四半期報告書-第60期第1四半期(平成29年2月1日-平成29年4月30日)

【提出】
2017/06/14 10:23
【資料】
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【項目】
22項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善に加え、雇用情勢にも改善の動きが見られるなど、緩やかな回復基調が続いております。
百貨店業界におきましては、インバウンド需要の回復が売上に寄与するなど、4月は14ヶ月ぶりに前年比で売上がプラスに転じましたが、気温の低下による主力の春物衣料の伸び悩み等もあり、総じて苦戦いたしました。
このような状況のもとで当社は、昨年から取り組んできた事業構造改革による成果を得る年として当期を位置づけ、引き続き積極的な施策を推進してまいりました。昨年11月の平安堂の導入により大幅に増加したお客さまに対し、常に新しい「モノ」や「コト」を提案すべく、「ふれあいねこ展」、「ハローキティのワンダーランド~不思議アート~」など新規催事を開催するとともに、人気催事の「ショコラ ダムール」や「ズームイン!!サタデー 全国うまいもの博」についても新規商品を拡充し、再強化いたしました。また、各売場においてもポップアップ企画などを展開し、常に変化を感じていただける売場づくりに留意してまいりました。一方、4月には県下初登場の自然派化粧品の「ロクシタン」を導入するなど、地域一番の化粧品ゾーンをさらに強化し、広域からお客さまにご来店いただける品揃えを進めました。
さらに、ポイント制の新しいハウスカード「natoQ(ナトック)」を2月より発行し、カード会員を軸とした顧客の囲い込みを図ってまいりました。
子会社株式会社北長野ショッピングセンターにおきましては、主力のデイリーマートの売場改装による生鮮、惣菜コーナーの拡充を実施いたしました。
以上のような施策を積極的に展開いたしましたが、営業フロアの一部賃貸化による売上減少要因もあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は、4,578,777千円(前年同期比7.5%減)となりました。収支面におきましては、昨年より取り組んできた事業構造改革の効果により、営業利益41,612千円(前年同期営業損失12,981千円)、経常利益30,771千円(前年同期経常損失18,985千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益9,561千円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失42,624千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、主に固定資産の増加により、前連結会計年度末に比べ222,241千円増加して13,929,123千円となりました。
負債は、主に借入金の増加により、前連結会計年度末に比べ210,459千円増加して11,105,662千円となりました。
純資産は、主に利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ11,782千円増加して2,823,461千円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。