半期報告書-第31期(2025/11/01-2026/10/31)
(1)業績の状況
当中間連結会計期間(2025年11月1日から2026年4月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境などの改善は見られるものの、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりにより、先行きは依然として不透明な状況が続いております。外食産業全般におきましても、原材料価格や人件費の上昇など、厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、特許技術である抗菌寿司カバー「鮮度くん」を開発・設置しているだけでなく、お客様が入れ替わるごとに醤油差しなどの備品を入れ替えるクリーンテーブル、従業員の技術や接客等を競うコンテストを海外子会社も含めた世界規模で開催し「現場力」を向上させ続けるなど、安心・安全で快適なお食事をしていただくためのさまざまな取り組みを行っております。
また、食べ終わったお寿司の皿5枚を各テーブルにある皿回収ポケットに入れるとゲームに挑戦でき、当たりが出ると景品がもらえる「ビッくらポン!」は、当社を代表するシステムで、2000年の導入から今に至るまで大変人気となっております。さらに、大手回転寿司チェーンの中で唯一、回転レーンでお寿司を提供しているだけでなく、エンターテインメント性を常に進化させ続けており、楽しい食体験を追求しております。
店舗開発につきましては、国内5店舗、米国5店舗、アジア2店舗の計12店舗を出店いたしました。この結果、当中間連結会計期間末の店舗数は、全て直営で699店舗(「無添蔵」5店舗、「くらおさかな市場」1店舗、米国84店舗、アジア62店舗を含む)となりました。
なお、2026年5月28日、大手会計事務所EY社が主催する国際的アントレプレナー(起業家)表彰制度の世界大会「EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2026」に、当社の田中邦彦社長が日本代表として選出され、参加いたしました。お客様の安心・安全のために、見えないところを大切にする企業理念、業界の常識を変える独自のビジネスモデル、海外へ積極的に展開し2013年にユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」の素晴らしさを世界に広めていること、持続可能な水産業への取り組みなどが総合的に評価されました。
セグメント業績は次のとおりであります。
①日本
日本国内におきましては、都心部を中心にインバウンド需要が拡大する一方で、実質賃金は2022年以降一貫して減少傾向にあり、特に地方においてはその傾向が強くなっております。そのような中、商品面では、カニの王様といわれる「本ズワイガニ」や食品添加物であるミョウバンを一切使用していない「うに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開だけでなく、自社セントラルキッチンの最新加工技術である二段階熟成をいかした超熟成まぐろや超熟成まふぐなどの「超熟成シリーズ」、食事の最初に手軽に少量サイズの野菜を食べることで健康習慣をサポートする「食前の一皿シリーズ」も販売を開始いたしました。また、販売促進面では、人気アニメ「ハイキュー!!」や「名探偵コナン」など人気のあるコンテンツとのコラボ企画の実施により、売上高は好調に推移いたしました。さらに、2026年3月2日、回転レーンで商品を流している店舗数が世界No.1であるとして、ギネス世界記録に認定されました。世界に誇る食文化ともいえる回転寿司を通じ、今後もお客様に「記憶に残る食体験」をお届けしてまいります。加えて、価格高騰が続いていたお米につきましては、ピークアウト感があるものの依然として高い水準が続く中、商品ごとのきめ細やかな商品設計を継続的に実施することで、適正な原価率のコントロールに努めました。
業界初の水産専門会社である「KURAおさかなファーム株式会社」で進めているAIを活用したスマート養殖により、サバを人工種苗から約800gの大型サイズまで育てることに成功いたしました。これは世界初といえる養殖技術です。このサイズまでの育成は漁業者の間でも実現困難と言われていましたが、AIの技術とKURAおさかなファームの職員の熱意により実現に至りました。2026年5月15日から期間限定、店舗限定ではありますが大型生さばとして販売も開始しており、脂乗りも抜群で非常に好評を得ています。
出店につきましては、都心店となる「下北沢店」、「御徒町店」を新規出店いたしました。
当社は財務戦略を重視し、さまざまな事業リスクに対応してまいりました。当社におきましては、前事業年度に引き続き実質無借金にて運営しており、当中間会計期間末の自己資本比率は67.9%と財務の健全性を維持しております。
この結果、売上高876億11百万円(前年同期比2.0%増)、経常利益32億12百万円(前年同期比7.8%減)となりました。
②北米
米国子会社 Kura Sushi USA,Inc.(KSU)におきましては、米国でも人気の「星のカービィ」や「ハローキティ」とのコラボ企画を実施いたしました。特に「星のカービィ」とのコラボ企画では、抗菌寿司カバー「鮮度くん」をカービィの顔をデザインした仕様にしたことなどがSNSなどで大変話題となり、たくさんのお客様にご来店いただきました。また、商品価格を一部見直したこともあり、KSUにおける当第2四半期(2025年12月~2026年2月)の既存店売上は、前年同期比108.6%と大変好調に推移いたしました。
出店につきましては、テキサス州の「フルーガービル店」を新規出店。年間16店舗の出店を目指し、積極的な店舗展開を推進しております。
この結果、売上高235億91百万円(前年同期比20.3%増)、経常損失7億15百万円(前年同期は経常損失7億2百万円)となりました。
③アジア
台湾子会社 亞洲藏壽司股份有限公司(KSA)におきましては、人気メニューを中心とした期間限定フェア開催や価格帯を広げた商品の展開によるメニューの魅力向上に加え、台湾でも人気の「サンリオファミリー」や「クレヨンしんちゃん」とのコラボ企画の展開により、売上高は好調に推移いたしました。2026年2月の春節期間におきましても大変多くのお客様にご来店いただきました。
