四半期報告書-第141期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
以下の記載における将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年12月31日)における我が国の経済は、秋口以降新型コロナウイルス感染症も落ち着きを見せ、個人消費・生産の持ち直し、経済活動の再開も期待されていました。しかし、12月末からオミクロン株の感染急拡大により第6波が到来しており、再び社会活動・経済活動、お取引先への影響が懸念される状況です。
このような状況のもと、当行では、2020年4月に立ち上げた中期経営計画『未来共創プラン ステージⅡ』の諸施策の実施に取組みました。
当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、連結経常収益は、有価証券利息配当金の増加や役務取引等収益の増加、国債等債券売却益の増加により、前年同期比51億92百万円(5.9%)増収の927億25百万円となりました。
連結経常費用は、国債等債券売却損は増加しましたが、資金調達コストの減少や営業経費の削減、与信費用の減少による影響が大きく、前年同期比5億46百万円(0.8%)減少の675億49百万円となりました。
これらの結果、連結経常利益は前年同期比57億37百万円(29.5%)増益の251億75百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比45億6百万円(33.8%)増益の178億32百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は下記のとおりです。
[銀行業]
経常収益は、有価証券利息配当金や投資銀行業務手数料の増加、預り資産販売業務の回復により、前年同期比44億88百万円(6.0%)増収の792億50百万円となりました。経常利益は、経常収益の増加に加え、外貨調達コストや営業経費、与信費用の減少により、前年同期比56億34百万円(31.5%)増益の234億69百万円となりました。
[リース業]
経常収益は、銀行紹介案件増加によるリース売上の増加を主因に前年同期比3億73百万円(3.9%)増収の98億29百万円となりました。経常利益は、経常収益が増加したものの、売上原価や与信コストの増加による影響が大きく、前年同期比4億66百万円(80.0%)減益の1億16百万円となりました。
[証券業]
経常収益は、手数料収入の増加を主因に、前年同期比6億55百万円(31.1%)増収の27億60百万円となりました。経常利益は、経常収益の増収を受け、前年同期比4億51百万円(850.9%)増益の5億4百万円となりました。
[その他]
経常収益は、事務受託手数料の減少を主因に、前年同期比30百万円(0.7%)減収の40億17百万円となりました。経常利益は、経常収益が減少したものの、信用保証業における与信費用の減少による影響が大きく、前年同期比2億25百万円(15.3%)増益の16億87百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、「資産の部」につきましては、「現金預け金」「コールローン」などの短期運用資金は、後述の預金残高の増加に伴い、前連結会計年度末比増加しました。「貸出金」は事業性資金、個人向け貸出ともに増加し、前連結会計年度末比増加しました。「有価証券」は金利や株価動向を踏まえ機動的に運用した結果、国債を中心に前連結会計年度末比減少しました。これらの結果、当第3四半期連結会計期間末の「資産の部」合計は前連結会計年度末比1兆100億円増加し、10兆1,631億円となりました。
「負債の部」につきましては、「預金」および「譲渡性預金」は、新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動の低迷に伴い滞留したことから、個人・法人で大きく増加し、前連結会計年度末比増加しました。このほか、「債券貸借取引受入担保金」「借用金」も増加し、当第3四半期連結会計期間末の「負債の部」合計は前連結会計年度末比9,926億円増加し、9兆5,835億円となりました。
「純資産の部」につきましては、「その他有価証券評価差額金」の増加や利益の積み上げにより、前連結会計年度末比175億円増加し、5,796億円となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当行グループの経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
国内・海外別収支
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。
2 「海外」とは、当行の海外店であります。
3 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間6百万円、当第3四半期連結累計期間6百万円)を控除して表示しております。
4 本支店勘定利息を相殺消去しております。
5 前第3四半期連結累計期間において「その他経常収益」に計上しておりました保険の受取配当金の一部については、第1四半期連結会計期間より「役務取引等費用」から控除しており、前第3四半期連結累計期間の計数の組替を行っております。
国内・海外別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)であります。
2 「海外」とは、当行の海外店であります。
3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
4 定期性預金=定期預金
国内・海外別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店であります。
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。
① 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)
(注) 共同信託他社管理財産はありません。
② 元本補填契約のある信託財産の運用/受入状況(末残)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年12月31日)における我が国の経済は、秋口以降新型コロナウイルス感染症も落ち着きを見せ、個人消費・生産の持ち直し、経済活動の再開も期待されていました。しかし、12月末からオミクロン株の感染急拡大により第6波が到来しており、再び社会活動・経済活動、お取引先への影響が懸念される状況です。
このような状況のもと、当行では、2020年4月に立ち上げた中期経営計画『未来共創プラン ステージⅡ』の諸施策の実施に取組みました。
