四半期報告書-第49期第2四半期(令和2年12月1日-令和3年2月28日)

【提出】
2021/04/14 15:15
【資料】
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【項目】
39項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動自粛が徐々に緩和され、個人消費は回復の兆しがみられたものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、2021年1月に11都道府県を対象とした緊急事態宣言が再発出され、依然として予断を許さない状況が続いております。
外食産業におきましては、新型コロナウイルス感染者数の減少や政府の景気刺激策などにより、徐々に売上高は回復の兆しがみられたものの、緊急事態宣言の再発出による外出自粛や営業時間短縮再要請などの影響により、依然として厳しい状況が続いております。また、テイクアウトやデリバリーの利用が急増するなど、外食業界をとりまく環境が大きく変化しております。
このような状況のもと、当社グループといたしましては、新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題とし、飛沫感染防止のため客席にパーテーションを設置するなど、お客様が安心・安全に御食事頂ける店舗環境作りに取り組んでまいりました。深夜営業を無くすことで従業員の安全を確保し、開店と閉店の作業時間を短縮することで店舗運営の効率化に努めてまいりました。
これらの取り組みの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、628億69百万円(前年同期比18.3%減)、営業損失は7億82百万円(前年同期は37億83百万円の営業利益)、経常損失は2億54百万円(前年同期は41億34百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は5億65百万円(前年同期は22億41百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①日本
新型コロナウイルス感染者数の減少や政府の景気刺激策などにより、売上高は回復傾向にありましたが、ソー
シャルディスタンス確保のために客席数を減少させた影響などにより、売上高は437億35百万円(前年同期比 23.8%減)、営業損失32億59百万円(前年同期は13億67百万円の営業利益)となりました。
②豪州
当社で使用する食材の製造等を行っており、売上高は23億89百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は3億
68百万円(前年同期比1618.7%増)となりました。
③アジア
中国経済は回復傾向にあるものの、香港における新型コロナウイルス感染症再拡大の影響などにより、売上高
は190億62百万円(前年同期比2.0%減)、営業利益は22億16百万円(前年同期比7.0%減)となりました。
当第2四半期連結会計年度末の総資産は1,207億86百万円となり、前連結会計年度末と比較して7億18百万円の増加となりました。主な要因は、現金及び預金の減少24億3百万円、有形固定資産の増加31億61百万円などであります。
負債合計は408億51百万円となり、前連結会計年度末と比較して11億38百万円の増加となりました。主な要因
は、リース債務の増加10億10百万円などであります。
純資産合計は799億35百万円となり、前連結会計年度末と比較して4億20百万円の減少となりました。この結
果、自己資本比率は65.6%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、399億17百万円(前年同期比34億30百万円の減少)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、49億76百万円(前年同期比22億55百万円の減少)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純損失6億35百万円、減価償却費52億13百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、49億54百万円(前年同期13億86百万円の増加)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出47億99百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、31億12百万円(前年同期比5億65百万円の減少)となりました。これは、主にリース債務の返済による支出22億25百万円、配当金の支払額8億86百万円等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。