四半期報告書-第26期第3四半期(令和2年9月1日-令和2年11月30日)

【提出】
2021/01/13 15:27
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、厳しい局面を迎えましたが、経済活動の再開により個人消費は回復の動きが見られました。一方で、感染再拡大のリスクが依然として懸念される状況にあります。
そのような社会情勢の中、当社グループは、リユースショップ運営企業として、不用品の買取換金、お買い得な生活関連用品の提供という社会インフラとしての役割を果たしていくため、3月から5月の外出自粛局面においては店舗の臨時休業や営業時間短縮を行い、5月下旬の緊急事態宣言の解除後も店舗における感染防止対策等を行いながら、店舗営業を継続してまいりました。
会計期間ごとの推移としては、3月-5月は緊急事態宣言下での営業により221,663千円の営業赤字、6月-8月は緊急事態宣言解除以降の来客回復により41,715千円の営業赤字まで縮小、9月-11月の第3四半期会計期間は、生活者の外出増などにより、来客数の回復や、衣料・服飾雑貨が単体で好調に転じたこと、在宅需要による家電や家具・ホビー用品の需要が続いたことなどから、経常利益が285,146千円と黒字に転じました。
販売費及び一般管理費につきましては、新型コロナウイルスの影響の中でも雇用継続のため人件費を維持したこと、前期出店店舗の費用増加などにより、販管費率は61.4%と前年同期に対し、3.9pt上昇しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響による休業に対する助成金収入36,052千円を営業外収益に計上いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高13,428,879千円(前年同期比4.5%減)、営業利益1,047千円(前年同期比99.9%減)、経常利益62,967千円(前年同期比91.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失75,083千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益527,413千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。
(リユース事業)
仕入では、当第3四半期累計期間においては、単体の仕入が前年同期比6.1%減となりましたが、第3四半期会計期間においては、単体既存店の持込買取額が前年同期比0.9%増と回復しました。買取チャネル別では、第1四半期の落ち込みの影響により単体の持込買取が同8.3%減となった一方、宅配買取は、自宅に居ながら不用品を売却したいというニーズが高まったことから、3月より好調に推移しており、同25.1%増となりました。この結果、当期連結商品仕入高は前年同期比11.9%減となりました。
販売では、連結売上が第3四半期会計期間は前年同期比1.1%増と増収に転じ、第3四半期累計期間でも同4.5%減まで回復しました。単体の当第3四半期累計期間の売上は前年同期比1.3%減、単体既存店が同5.8%減となりました。カテゴリー別では、衣料とブランド品が回復し、第3四半期会計期間において、単体全店ではそれぞれ前年同期比6.0%増、同3.3%増と好調に転じました。また、EC販売は自宅でのショッピング需要増加を背景に、自社ECサイトでの出品強化を継続したことにより、単体自社サイトでのEC販売額は前年同期比91.2%増となりました。
出店は、当第3四半期連結累計期間においては、7月より出店を再開し、直営店の総合リユース業態「トレジャーファクトリー」を2店、服飾専門リユース業態「トレファクスタイル」を2店、スポーツ・アウトドア業態「トレファクスポーツ」を1店、古着アウトレット業態「ユーズレット」を1店をオープンいたしました。当連結会計年度末における店舗数は、単体で直営店133店、FC店4店の合計137店となります。
以上の結果から、売上高は13,089,674千円(前年同期比4.1%減)、セグメント利益は982,928千円(前年同期比34.0%減)となりました。
(その他)
レンタル事業の「Cariru」では、メイン商材のドレスが結婚式の中止や延期の影響を受けたものの、延期された結婚式や入学式、卒業式などの需要を取り込み、レンタル事業の売上は前年同期比61.6%減となりました。
システム事業では、グループ会社のデジタルクエストにおいて、当社で新たに開始したオークション事業に係るシステムなどの開発、保守に取り組みました。
以上の結果から、売上高は371,035千円(前年同期比12.8%減)、セグメント損失は45,629千円(前年同期はセグメント利益56,470千円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、商品が49,416千円減少、建物及び構築物(純額)が33,710千円増加、のれんが18,077千円減少、現金及び預金が110,524千円減少、投資その他の資産のその他に含まれる投資有価証券が488,191千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して423,110千円増加し、9,802,214千円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、短期借入金が462,564千円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して618,215千円増加し、5,352,809千円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純損失75,083千円計上したこと等により、前連結会計年度末と比較して195,104千円減少し、4,449,404千円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
2021年2月期通期の連結業績予想につきましては、2020年10月13日に公表いたしました連結業績予想から変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。