四半期報告書-第26期第2四半期(令和2年6月1日-令和2年8月31日)

【提出】
2020/10/13 15:05
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、厳しい局面を迎えましたが、経済活動の再開により個人消費は回復の動きが見られます。
そのような社会情勢の中、当社グループは、リユースショップ運営企業として、不用品の買取換金、お買い得な生活関連用品の提供という社会インフラとしての役割を果たしていくため、3月から5月の外出自粛局面においては店舗の臨時休業や営業時間短縮を行い、5月下旬の緊急事態宣言の解除後も店舗における感染防止対策等を行いながら、店舗営業を継続してまいりました。
3月から5月にかけての外出自粛局面においては、臨時休業や営業時間短縮による来客減、ファッション需要の弱まりなどの影響が大きく、221,663千円の営業損失(前年同期比609,404千円減)となりました。一方で、6月から8月にかけての緊急事態宣言の解除以降の期間においては、来客数が回復し、3月から続いておりましたリユースへのニーズも伸長しており、前年同期の水準に近い営業損失41,715千円(前年同期比33,204千円減)まで回復しました。具体的には、テレワークの推進等により自宅で過ごす時間が増え、不用品の整理から買取ニーズが拡大しました。また自宅での生活をより快適にしたい、近隣で密を避けてレジャーを楽しみたいといった消費ニーズが広まり、家電や家具、ホビー・アウトドア用品の販売が伸びました。また、ファッション分野では、6月以降復調基調にあり、ブランド品については7月以降好調に転じました。
販売費及び一般管理費につきましては、新型コロナウイルスの影響の中でも雇用継続のため人件費を維持し、前期出店店舗の費用増加などにより、販管費率は64.6%と前年同期に対し、5.9pt上昇しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響による休業に対する助成金収入24,122千円を営業外収益に計上いたしました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高8,377,476千円(前年同期比7.6%減)、営業損失263,378千円(前年同期は営業利益379,230千円)、経常損失222,178千円(前年同期は経常利益421,771千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は266,079千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益288,185千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。
(リユース事業)
仕入では、単体の仕入は前年同期比14.7%減、買取チャネル別では、外出自粛や買取受付時間の短縮の影響により持込買取が同18.2%減となった一方、宅配買取は、自宅に居ながら不用品を売却したいというニーズが高まったことから、同26.9%増となりました。この結果、当期連結商品仕入高は前年同期比19.6%減となりました。
販売では、単体の売上は前年同期比4.9%減、単体既存店が同9.3%減となりました。カテゴリー別には、衣料とブランド品は3月から5月における外出自粛と休業による落ち込みが大きく影響いたしました。一方で、家電や家具、ホビー用品はテレワーク・巣ごもり需要により好調に推移いたしました。また、EC販売は自宅でのショッピング需要に対し、自社ECサイトでの出品を強化し、単体自社サイトでのEC販売額は前年同期比94.1%増となりました。
出店は、当第2四半期連結累計期間においては、単体にてトレファクスポーツ多磨南大沢店がオープンいたしました。当連結会計年度末における店舗数は、単体で直営店128店、FC店4店の合計132店、グループ全体で合計191店となります。
以上の結果から、売上高は8,180,109千円(前年同期比7.5%減)、セグメント利益は445,510千円(前年同期比52.2%減)となりました。
(その他)
レンタル事業の「Cariru」では、メイン商材のドレスレンタルが結婚式の中止や延期の影響を受けたことにより、レンタル事業の売上が前年同期比70.5%減と低調に推移しました。
システム事業では、グループ会社のデジタルクエストにおいて、当社で新たに開始したオークション事業に係るシステムなどの開発、保守に取り組みました。
以上の結果から、売上高は222,517千円(前年同期比3.1%減)、セグメント損失は44,551千円(前年同期はセグメント利益13,621千円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、商品が214,832千円減少、建物及び構築物(純額)が33,684千円増加、のれんが12,051千円減少、現金及び預金が72,072千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して189,755千円減少し、9,189,348千円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、短期借入金が326,324千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して172,185千円増加し、4,906,779千円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純損失を266,079千円計上したこと等により、前連結会計年度末と比較して361,940千円減少し、4,282,568千円となりました。
(3)キャッシュ・フローの分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ72,072千円増加し、1,690,703千円となりました。また当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは125千円の収入(前年同四半期は86,679千円の収入)となりました。これは主に減価償却費141,057千円、たな卸資産の減少額216,491千円があった一方で、税金等調整前四半期純損失216,471千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは190,622千円の支出(前年同四半期は274,472千円の支出)となりました。これは主に店舗新設に伴う有形固定資産の取得による支出92,582千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは255,495千円の収入(前年同四半期は246,499千円の支出)となりました。これは主に長期借入れによる収入280,000千円、短期借入金の純増減額326,324千円があった一方で、長期借入金の返済による支出262,082千円があったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。なお当社では、現時点で会社法施行規則における「財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針」は定めておりません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。