四半期報告書-第61期第2四半期(平成30年5月1日-平成30年7月31日)

【提出】
2018/09/13 15:30
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、個人消費にも堅調な動きがみられ、緩やかな回復基調が続きました。
百貨店業界におきましては、高額消費とインバウンド効果の大きい大都市における売上は堅調に推移しましたが、地方においては、総じて売上が前年同期を下回るなど、厳しい状況で推移しております。
このような環境のもとで当社グループは、多くのお客さまにご来店いただけるよう、売場のリニューアル、品揃えの充実、催し物の開催など、各種の営業施策に取り組んでまいりました。
当社におきましては、好調な売上推移が続く化粧品売場に、メイクアップブランド「M・A・C」を新規導入するとともに、既存ブランドの一部をリニューアルし、県下最大級の化粧品売場のさらなる充実を図りました。また、売場各階におきましては、旬のショップや話題商品を期間限定展開する「ポップアップステージ」を活用して常に新鮮な提案を行うなど、お客さまのご期待に沿う商品展開に努めてまいりました。催し物関連では、食品物産催事における多くの初登場商品の紹介や、カード会員を対象とした優待販売会の拡大展開などを行うとともに、「親子3世代」をテーマに、「トミカ・プラレールフェスティバル」「白い動物園」など大型ファミリーイベントを開催し、集客力の向上に努めてまいりました。
子会社株式会社北長野ショッピングセンターにおきましては、地域のお客さまの生活カレンダーに合わせた商品提案や、曜日ごとに特典を変えるポイントカード施策を行うとともに、集客の新たな柱となるテナント店として、100円ショップ「Watts」を導入し、新規顧客の拡大と来店頻度の向上に努めてまいりました。
以上のような施策に取り組みましたが、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,840,999千円(前年同期比3.2%減)となりました。一方、収支面におきましては、販売費及び一般管理費の縮減により、営業利益は117,343千円(前年同期比20.0%増)、経常利益は100,276千円(前年同期比27.4%増)となりました。さらに、JR長野駅東口に保有する土地の賃貸化に向けた駐車場の解体及び売場改装に伴う固定資産除却損並びに法人税等調整額等を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,485千円(前年同期比70.1%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、主に借入金の返済による現金及び預金の減少により、前連結会計年度末に比べ433,186千円減少して、13,363,422千円となりました。
負債は、主に借入金の減少により、前連結会計年度末に比べ436,106千円減少して10,292,028千円となりました。
純資産は、主に利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ2,920千円増加して3,071,394千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益20,831千円に減価償却費240,237千円、仕入債務の増加額99,172千円等を調整し、267,585千円の収入となりました。前年同四半期連結累計期間に比べ、85,412千円の収入増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出が63,885千円ありましたが、預り保証金の受入88,100千円等により、2,627千円の収入となりました。前年同四半期連結累計期間に比べ、591,334千円の収入増となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長短借入金の返済により657,932千円の支出となりました。前年同四半期連結累計期間に比べ、991,709千円の支出増となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。