四半期報告書-第61期第3四半期(平成30年8月1日-平成30年10月31日)

【提出】
2018/12/04 17:01
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、個人消費にも堅調な動きがみられ、緩やかな回復基調が続きました。
百貨店業界におきましては、高額消費やインバウンド効果の大きい大都市においては、堅調な売上推移も見られましたが、地方においては、総じて売上が前年同期を下回る厳しい環境が続いています。
このような環境のもとで当社グループは、より多くのお客さまにご来店いただけるよう、売場のリニューアル、品揃えの充実、催し物の開催など、各種の営業施策に取り組んでまいりました。
当社におきましては、好調な売上推移が続く化粧品売場に、メイクアップブランド「M・A・C」を新規導入するとともに、既存ブランドの一部をリニューアルし、県下最大級の化粧品売場のさらなる充実を図りました。食品売場におきましては、菓子売場に「アンリシャルパンティエ」、「シーキューブ」の新コーナーを導入するなど、洋菓子売場を中心に品揃えの充実を図りました。また、売場各階におきましては、旬のショップや話題商品を期間限定展開する「ポップアップステージ」を活用して常に新鮮な提案を行うとともに、催し物関連では、食品物産催事における初登場商品の紹介や、「親子3世代」をテーマとした「トミカ・プラレールフェスティバル」、「白い動物園」などの大型ファミリーイベントの開催などにより、集客力の向上に努めてまいりました。
子会社株式会社北長野ショッピングセンターにおきましては、地域のお客さまの生活カレンダーに合わせた商品提案や、曜日ごとに特典を変えるポイントカード施策を行うとともに、100円ショップ「Watts」の新規導入や週替わりで展開する催し物の充実などにより、お客さまの拡大と来店機会の向上に努めてまいりました。
以上のような施策に取り組みましたが、当第3四半期連結累計期間の売上高は13,001,234千円(前年同期比2.7%減)となりました。
一方、収支面におきましては、販売費及び一般管理費の縮減により、営業利益は110,844千円(前年同期比8.7%増)、経常利益は87,374千円(前年同期比14.8%増)となりました。さらに、JR長野駅東口に保有する土地の賃貸化に向けた駐車場の解体及び売場改装に伴う固定資産除却損並びに法人税等を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,491千円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失7,397千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、主に借入金の返済による現金及び預金の減少により、前連結会計年度末に比べ609,210千円減少して13,187,399千円となりました。
負債は、主に借入金の減少により、前連結会計年度末に比べ605,463千円減少して10,122,671千円となりました。
純資産は、主にその他有価証券評価差額金の減少により、前連結会計年度末に比べ3,746千円減少して3,064,728千円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。