有価証券報告書-第53期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/29 9:15
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当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績の好調及び雇用環境の着実な改善等から景気は緩やかな回復基調が続いております。
当パチンコ・パチスロ業界におきましては、ギャンブル等依存症問題への対応の一環として「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則」(いわゆる改正遊技機規則)が平成29年9月に公布され、平成30年2月1日付で施行となりました。旧規則の遊技機は3年間の経過措置の間に順次、新規則の遊技機に置き換わっていくこととなりますが、現状新規則に対応した遊技機の市場投入は始まっておらず、今後登場する新規則機に対してファンがどのような反応を示すか見通しづらいことから、当社グループの顧客であるパチンコパーラーは既存の遊技機の設置機種構成見直しの判断を先送りしており、パチンコ・パチスロの販売市場は低調に推移いたしました。
こうした中、当社グループではパチンコ15タイトル(リユース機を除く)、パチスロ6タイトルを販売いたしました。このうちパチンコの新機種投入が上半期5タイトルにとどまったことから第3四半期累計期間までは営業損失を余儀なくされましたが、下半期は10タイトルを投入して盛り返すとともに、平成29年8月に発売したパチンコ「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア」がロングランヒットとなったことが当社グループのブランド力向上にもつながり、売上、損益ともに回復基調が顕著となりました。
以上の結果、売上高862億円(前期比5.9%増)、営業利益101億円(同101.2%増)、経常利益113億円(同195.3%増)、平成30年4月27日に公表いたしました株式会社三共クリエイトが保有する固定資産の減損損失計上はあったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は55億円(同212.2%増)となりました。
営業面においては、売上高が回復し、また原価低減及び研究開発費等のコスト抑制といった経営努力が奏功し、売上高営業利益率は11.8%となり、前連結会計年度に比べ5.6ポイントの改善を達成いたしました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(パチンコ機関連事業)
パチンコ機関連事業につきましては、売上高672億円(前期比11.1%増)、営業利益145億円(同40.1%増)、販売台数171千台となりました。販売の少ロット化傾向が続く中、当社グループでは前期の11タイトルを上回る15タイトル(リユース機を除く)を投入し、前期並みの販売台数を確保いたしました。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア」(平成29年8月)、「フィーバー機動戦士Zガンダム」(平成30年1月)、Bistyブランドの「ヱヴァンゲリヲン 2018年モデル」(平成29年10月)、「コードギアス 反逆のルルーシュ~エンペラーロード~」(平成30年2月)、JBブランドの「フィーバーパワフル 2018」(平成30年2月)、「フィーバークィーン 2018」(平成30年2月)であります。
(パチスロ機関連事業)
パチスロ機関連事業につきましては、売上高111億円(前期比15.6%減)、営業利益1億円(前連結会計年度は2億円の営業損失)、販売台数29千台となりました。パチスロは規制変更の影響をパチンコ以上に受けるのではないかという懸念があり、パーラーが新台購入に慎重姿勢を示したことから、当社グループにおいても低調な販売結果に終わりました。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「パチスロ マクロスフロンティア3」(平成29年5月)、「パチスロ アクエリオンEVOL」(平成29年7月)、Bistyブランドの「パチスロ 新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~2」(平成30年1月)であります。
(補給機器関連事業)
補給機器関連事業につきましては、パーラーの新規出店意欲が低調に推移していることなどを受けて、売上高72億円(前期比0.6%増)、営業利益4億円(同35.9%増)となりました。
(その他)
その他につきましては、売上高5億円(前期比11.0%増)、営業損失4億円(前連結会計年度は6億円の営業損失)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
パチンコ機関連事業69,130112.6
パチスロ機関連事業11,44783.3
補給機器関連事業7,246100.6
合計87,824106.7

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 金額は、販売価格によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)
パチンコ機関連事業73,514125.46,5252,312.2
パチスロ機関連事業9,52369.8251.5
補給機器関連事業6,78489.223834.0
合計89,822112.56,788255.6

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 金額は、販売価格によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
パチンコ機関連事業67,271111.1
パチスロ機関連事業11,17284.4
補給機器関連事業7,246100.6
その他530111.0
合計86,220105.9

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態
前述のとおり、パチンコ「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア」のロングランヒットに伴うブランド力向上により、第4四半期会計期間の販売が好調に推移いたしました。
この結果、当連結会計年度末の総資産は3,962億円であり、前連結会計年度末と比べ57億円増加しました。これは主に、有価証券が60億円、前払費用(流動資産「その他」に含む)が41億円それぞれ減少となりましたが、受取手形及び売掛金が78億円、現金及び預金が77億円それぞれ増加したことによるものであります。
負債は590億円であり、前連結会計年度末と比べ87億円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が36億円、電子記録債務が32億円、未払金(流動負債「その他」に含む)が10億円それぞれ増加したことによるものであります。
純資産は前連結会計年度末と比べ30億円減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を55億円計上、その他有価証券評価差額金が17億円、フィールズ株式会社を持分法適用の範囲から除外したことにより14億円増加した一方、配当金の支払い121億円によるものであります。この結果、純資産は3,372億円となり、自己資本比率は2.1ポイント減少し、84.8%となりました。
セグメント別の資産は次のとおりであります。
パチンコ機関連事業の資産は1,065億円となり、前連結会計年度末と比べ269億円増加しました。
パチスロ機関連事業の資産は226億円となり、前連結会計年度末と比べ30億円減少しました。
補給機器関連事業の資産は90億円となり、前連結会計年度末と比べ3億円の減少となりました。
これら当社主力事業セグメントは製品及びサービスを販売する市場・顧客が共通しており、当連結会計年度においてはパチンコ機関連事業が前期比11.1%増収、パチスロ機関連事業が前期比15.6%減収、補給機器関連事業が前期比0.6%増収となったことを受けて上記のような資産の変動となっております。
その他事業セグメントの資産は100億円となり、前連結会計年度末と比べ38億円の減少となりました。これは子会社が保有するゴルフ場営業用固定資産につき、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、28億円の減損損失を計上したことが主たる要因であります。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末と比べ221億円増加し2,740億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ74億円増加し159億円の資金の収入となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益80億円、仕入債務の増加額72億円、前払費用の減少額(「その他」に含む)41億円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額78億円によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ21億円減少し184億円の資金の収入となりました。収入の主な内訳は、有価証券の償還による収入700億円、投資有価証券の償還による収入240億円、定期預金の払戻による収入55億円であり、支出の主な内訳は、有価証券の取得による支出680億円、定期預金の預入による支出110億円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末とほぼ同額の121億円の資金の支出となりました。これは主に、配当金の支払額121億円によるものであります。
当社グループの運転資金需要の主な内容は、材料仕入、支払販売手数料、研究開発費等の製造費、販売費及び一般管理費等営業費用であります。主な設備投資の計画については、第3「設備の状況」3「設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。
当社グループの運転資金及び設備投資資金については、原則として内部資金により調達することとしております。また、当社グループは健全な財務状態、活発な営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力によって、将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能であると考えております。

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