四半期報告書-第119期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/24 12:05
【資料】
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【項目】
102項目
以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の状況は以下のとおりとなりました。
預 金
個人預金、法人預金および公金の増加により、前連結会計年度末比473億円増加し3兆283億円(譲渡性預金を含む。)となりました。
貸 出 金
事業先向け貸出および国・地公体向け貸出の減少により、前連結会計年度末比365億円減少し1兆7,983億円となりました。
有価証券
前連結会計年度末比771億円増加し、8,330億円となりました。
損 益
経常収益は、国債等債券売却益の減少により前第2四半期連結累計期間比18億6千5百万円減少し、201億1千9百万円となりました。経常費用は、貸倒引当金の算定方法を一部変更し、予防的な引当の増加を図ったことから与信関係費用は増加しましたが、国債等債券売却損・償還損および株式等売却損の減少により、27億3千万円減少し170億2千5百万円となりました。
この結果、経常利益は前第2四半期連結累計期間比8億6千4百万円増加し30億9千3百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は、3億1百万円増加し19億4千6百万円となりました。
セグメントごとの業績は、銀行業務は、経常収益が17億9千5百万円減少の178億4千9百万円、経常利益は8億1千万円増加の32億2百万円となりました。リース業務は、経常収益が5千5百万円減少の24億円、経常利益は4千万円減少の3千9百万円となりました。クレジットカード業務等のその他の業務は、経常収益が6千5百万円増加の6億8千7百万円、経常利益は1億4千8百万円増加の2億6千万円となりました。
国内・国際業務部門別収支
資金運用収支につきましては、国内業務部門で前第2四半期連結累計期間比276百万円(2.3%)増加し、国際業務部門で前第2四半期連結累計期間比33百万円(41.7%)増加したことから、合計では前第2四半期連結累計期間比308百万円(2.5%)増加しました。
役務取引等収支につきましては、国際業務部門で前第2四半期連結累計期間比1百万円(14.2%)減少したものの、国内業務部門で前第2四半期連結累計期間比30百万円(1.3%)増加したことから、合計では前第2四半期連結累計期間比29百万円(1.3%)増加しました。
その他業務収支につきましては、国際業務部門で前第2四半期連結累計期間比36百万円減少したものの、国内業務部門で前第2四半期連結累計期間比213百万円増加したことから、合計では前第2四半期連結累計期間比179百万円増加しました。
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第2四半期連結累計期間11,7807911,860
当第2四半期連結累計期間12,05611212,168
うち資金運用収益前第2四半期連結累計期間11,9071332
12,038
当第2四半期連結累計期間12,1151380
12,252
うち資金調達費用前第2四半期連結累計期間126532
177
当第2四半期連結累計期間59250
84
役務取引等収支前第2四半期連結累計期間2,15572,163
当第2四半期連結累計期間2,18562,192
うち役務取引等収益前第2四半期連結累計期間3,200123,213
当第2四半期連結累計期間3,186123,198
うち役務取引等費用前第2四半期連結累計期間1,04551,050
当第2四半期連結累計期間1,00151,006
その他業務収支前第2四半期連結累計期間△6010140
当第2四半期連結累計期間15365219
うちその他業務収益前第2四半期連結累計期間4,8161464,962
当第2四半期連結累計期間3,1161573,273
うちその他業務費用前第2四半期連結累計期間4,877444,921
当第2四半期連結累計期間2,962913,054

(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前第2四半期連結累計期間0百万円、当第2四半期連結累計期間0百万円)を控除して表示しております。
3.資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
国内・国際業務部門別役務取引の状況
国内業務部門
役務取引等収益が前第2四半期連結累計期間比14百万円(0.4%)減少し、役務取引等費用が前第2四半期連結累計期間比44百万円(4.2%)減少しました。この結果、役務取引等収支は前第2四半期連結累計期間比30百万円(1.3%)増加し、2,185百万円となりました。
国際業務部門
役務取引等収益が前第2四半期連結累計期間比0百万円(0.0%)減少し、役務取引等費用が前第2四半期連結累計期間比0百万円(0.0%)減少しました。この結果、役務取引等収支は前第2四半期連結累計期間比1百万円(14.2%)減少し、6百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前第2四半期連結累計期間3,200123,213
当第2四半期連結累計期間3,186123,198
うち預金・貸出業務前第2四半期連結累計期間942-942
当第2四半期連結累計期間908-908
うち為替業務前第2四半期連結累計期間82212835
当第2四半期連結累計期間84312855
うち証券関連業務前第2四半期連結累計期間25-25
当第2四半期連結累計期間18-18
うち代理業務前第2四半期連結累計期間60-60
当第2四半期連結累計期間69-69
うち保護預り・貸金庫業務前第2四半期連結累計期間11-11
当第2四半期連結累計期間11-11
うち保証業務前第2四半期連結累計期間1510151
当第2四半期連結累計期間152-152
うちクレジット・カード業務前第2四半期連結累計期間447-447
当第2四半期連結累計期間438-438
役務取引等費用前第2四半期連結累計期間1,04551,050
当第2四半期連結累計期間1,00151,006
うち為替業務前第2四半期連結累計期間1244129
当第2四半期連結累計期間1284132

