四半期報告書-第61期第1四半期(平成30年2月1日-平成30年4月30日)

【提出】
2018/06/05 15:09
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、個人消費にも堅調な動きがみられ、緩やかな回復基調が続きました。
百貨店業界におきましては、富裕層消費とインバウンド効果の高い大都市における売上は堅調に推移しましたが、地方においては、売上が前年同期を下回る地域が多数を占めるなど、総じて厳しい状況が続きました。
このような環境が続くなかで当社グループは、百貨店の強みを活かした商品、サービス、店舗環境をはじめ、さまざまな視点から、お客さまの来店動機の溢れる魅力ある店舗づくりに取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間におきましては、売場各階の「ポップアップステージ」における「いまだけここだけ」をキーワードとした話題商品の期間限定展開、人気の高い食品物産催事における初登場商品の紹介、カード会員を対象とした優待販売会の拡大展開などを実施するとともに、「親子3世代」をテーマとした催し物の開催などにより、お客さまの拡大と来店機会の向上に努めてまいりました。
子会社株式会社北長野ショッピングセンターでは、主力のデイリーマートを中心に、地域のお客さまの生活カレンダーに合わせた商品提案や、曜日ごとに特典を変えるポイントカード施策などにより、お客さまの来店頻度の向上と、お買上点数の拡大に努めてまいりました。
また、当社は長野市で事業展開する地元企業として地域の活性化に寄与するため、これまで駐車場を設置していたJR長野駅東口の土地に、地元大学が来年4月に開学する新設学部を誘致することとし、本年5月からの賃貸開始に向けて、駐車場を取り壊し、当該土地の整備を行いました。
以上のような施策に取り組みましたが、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,414,811千円(前年同期比 3.6%減)となりました。一方、収支面におきましては、販売費及び一般管理費の縮減により、営業利益は63,306千円(前年同期比52.1%増)、経常利益は56,492千円(前年同期比83.6%増)となりましたが、前述の駐車場の取り壊しに伴う固定資産除却損を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純損失18,513千円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益9,561千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、主に借入金の返済による現金及び預金の減少により、前連結会計年度末に比べ372,648千円減少して13,423,961千円となりました。
負債は、主に借入金の減少により、前連結会計年度末に比べ354,052千円減少して10,374,082千円となりました。
純資産は、主に利益剰余金の減少により、前連結会計年度末に比べ18,595千円減少して3,049,878千円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。