有価証券報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/25 13:43
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【項目】
141項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、日本銀行による政策金利の段階的な引き上げが進む中、物価上昇を背景とした賃金上昇や価格転嫁の動きに広がりが見られ、緩やかな景気回復が継続しました。一方で世界経済では、ロシア・ウクライナ戦争の長期化や中国での景気停滞、米国の関税引き上げ等により今後の先行き不透明感がより一層増しています。オフィスマーケットにつきましては、在宅勤務の見直しによる出社回帰の促進により、都心の空室率は低水準を維持しています。建設業界におきましては、工事受注は底堅く推移しているものの、建築資材価格の高止まり、労働者不足に伴う人件費の高騰等の影響を受けて依然として厳しい事業環境が続いております。
このような状況下、当社は、人材確保のために機能や設備が充実したオフィス空間を求める各企業の新たなニーズにも応えながら、オフィス利用者の快適性と資産価値の向上に努めてまいりました。
当社グループの業績につきましては、売上高3,950,554千円(前期比4.2%増)、営業利益410,700千円(同6.3%減)、経常利益431,843千円(同4.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益264,994千円(同4.5%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
事業セグメント当連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
前連結会計年度
(自 2023年4月1日)
至 2024年3月31日)
増減
売上高セグメント
利益
売上高セグメント
利益
売上高セグメント
利益
(千円)(千円)(千円)(千円)(千円)(千円)
リニューアル1,467,443227,3611,430,991314,40536,451△87,044
駐車場1,458,786272,4071,458,894291,653△108△19,246
施設等保守管理955,29880,080843,61532,419111,68247,660
保険代理69,02635,96457,45726,39611,5699,568
合計3,950,554615,8133,790,959664,875159,595△49,061

財政状態の概要につきましては、次のとおりであります。
当連結会計年度
(2025年3月31日)
前連結会計年度
(2024年3月31日)
増減
金額(千円)金額(千円)金額(千円)
資産合計5,121,1605,001,087120,072
負債合計992,6941,091,732△99,037
純資産合計4,128,4653,909,355219,110

② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比較し171,500千円増加し、2,007,270千円となりました。なお、各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は、295,304千円(前年同期比6,312千円の増加)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益 431,843千円、のれん償却額65,265千円、支出の主な内訳は、法人税等の支払額205,275千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、11,807千円(前年同期比172,067千円の増加)となりました。この主な内訳は、有形固定資産の取得による支出18,048千円、投資有価証券の売却による収入8,113千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は、111,995千円(前年同期比8,874千円の減少)となりました。この主な内訳は、長期借入金の返済による支出58,908千円、配当金の支払額42,883千円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
該当事項はありません。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
リニューアル1,426,929△0.2278,806+11.4

c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
前年同期比(%)
リニューアル(千円)1,467,443+2.5
駐車場(千円)1,458,786△0.0
施設等保守管理(千円)955,298+13.2
保険代理(千円)69,026+20.1
合 計(千円)3,950,554+4.2

(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
当連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
森トラスト株式会社1,244,27832.8720,94518.2


(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用ならびに過去の実績や合理的な方法に基づく見積りが行われ、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。なお、これらの見積りについては継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積り特有の不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績は、売上高3,950,554千円(前期比4.2%増)、売上原価2,943,912千円(同4.0%増)、売上総利益1,006,642千円(同4.7%増)となりました。この結果、売上高総利益率は、25.5%(同0.1%増)となりました。
販売費及び一般管理費は595,941千円(同13.9%増)となりました。この主な要因は、中長期的な視点に立ち、事業規模拡大を目指すための人財育成に伴う費用の増加やエムティアイテックが2024年1月に連結子会社化によるものです。この結果、営業利益410,700千円(同6.3%減)、売上高営業利益率は10.4%(同1.2%減)となりました。
営業外収益は、親会社への貸付金等に係る利息収入を14,341千円、投資有価証券売却益を3,871千円計上したため、21,673千円(同47.5%増)となりました。営業外費用は、530千円(同5.4%減)となりました。この結果、経常利益431,843千円(同4.6%減)となりました。
特別利益及び特別損失は、当連結会計年度におきまして計上はありません。この結果、税金等調整前当期純利益は、431,843千円(同4.4%減)となりました。
法人税、住民税及び事業税170,527千円、法人税等調整額△3,678千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は264,994千円(同4.5%減)となりました。
③セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(リニューアル事業)
前期の大規模オフィス内装工事の反動減やエムティアイテック株式会社の連結子会社化に伴うのれん償却費を計上した結果、売上高1,467,443千円(前期比2.5%増)、セグメント利益227,361千円(同27.7%減)となりました。
(駐車場事業)
月極駐車場や時間貸駐車場の稼働は堅調に推移しましたが、駐車場賃料の上昇を補うに至らなかった結果、売
上高1,458,786千円(前期比0.0%減)、セグメント利益272,407千円(同6.6%減)となりました。
(施設等保守管理事業)
オフィス向けの衛生消耗品の販売や電気設備システムの保守保全事業が好調に推移した結果、売上高955,298千円(前期比13.2%増)、セグメント利益80,080千円(同147.0%増)となりました。
(保険代理事業)
火災保険が堅調に推移した結果、売上高69,026千円(前期比20.1%増)、セグメント利益35,964千円(同36.2%増)となりました。
④財政状態に関する分析
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ120,072千円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金が171,500千円増加、のれんが65,265千円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ99,037千円減少いたしました。主な要因は、工事未払金が61,268千円減少、長期借入金が43,294千円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ219,110千円増加いたしました。これは主に剰余金の配当43,057千円、親会社株主に帰属する当期純利益264,994千円を計上したことによるものであります。
以上の結果、総資産は5,121,160千円、負債合計は992,694千円、純資産合計は4,128,465千円、自己資本比率は80.6%、1株当たり純資産額は3,835円61銭となりました。
⑤キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの主要な資金需要は、運転資金として、工事下請業者等への外注費、駐車場賃料等の運営コスト、商品・材料の購入費等の仕入原価ならびに事業遂行に伴う販売費及び一般管理費の営業費用があり、設備資金としては、本社事務所及び駐車場の設備新設・改修等があります。また、事業規模拡大を企図したM&Aによる企業買収費用等があります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金にて対応していく予定であります。なお、現在のところ、社債の発行や金融機関等からの借入による資金調達を行う予定はありません。また、資金需要に備えて一時留保しております自己資金については、親会社への短期極度貸付を行うことで流動性を確保しつつ、利息収入を得ております。金利については市場金利を勘案して決定しております。
なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
⑥経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、経営の効率化及び株主利益を重視する視点からROE(自己資本利益率)を重要な経営指標として認識し、10%を目標値としております。内部留保資金につきましては、安定的な配当による株主還元を継続的に行うために備える一方、既存事業の拡大や新規事業への参入を目的としたM&Aによる成長投資資金として有効に活用してくことを目的に蓄積していることから、当連結会計年度末におきましては、自己資本比率80.6%と高水準にあります。ROEにつきましては、6.6%と目標値の10%を下回る状況にあります。今後も中長期的な視点で企業価値の向上を図り、ROE10%を目指してまいります。
⑦経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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