四半期報告書-第27期第1四半期(令和3年3月1日-令和3年5月31日)

【提出】
2021/07/14 15:06
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の再発令に伴い、大規模商業施設や飲食店の営業に影響が出るなど経済活動が制限され、また海外渡航の制限によりインバウンド需要は依然低迷していることなどから、国内消費はいまだ本格的な回復には至っておりません。
そのような中で、人々の断捨離習慣の定着や不用品の買取換金ニーズの増加から、身近なリユースショップの買取サービスへの底堅い需要があり、また、販売面でも、家電、家具、衣料品等の生活用品をお買い得に購入したいというニーズや自宅を快適に過ごすための家財の買い替え需要は、引き続き高い水準で推移しました。
当社におきましては、そのようなリユースへの需要を受けて、総合リユース業態、ファッション業態、スポーツ・アウトドア業態などの各業態が好調に推移し、リユース事業は堅調に推移しました。前年に比べ、衣料やブランド品などファッション分野の売上が大きく回復するとともに、「密」を避け、自宅周辺で買い物を済ませたいという理由から郊外店舗やEC売上は引き続き好調に推移しました。グループ会社においては、2021年1月から連結決算に組み込まれたピックアップジャパンの売上、利益が加わり、また、リユース事業を行うカインドオルも堅調に推移し、グループ全体の収益拡大につながりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高5,668,841千円(前年同期比43.2%増)、営業利益343,075千円(前年同期は営業損失221,663千円)、経常利益366,085千円(前年同期は経常損失211,773千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は245,099千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失214,718千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。
(リユース事業)
売上は前年同期比42.9%増、単体の既存店は同27.8%増となりました。カテゴリー別では、前年同期にコロナ禍の影響を強く受けた衣料は大きく回復し前年同期比45.7%増、在宅時間増加や在宅ワークによる家財の需要を受け生活雑貨が同25.8%増、家具が同12.3%増、また単体の好調な売上に加えて、ピックアップジャパンの売上が加わったことにより、服飾雑貨は同83.0%増、ホビー用品は同79.7%増と高い伸びとなりました。EC販売は、単体の自社サイトへの出品数が前年同期比134.3%増となり、自社サイトでの売上が同74.5%増、連結のEC全体の売上が同41.2%増と引き続き順調に伸長し、販売の底上げにつながりました。
仕入は、連結ではピックアップジャパンが加わったこともあり前年同期比63.1%増となり、単体でも44.6%増と大きく伸長しました。買取チャネル別では、前年同期はコロナ禍の影響を強く受けた持込買取がその反動もあり同56.1%増となり、引き続き好調の宅配買取は同36.3%増、出張買取が同44.1%増となりました。
出店は、当第1四半期連結累計期間においては、3店出店し、当連結会計年度末における店舗数は、単体で直営店135店、FC店4店の合計139店、グループ全体で合計206店となりました。
海外のタイ事業では、タイ国においても新型コロナウイルスの影響が強く出ている中でも収益回復に努め、増益となりました。また、4月に台湾に現地法人を設立し、今後の出店に向けての準備を開始しました。
以上の結果から、売上高は5,510,145千円(前年同期比42.9%増)、セグメント利益は746,936千円(前年同期比460.4%増)となりました。
(その他)
レンタル事業の「Cariru」では、コロナ禍の中でも結婚式などのイベント需要を取り込み、売上は前年同期比238.1%増と高い伸びを見せました。
以上の結果から、売上高は165,480千円(前年同期比35.5%増)、セグメント損失は8,012千円(前年同期はセグメント損失20,153千円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、売掛金が78,616千円増加、商品が184,398千円増加、建物及び構築物が58,381千円増加、敷金及び保証金が68,013千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して464,894千円増加し、10,882,449千円となりました。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、賞与引当金が98,428千円減少した一方で、短期借入金が211,980千円増加、長期借入金が93,609千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して295,191千円増加し、6,401,406千円となりました。
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益を245,099千円計上したこと等により、前連結会計年度末と比較して169,702千円増加し、4,481,043千円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。