四半期報告書-第75期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 11:13
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当社グループは、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。これにより、売上高につきましては、対前年同四半期増減率を記載しておりませんが、営業利益以下の利益につきましては、当該会計基準等を適用したことによる数値への影響がありませんので対前年同四半期増減率を記載しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により引き続き厳しい状況にあり、先行きについては回復の兆しが見られるものの、不透明な状況が続くと考えられます。
医療業界においては、新型コロナウイルス感染症への対応を強化しつつ、地域医療構想による医療機関の機能分化と連携を通した効率的な医療提供体制の構築が求められています。
a.財政状態
当第2四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が前連結会計年度末と比べて86億15百万円減少し、1,831億47百万円となりました。
これは、有形固定資産が45億15百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が111億97百万円減少したことなどが主な要因であります。
負債は、前連結会計年度末と比べて135億47百万円減少し、402億34百万円となりました。
これは、支払手形及び買掛金が59億7百万円減少、未払法人税等が25億46百万円減少したことなどが主な要因であります。
純資産は、前連結会計年度末と比べて49億32百万円増加し、1,429億13百万円となりました。
これは、利益剰余金が44億45百万円増加したことなどが主な要因であります。
b.経営成績
当第2四半期連結累計期間の経営成績は、連結売上高は616億92百万円となりました。利益につきましては、連結営業利益は103億80百万円(前年同期比48.7%増)、連結経常利益は106億50百万円(前年同期比48.8%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は74億93百万円(前年同期比37.1%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①生体検査装置部門
心電計関連の売上高は伸張しましたが、大口商談は減少し、連結売上高は122億68百万円、営業利益は16億円(前年同期比53.6%増)となりました。
②生体情報モニター部門
モニタの連結売上高は62億17百万円、営業利益は10億1百万円(前年同期比100.4%増)となりました。
③治療装置部門
ペースメーカ関連製品、人工呼吸装置、在宅医療向けレンタル事業の売上は伸張し、連結売上高は270億28百万円、営業利益は55億28百万円(前年同期比42.0%増)となりました。
④消耗品等部門
消耗品等部門は、記録紙、ディスポーザブル電極や上記各部門の器械装置に使用する消耗品や修理、保守を含みます。
消耗品等部門の連結売上高は161億77百万円、営業利益は22億49百万円(前年同期比45.6%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ11億3百万円減少して524億60百万円となりました。
営業活動の結果得られた資金は、前第2四半期連結累計期間に比べ6億35百万円減の76億77百万円となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益109億80百万円、売上債権の減少額119億86百万円、棚卸資産の増加額18億75百万円、仕入債務の減少額89億28百万円、法人税等の支払額56億79百万円等です。
投資活動の結果使用した資金は、56億44百万円(前年同四半期は、40億89百万円の資金使用)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出80億71百万円、保険積立金の積立による支出9億60百万円、保険積立金の払戻による収入32億18百万円等です。
財務活動の結果使用した資金は、31億39百万円(前年同四半期は、16億98百万円の資金使用)となりました。主な内訳は、配当金の支払額30億41百万円等です。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の総額は、14億27百万円となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。