当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、連結経常収益は、有価証券利息配当金の増加や役務取引等収益の増加、国債等債券売却益の増加により、前年同期比51億92百万円(5.9%)増収の927億25百万円となりました。
連結経常費用は、国債等債券売却損は増加しましたが、資金調達コストの減少や営業経費の削減、与信費用の減少による影響が大きく、前年同期比5億46百万円(0.8%)減少の675億49百万円となりました。
これらの結果、連結経常利益は前年同期比57億37百万円(29.5%)増益の251億75百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比45億6百万円(33.8%)増益の178億32百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は下記のとおりです。
[銀行業]
経常収益は、有価証券利息配当金や投資銀行業務手数料の増加、預り資産販売業務の回復により、前年同期比44億88百万円(6.0%)増収の792億50百万円となりました。経常利益は、経常収益の増加に加え、外貨調達コストや営業経費、与信費用の減少により、前年同期比56億34百万円(31.5%)増益の234億69百万円となりました。
[リース業]
経常収益は、銀行紹介案件増加によるリース売上の増加を主因に前年同期比3億73百万円(3.9%)増収の98億29百万円となりました。経常利益は、経常収益が増加したものの、売上原価や与信コストの増加による影響が大きく、前年同期比4億66百万円(80.0%)減益の1億16百万円となりました。
[証券業]
経常収益は、手数料収入の増加を主因に、前年同期比6億55百万円(31.1%)増収の27億60百万円となりました。経常利益は、経常収益の増収を受け、前年同期比4億51百万円(850.9%)増益の5億4百万円となりました。
[その他]
経常収益は、事務受託手数料の減少を主因に、前年同期比30百万円(0.7%)減収の40億17百万円となりました。経常利益は、経常収益が減少したものの、信用保証業における与信費用の減少による影響が大きく、前年同期比2億25百万円(15.3%)増益の16億87百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、「資産の部」につきましては、「現金預け金」「コールローン」などの短期運用資金は、後述の預金残高の増加に伴い、前連結会計年度末比増加しました。「貸出金」は事業性資金、個人向け貸出ともに増加し、前連結会計年度末比増加しました。「有価証券」は金利や株価動向を踏まえ機動的に運用した結果、国債を中心に前連結会計年度末比減少しました。これらの結果、当第3四半期連結会計期間末の「資産の部」合計は前連結会計年度末比1兆100億円増加し、10兆1,631億円となりました。
「負債の部」につきましては、「預金」および「譲渡性預金」は、新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動の低迷に伴い滞留したことから、個人・法人で大きく増加し、前連結会計年度末比増加しました。このほか、「債券貸借取引受入担保金」「借用金」も増加し、当第3四半期連結会計期間末の「負債の部」合計は前連結会計年度末比9,926億円増加し、9兆5,835億円となりました。
「純資産の部」につきましては、「その他有価証券評価差額金」の増加や利益の積み上げにより、前連結会計年度末比175億円増加し、5,796億円となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当行グループの経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
国内・海外別収支
種類 | 期別 | 国内 | 海外 | 相殺消去額(△) | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
資金運用収支 | 前第3四半期連結累計期間 | 44,585 | 419 | - | 45,005 |
当第3四半期連結累計期間 | 46,606 | 402 | - | 47,009 | |
うち資金運用収益 | 前第3四半期連結累計期間 | 49,844 | 676 | 117 | 50,403 |
当第3四半期連結累計期間 | 50,325 | 537 | 36 | 50,826 | |
うち資金調達費用 | 前第3四半期連結累計期間 | 5,258 | 257 | 117 | 5,398 |
当第3四半期連結累計期間 | 3,718 | 134 | 36 | 3,816 | |
信託報酬 | 前第3四半期連結累計期間 | 0 | - | - | 0 |
当第3四半期連結累計期間 | 0 | - | - | 0 | |
役務取引等収支 | 前第3四半期連結累計期間 | 11,003 | 9 | - | 11,012 |
当第3四半期連結累計期間 | 11,749 | 14 | - | 11,764 | |
うち役務取引等収益 | 前第3四半期連結累計期間 | 13,531 | 17 | - | 13,549 |
当第3四半期連結累計期間 | 14,230 | 25 | - | 14,256 | |
うち役務取引等費用 | 前第3四半期連結累計期間 | 2,528 | 8 | - | 2,537 |
当第3四半期連結累計期間 | 2,481 | 11 | - | 2,492 | |
その他業務収支 | 前第3四半期連結累計期間 | 8,150 | 0 | - | 8,150 |
当第3四半期連結累計期間 | 6,967 | 1 | - | 6,968 | |
うちその他業務収益 | 前第3四半期連結累計期間 | 17,271 | 0 | - | 17,271 |
当第3四半期連結累計期間 | 20,644 | 1 | - | 20,645 | |
うちその他業務費用 | 前第3四半期連結累計期間 | 9,120 | 0 | - | 9,121 |
当第3四半期連結累計期間 | 13,676 | - | - | 13,676 |
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。
2 「海外」とは、当行の海外店であります。
3 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間6百万円、当第3四半期連結累計期間6百万円)を控除して表示しております。
4 本支店勘定利息を相殺消去しております。
5 前第3四半期連結累計期間において「その他経常収益」に計上しておりました保険の受取配当金の一部については、第1四半期連結会計期間より「役務取引等費用」から控除しており、前第3四半期連結累計期間の計数の組替を行っております。