(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。
国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第2四半期連結会計期間2,760,5904,7952,765,385
当第2四半期連結会計期間2,913,9583,9922,917,951
うち流動性預金前第2四半期連結会計期間1,708,275-1,708,275
当第2四半期連結会計期間1,857,871-1,857,871
うち定期性預金前第2四半期連結会計期間1,026,426-1,026,426
当第2四半期連結会計期間1,033,490-1,033,490
うちその他前第2四半期連結会計期間25,8894,79530,684
当第2四半期連結会計期間22,5963,99226,589
譲渡性預金前第2四半期連結会計期間128,228-128,228
当第2四半期連結会計期間110,362-110,362
総合計前第2四半期連結会計期間2,888,8194,7952,893,614
当第2四半期連結会計期間3,024,3213,9923,028,313

(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3.定期性預金=定期預金+定期積金
国内・国際業務部門別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第2四半期連結会計期間当第2四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内業務部門
(除く特別国際金融取引勘定分)
1,736,732100.001,796,426100.00
製造業185,62910.69182,76710.17
農業、林業9,0790.529,1760.51
漁業2,8710.172,7890.15
鉱業、採石業、砂利採取業20,4031.1821,7541.21
建設業74,6854.3073,6954.10
電気・ガス・熱供給・水道業74,5744.2983,0724.62
情報通信業18,6561.0716,6750.93
運輸業、郵便業58,0123.3452,0452.90
卸売業、小売業166,4919.59158,2188.81
金融業、保険業91,0465.2480,6044.49
不動産業、物品賃貸業154,1758.88160,0198.91
学術研究、専門・技術サービス業6,5780.387,7090.43
宿泊業12,3760.7111,8890.66
飲食業10,5230.6110,8220.60
生活関連サービス業、娯楽業10,1020.5810,3410.58
教育、学習支援業2,7780.163,3450.19
医療・福祉64,2933.7066,4993.70
その他のサービス25,6151.4824,9871.39
国、地方公共団体357,67220.59426,44423.74
その他391,16322.52393,56621.91
国際業務部門及び特別国際金融取引勘定分5,182100.001,913100.00
政府等----
金融機関87016.801306.79
その他4,31183.201,78393.21
合計1,741,914-1,798,340-

(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比766億7千5百万円増加し、8,586億5千4百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、預金等の資金調達勘定の増加額が貸出金等の資金運用勘定の増加額を上回ったことを主因に、1,569億7千6百万円の収入となりました。(前第2四半期連結累計期間比787億8千2百万円の収入増加)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が、有価証券の売却及び償還による収入を上回ったことを主因に、796億7千9百万円の支出となりました。(前第2四半期連結累計期間比472億6千9百万円の支出増加)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金支払いを主因に、6億2千2百万円の支出となりました。(前第2四半期連結累計期間比9千8百万円の支出減少)
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)主要な設備
a 主要な設備の状況
当第2四半期連結累計期間において完成した主要な設備の新設はありません。
b 設備の新設、除却等の計画
当第2四半期連結累計期間に新たに確定した重要な設備の新設、除却等の計画は次のとおりであります。
会社名店舗名
その他
所在地区分セグメントの名称設備の内容投資予定金額
(百万円)
資金調達
方法
着手年月完了予定年月
総額既支払額
当行湯沢支店秋田県
湯沢市
新築
移転
銀行業務店舗496150自己資金2021年6月2021年11月

(自己資本比率の状況)
(参考)
自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては粗利益配分手法をそれぞれ採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2021年9月30日
1.連結自己資本比率(2/3)12.27
2.連結における自己資本の額1,470
3.リスク・アセットの額11,976
4.連結総所要自己資本額479

単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2021年9月30日
1.自己資本比率(2/3)11.81
2.単体における自己資本の額1,403
3.リスク・アセットの額11,876
4.単体総所要自己資本額475

(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の中間貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに中間貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
債権の区分2020年9月30日2021年9月30日
金額(億円)金額(億円)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権8782
危険債権276335
要管理債権1922
正常債権17,32617,850