四半期報告書-第28期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)

【提出】
2023/01/12 15:14
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの影響が続くなか、行動制限が解除されたこともあり、個人消費を中心に回復基調となりました。その一方、急激な円安等の為替動向や物価上昇などへの懸念から、依然として景気の先行きが不透明な状況が続いております。
リユース業界においては、社会のSDGs推進の動きとリユースへの意識の高まりを背景に、引き続き市場全体が拡大しております。そのような中で、身近なリユースショップの買取サービスへの需要は堅調に推移し、販売面でも、新品価格の高騰による節約志向の高まりもありリユース品のニーズは引き続き高い水準で推移しております。
当社グループにおきましては、9-11月の当第3四半期連結会計期間の営業利益は899,657千円と、計画を大きく上回り、第1四半期連結会計期間および第2四半期連結会計期間に続き、当第3四半期連結会計期間も過去最高の営業利益を達成しました。当第3四半期連結累計期間ではグループで16店出店し、既存店売上も堅調に推移しました。また、リユース事業を行う各グループ会社がいずれも堅調に推移し、増収増益となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高20,388,191千円(前年同期比20.7%増)、営業利益1,901,901千円(前年同期比227.7%増)、経常利益1,943,026千円(前年同期比213.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,263,401千円(前年同期比280.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(リユース事業)
連結売上が前年同期比20.9%増、単体の売上は同21.1%増、単体既存店が同10.5%増となりました。特に10月では販売促進のキャンペーンもあり、単体既存店売上は前年同期比19.0%増と好調に推移しました。カテゴリー別では、衣料は外出需要の回復を受けて前年同期比23.4%増、生活雑貨も同22.2%増となりました。電化製品は、6-7月に猛暑により夏物家電の販売が好調だったことなどから、前年同期比19.1%増となりました。また、金高騰の影響などもあり、服飾雑貨は前年同期比20.0%増、コロナ禍以降取り扱いを強めているホビー用品も同22.9%増と高い伸びとなりました。また、自社ECサイトでの出品業務の効率化を進めたことで、連結のEC販売額は前年同期比21.3%増となりました。
仕入では、当期連結商品仕入高は前年同期比23.7%増、単体の仕入は同20.8%増となりました。単体の買取チャネル別では、持込買取が同21.7%増と引き続き堅調に推移し、店舗以外の買取チャネルでは、宅配買取が同30.7%増と大幅増となり、出張買取も同26.2%増と好調に推移しました。
出店は、当第3四半期連結累計期間においては、単体にて総合リユース業態を4店、服飾専門リユース業態を9店、スポーツアウトドア専門リユース業態1店、ブランド専門リユース業態1店、計15店出店しました。出店地域も、関東10店、関西3店、中部2店となり、各地域にバランスよく出店が進みました。また、グループ会社のカインドオルではFC店を1店出店しました。当第3四半期連結会計期間末における店舗数は、単体で直営店164店、FC店4店の合計168店、グループ全体で合計236店となりました。
以上の結果から、売上高は19,821,299千円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益は2,884,763千円(前年同期比69.7%増)となりました。
(その他)
レンタル事業の「Cariru」では、結婚式などのイベント需要を取り込み、レンタル事業の売上は前年同期比91.3%増となりました。
以上の結果から、売上高は711,971千円(前年同期比36.9%増)、セグメント利益は174,766千円(前年同期比658.0%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、現金及び預金が147,133千円減少、売掛金が425,561千円増加、商品が1,086,057千円増加、建物及び構築物(純額)が277,257千円増加、敷金及び保証金が183,949千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して2,016,556千円増加し、13,826,207千円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、短期借入金が412,596千円増加、1年以内返済予定の長期借入金が103,984千円増加、未払法人税等が200,868千円増加、賞与引当金が95,164千円減少、長期借入金が93,165千円減少したこと等により、前連結会計年度末と比較して943,372千円増加し、7,857,059千円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益を1,263,401千円計上、自己株式が200,074千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して1,073,183千円増加し、5,969,147千円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。なお当社では、現時点で会社法施行規則における「財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」は定めておりません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。