また、出店につきましては、高雄市に「林園沿海路店」を新規出店いたしました。
この結果、売上高142億39百万円(前年同期比16.3%増)、経常利益4億21百万円(前年同期比97.5%増)となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高1,252億53百万円(前年同期比6.5%増)、経常利益29億17百万円(前年同期比2.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益18億35百万円(前年同期比6.1%減)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当中間連結会計期間末における資産総額は、1,643億69百万円となり、前連結会計年度末と比較して83億54百万円増加いたしました。これは、主に有形固定資産が100億85百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して49億86百万円増加し、747億43百万円となりました。これは、主に固定負債のリース債務が56億14百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては、主に親会社株主に帰属する中間純利益18億35百万円を計上したこと等により、前連結会計年度末と比較して33億68百万円増加し、896億26百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが73億20百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが71億75百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが34億30百万円の支出となりました。この結果、当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)残高は、期首より28億69百万円減少し、213億2百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動の結果得られた資金は73億20百万円(前年同期比63.3%増)となりました。これは、主に税金等調整前中間純利益が28億57百万円であったことに加えて、減価償却費が55億70百万円あった一方で、法人税等の支払額が4億2百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は71億75百万円(前年同期比11.0%減)となりました。これは有形固定資産の取得による支出が68億10百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は34億30百万円(前年同期は66億88百万円の収入)となりました。これは、リース債務の返済による支出が22億62百万円、配当金の支払額が7億95百万円あったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財政上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間(2025年11月1日から2026年4月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境などの改善は見られるものの、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりにより、先行きは依然として不透明な状況が続いております。外食産業全般におきましても、原材料価格や人件費の上昇など、厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、特許技術である抗菌寿司カバー「鮮度くん」を開発・設置しているだけでなく、お客様が入れ替わるごとに醤油差しなどの備品を入れ替えるクリーンテーブル、従業員の技術や接客等を競うコンテストを海外子会社も含めた世界規模で開催し「現場力」を向上させ続けるなど、安心・安全で快適なお食事をしていただくためのさまざまな取り組みを行っております。
また、食べ終わったお寿司の皿5枚を各テーブルにある皿回収ポケットに入れるとゲームに挑戦でき、当たりが出ると景品がもらえる「ビッくらポン!」は、当社を代表するシステムで、2000年の導入から今に至るまで大変人気となっております。さらに、大手回転寿司チェーンの中で唯一、回転レーンでお寿司を提供しているだけでなく、エンターテインメント性を常に進化させ続けており、楽しい食体験を追求しております。
店舗開発につきましては、国内5店舗、米国5店舗、アジア2店舗の計12店舗を出店いたしました。この結果、当中間連結会計期間末の店舗数は、全て直営で699店舗(「無添蔵」5店舗、「くらおさかな市場」1店舗、米国84店舗、アジア62店舗を含む)となりました。
なお、2026年5月28日、大手会計事務所EY社が主催する国際的アントレプレナー(起業家)表彰制度の世界大会「EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2026」に、当社の田中邦彦社長が日本代表として選出され、参加いたしました。お客様の安心・安全のために、見えないところを大切にする企業理念、業界の常識を変える独自のビジネスモデル、海外へ積極的に展開し2013年にユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」の素晴らしさを世界に広めていること、持続可能な水産業への取り組みなどが総合的に評価されました。
セグメント業績は次のとおりであります。
①日本
