四半期報告書-第76期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)

【提出】
2023/02/10 11:06
【資料】
PDFをみる
【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大に加え、国際情勢等を受けた資源価格高騰や為替の影響により引き続き厳しい状況にあり、先行きについても不透明な状況が続くと考えられます。
医療業界においては、新型コロナウイルス感染症への対応を強化しつつ、地域医療構想による医療機関の機能分化と連携を通した効率的な医療提供体制の構築が求められています。
a.財政状態
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が前連結会計年度末と比べて2億90百万円減少し、1,952億5百万円となりました。
これは、有形固定資産が13億23百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が67億58百万円減少したことなどが主な要因であります。
負債は、前連結会計年度末と比べて69億89百万円減少し、386億48百万円となりました。
これは、支払手形及び買掛金が11億83百万円減少、未払法人税等が26億91百万円減少したことなどが主な要因であります。
純資産は、前連結会計年度末と比べて66億99百万円増加し、1,565億56百万円となりました。
これは、利益剰余金が63億48百万円増加したことなどが主な要因であります。
b.経営成績
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、連結売上高は934億81百万円(前年同期比0.4%増)となりました。利益につきましては、連結営業利益は160億77百万円(前年同期比1.4%増)、連結経常利益は167億66百万円(前年同期比2.7%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は116億6百万円(前年同期比0.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①生体検査装置部門
心電計関連、血圧脈波検査装置、自動血球計数装置の売上が伸張し、連結売上高は199億73百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益は30億円(前年同期比18.4%増)となりました。
②生体情報モニター部門
モニタの連結売上高は74億90百万円(前年同期比19.0%減)、営業利益は12億45百万円(前年同期比15.5%減)となりました。
③治療装置部門
AED、人工呼吸器が減少しましたが、在宅医療向けレンタル事業の売上は伸張し、連結売上高は405億34百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益は89億29百万円(前年同期比5.6%増)となりました。
④消耗品等部門
消耗品等部門は、記録紙、ディスポーザブル電極や上記各部門の器械装置に使用する消耗品や修理、保守を含みます。
消耗品等部門の連結売上高は254億83百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は29億2百万円(前年同期比14.7%減)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の総額は、26億83百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。