四半期報告書-第59期第1四半期(平成28年2月1日-平成28年4月30日)

【提出】
2016/05/30 16:00
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、全般的には緩やかな回復基調が続きましたが、個人消費は依然として先行き不透明なまま推移いたしました。
百貨店業界におきましては、消費マインドの冷え込みや天候要因による衣料品の不振などに加えて、大都市圏を中心に売上のプラス要因となっているインバウンド効果に一部で陰りが見られるなど、全国的に苦戦を強いられました。
このような環境のもとで当社は、長野駅前開店50周年を迎えた本年を新しいスタートの年と位置付け、収支改善計画を策定し、その取り組みを開始しました。
商品面におきましては、地域一番カテゴリーの更なる強化を図るため、本館1階フロアを改装し、化粧品の新規ブランドの導入によって地域一番の品揃えを更に進めるとともに、婦人靴売場を拡大しカジュアルゾーンを中心に取扱商品を充実させました。また、本館7階レストラン街の2区画に新規テナント店を誘致し、集客力とお客さまの利便性の向上を図りました。
売り出し面におきましては、毎年ご好評をいただく「ショコラ ダムール」「ズームイン!!サタデー 全国うまいもの博」を更に強化して前年度実績を上回ったほか、50周年企画として「十四代今泉今右衛門展」「出現・妖怪ウオッチランド」など新規の催し物を積極的に開催し、集客力の向上と売上の拡大につなげてまいりました。
また、子会社株式会社北長野ショッピングセンターにおきましては、主力のデイリーマートの売上向上を重点施策とし、品揃えの充実や広告媒体の見直しなどを実施してまいりました。
以上のような施策に積極的に取り組んでまいりましたが、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,951,781千円(前年同期比4.2%減)となりました。また、収支面におきましては、より一層のコスト削減に努めてまいりましたが、売上高の減少を補うには至らず、営業損失12,981千円(前年同期営業損失6,193千円)、経常損失18,985千円(前年同期経常損失15,625千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失42,624千円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失62,236千円)を計上いたしました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、主に有形固定資産の減少により、前連結会計年度末に比べ39,083千円減少して13,877,223千円となりました。
負債は、主に仕入れ債務の減少により、前連結会計年度末に比べ13,172千円減少して10,636,994千円となりました。
純資産は、主に利益剰余金の減少により、前連結会計年度末に比べ25,910千円減少して3,240,229千円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。