日本国内におきましては、都心部を中心にインバウンド需要が拡大する一方で、実質賃金は2022年以降一貫して減少傾向にあり、特に地方においてはその傾向が強くなっております。そのような中、商品面では、カニの王様といわれる「本ズワイガニ」や食品添加物であるミョウバンを一切使用していない「うに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開だけでなく、自社セントラルキッチンの最新加工技術である二段階熟成をいかした超熟成まぐろや超熟成まふぐなどの「超熟成シリーズ」、食事の最初に手軽に少量サイズの野菜を食べることで健康習慣をサポートする「食前の一皿シリーズ」も販売を開始いたしました。また、販売促進面では、人気アニメ「ハイキュー!!」や「名探偵コナン」など人気のあるコンテンツとのコラボ企画の実施により、売上高は好調に推移いたしました。さらに、2026年3月2日、回転レーンで商品を流している店舗数が世界No.1であるとして、ギネス世界記録に認定されました。世界に誇る食文化ともいえる回転寿司を通じ、今後もお客様に「記憶に残る食体験」をお届けしてまいります。加えて、価格高騰が続いていたお米につきましては、ピークアウト感があるものの依然として高い水準が続く中、商品ごとのきめ細やかな商品設計を継続的に実施することで、適正な原価率のコントロールに努めました。
業界初の水産専門会社である「KURAおさかなファーム株式会社」で進めているAIを活用したスマート養殖により、サバを人工種苗から約800gの大型サイズまで育てることに成功いたしました。これは世界初といえる養殖技術です。このサイズまでの育成は漁業者の間でも実現困難と言われていましたが、AIの技術とKURAおさかなファームの職員の熱意により実現に至りました。2026年5月15日から期間限定、店舗限定ではありますが大型生さばとして販売も開始しており、脂乗りも抜群で非常に好評を得ています。
出店につきましては、都心店となる「下北沢店」、「御徒町店」を新規出店いたしました。
当社は財務戦略を重視し、さまざまな事業リスクに対応してまいりました。当社におきましては、前事業年度に引き続き実質無借金にて運営しており、当中間会計期間末の自己資本比率は67.9%と財務の健全性を維持しております。
この結果、売上高876億11百万円(前年同期比2.0%増)、経常利益32億12百万円(前年同期比7.8%減)となりました。
②北米
米国子会社 Kura Sushi USA,Inc.(KSU)におきましては、米国でも人気の「星のカービィ」や「ハローキティ」とのコラボ企画を実施いたしました。特に「星のカービィ」とのコラボ企画では、抗菌寿司カバー「鮮度くん」をカービィの顔をデザインした仕様にしたことなどがSNSなどで大変話題となり、たくさんのお客様にご来店いただきました。また、商品価格を一部見直したこともあり、KSUにおける当第2四半期(2025年12月~2026年2月)の既存店売上は、前年同期比108.6%と大変好調に推移いたしました。
出店につきましては、テキサス州の「フルーガービル店」を新規出店。年間16店舗の出店を目指し、積極的な店舗展開を推進しております。
この結果、売上高235億91百万円(前年同期比20.3%増)、経常損失7億15百万円(前年同期は経常損失7億2百万円)となりました。
③アジア
台湾子会社 亞洲藏壽司股份有限公司(KSA)におきましては、人気メニューを中心とした期間限定フェア開催や価格帯を広げた商品の展開によるメニューの魅力向上に加え、台湾でも人気の「サンリオファミリー」や「クレヨンしんちゃん」とのコラボ企画の展開により、売上高は好調に推移いたしました。2026年2月の春節期間におきましても大変多くのお客様にご来店いただきました。
また、出店につきましては、高雄市に「林園沿海路店」を新規出店いたしました。
この結果、売上高142億39百万円(前年同期比16.3%増)、経常利益4億21百万円(前年同期比97.5%増)となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高1,252億53百万円(前年同期比6.5%増)、経常利益29億17百万円(前年同期比2.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益18億35百万円(前年同期比6.1%減)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当中間連結会計期間末における資産総額は、1,643億69百万円となり、前連結会計年度末と比較して83億54百万円増加いたしました。これは、主に有形固定資産が100億85百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して49億86百万円増加し、747億43百万円となりました。これは、主に固定負債のリース債務が56億14百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては、主に親会社株主に帰属する中間純利益18億35百万円を計上したこと等により、前連結会計年度末と比較して33億68百万円増加し、896億26百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが73億20百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが71億75百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが34億30百万円の支出となりました。この結果、当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)残高は、期首より28億69百万円減少し、213億2百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動の結果得られた資金は73億20百万円(前年同期比63.3%増)となりました。これは、主に税金等調整前中間純利益が28億57百万円であったことに加えて、減価償却費が55億70百万円あった一方で、法人税等の支払額が4億2百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は71億75百万円(前年同期比11.0%減)となりました。これは有形固定資産の取得による支出が68億10百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は34億30百万円(前年同期は66億88百万円の収入)となりました。これは、リース債務の返済による支出が22億62百万円、配当金の支払額が7億95百万円あったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財政上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。