四半期報告書-第43期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/08 15:34
【資料】
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【項目】
29項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、内外需要の緩やかな回復基調により安定的に推移しており、個人消費においても雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな持ち直しをみせております。一方で、通信販売業界におきましては、電子商取引(EC)の急成長により市場の拡大は続いているものの、消費者のデフレマインドは根強く、企業間における価格競争の激化や物流コストの上昇など、依然として厳しい状況が続いております。
このような環境下におきまして、当社グループは引き続き主力4事業(総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業)の強化に取り組んで参りました。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は41,979百万円(前年同期比2.0%増)となり、営業利益は店舗販売事業やソリューション事業での減益や総合通販事業でのDMや商品の配送料値上げなどにより2,476百万円(同13.7%減)、経常利益は為替関連損益が大きくプラスに転じたことで4,517百万円(同27.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,866百万円(同7.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
[総合通販事業]
売上高は22,650百万円(同0.6%増)となりました。また、セグメント利益は原価率が改善した一方で、配送料の値上げなどにより1,295百万円(同16.1%減)となりました。
[専門通販事業]
化粧品事業の売上が好調だったことにより、売上高は11,179百万円(同5.3%増)となりました。また、セグメント利益は化粧品事業の好調に加え、看護師向け通販事業及び健康食品事業の収益性改善もあり、671百万円(同85.6%増)となりました。
[店舗販売事業]
アパレル店舗事業で天候不順等の影響により、売上高は3,498百万円(同3.9%減)となりました。また、セグメント利益は和装店舗事業が苦戦したこともあり、62百万円(同62.3%減)となりました。
[ソリューション事業]
通販代行サービスは堅調に推移したものの、大口クライアントの取引縮小で封入・同送サービスが苦戦したことにより、売上高は1,453百万円(同3.1%減)、セグメント利益は567百万円(同12.1%減)となりました。
[ファイナンス事業]
国内消費者金融事業の貸付金残高を伸ばしたことにより、売上高は910百万円(同9.8%増)、セグメント利益は354百万円(同26.7%増)となりました。
[プロパティ事業]
ホテル事業の売上増加が貢献し、売上高は1,210百万円(同20.1%増)となりました。一方でセグメント利益は新規ホテルの開業に向けた費用の増加等により46百万円(同41.5%減)となりました。
[その他の事業]
卸売事業などで売上を伸ばし、売上高は1,401百万円(同7.4%増)となりました。一方でセグメント損失は170百万円(前年同期は144百万円のセグメント損失)となりました。
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末比3,174百万円増加し、93,163百万円となりました。これは主に商品及び製品が3,377百万円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末比8,285百万円増加し、114,242百万円となりました。これは主に建物及び構築物が772百万円、土地が4,691百万円、建設仮勘定が765百万円、その他投資が1,906百万円増加したことによるものであります。この結果、資産合計は、前連結会計年度末比11,459百万円増加し、207,405百万円となりました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末比8,833百万円増加し、51,165百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が3,826百万円、短期借入金が2,622百万円、その他流動負債が2,166百万円増加したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末比424百万円減少し、60,131百万円となりました。これは主に長期借入金が349百万円減少したことによるものであります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末比8,408百万円増加し、111,297百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末比3,050百万円増加し、96,108百万円となりました。この結果、自己資本比率は45.7%となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 従業員数
当第1四半期連結累計期間末における従業員数は、前連結会計年度末より710名増加し、2,452名となっております。これは平成30年6月に実施した企業買収及び事業拡大に向けた新入社員の採用に伴うものであります。なお、従業員数は臨時従業員を除く就業人員数であります。