,705億円(前年同期比1,683億円増、24.0%増)、営業利益は15億円(前年同期は11億円の損失)、欧州は売上高が2,663億円(前年同期比251億円減、8.6%減)、営業利益は70億円(前年同期比24億円増、52.1%増)、その他の地域は売上高が3,059億円(前年同期比157億円増、5.4%増)、営業利益は113億円(前年同期比34億円増、42.6%増)となりました。
③財政状態
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末より2,625億円増加の3兆2,306億円となり、負債合計は、前連結会計年度末より1,492億円増加の1兆8,007億円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益859億円やその他の包括利益累計額の増加等により、前連結会計年度末より1,132億円増加の1兆4,299億円となりました。自己資本比率は、前連結会計年度末より0.1ポイント減少の43.7%(劣後特約付ローンの資本性考慮後44.8%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末において、現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より368億円増加の7,772億円となり、有利子負債は495億円増加の7,303億円となりました。この結果、468億円のネット・キャッシュ・ポジションとなりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益1,093億円に対し、棚卸資産の増加等により、6億円の減少(前年同期は370億円の増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出439億円等により、500億円の減少(前年同期は620億円の減少)となりました。
以上により、連結フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は、506億円の減少(前年同期は250億円の減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加等により、303億円の増加(前年同期は1,009億円の増加)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、595億円であります。