国内・海外別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類 | 期別 | 国内 | 海外 | 合計 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
預金合計 | 前第3四半期連結会計期間 | 7,251,763 | 57,804 | 7,309,568 |
当第3四半期連結会計期間 | 7,556,255 | 61,548 | 7,617,803 | |
うち流動性預金 | 前第3四半期連結会計期間 | 5,251,207 | 1,232 | 5,252,440 |
当第3四半期連結会計期間 | 5,592,349 | 835 | 5,593,185 | |
うち定期性預金 | 前第3四半期連結会計期間 | 1,857,014 | 56,571 | 1,913,586 |
当第3四半期連結会計期間 | 1,851,053 | 60,712 | 1,911,766 | |
うちその他 | 前第3四半期連結会計期間 | 143,541 | - | 143,541 |
当第3四半期連結会計期間 | 112,852 | - | 112,852 | |
譲渡性預金 | 前第3四半期連結会計期間 | 276,522 | - | 276,522 |
当第3四半期連結会計期間 | 236,683 | - | 236,683 | |
総合計 | 前第3四半期連結会計期間 | 7,528,286 | 57,804 | 7,586,090 |
当第3四半期連結会計期間 | 7,792,938 | 61,548 | 7,854,487 |
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)であります。
2 「海外」とは、当行の海外店であります。
3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
4 定期性預金=定期預金
国内・海外別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別 | 前第3四半期連結会計期間 | 当第3四半期連結会計期間 | ||
金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
国内(除く特別国際金融取引勘定分) | 5,087,766 | 100.00 | 5,169,001 | 100.00 |
製造業 | 719,990 | 14.15 | 687,098 | 13.29 |
農業,林業 | 8,220 | 0.16 | 11,470 | 0.22 |
漁業 | 2,671 | 0.05 | 2,433 | 0.05 |
鉱業,採石業,砂利採取業 | 2,253 | 0.04 | 2,620 | 0.05 |
建設業 | 153,028 | 3.01 | 154,307 | 2.99 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 249,814 | 4.91 | 265,070 | 5.13 |
情報通信業 | 19,893 | 0.39 | 11,261 | 0.22 |
運輸業,郵便業 | 249,603 | 4.91 | 242,257 | 4.69 |
卸売業,小売業 | 566,483 | 11.13 | 562,645 | 10.88 |
金融業,保険業 | 409,619 | 8.05 | 505,623 | 9.78 |
不動産業,物品賃貸業 | 711,766 | 13.99 | 715,234 | 13.84 |
各種のサービス業 | 332,678 | 6.55 | 335,204 | 6.48 |
地方公共団体 | 457,239 | 8.99 | 441,289 | 8.54 |
その他 | 1,204,502 | 23.67 | 1,232,483 | 23.84 |
海外及び特別国際金融取引勘定分 | 21,918 | 100.00 | 19,961 | 100.00 |
政府等 | - | - | - | - |
金融機関 | 10,065 | 45.92 | 5,319 | 26.65 |
その他 | 11,853 | 54.08 | 14,641 | 73.35 |
合計 | 5,109,684 | ― | 5,188,962 | ― |
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店であります。
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。
① 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)
資産 | ||||
科目 | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | 当第3四半期連結会計期間末 (2021年12月31日) | ||
金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
有価証券 | 18 | 0.37 | 18 | 0.27 |
有形固定資産 | 198 | 3.88 | 136 | 1.94 |
銀行勘定貸 | 4,857 | 95.00 | 6,837 | 97.26 |
現金預け金 | 38 | 0.75 | 37 | 0.53 |
合計 | 5,113 | 100.00 | 7,029 | 100.00 |
負債 | ||||
科目 | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | 当第3四半期連結会計期間末 (2021年12月31日) | ||
金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
金銭信託 | 4,897 | 95.77 | 6,886 | 97.97 |
土地及びその定着物の信託 | 152 | 2.99 | 142 | 2.03 |
包括信託 | 63 | 1.24 | - | - |
合計 | 5,113 | 100.00 | 7,029 | 100.00 |
(注) 共同信託他社管理財産はありません。
② 元本補填契約のある信託財産の運用/受入状況(末残)
前連結会計年度末 (2021年3月31日) | 当第3四半期連結会計期間末 (2021年12月31日) | |||||
金銭信託 (百万円) | 貸付信託 (百万円) | 合計 (百万円) | 金銭信託 (百万円) | 貸付信託 (百万円) | 合計 (百万円) | |
銀行勘定貸 | 4,269 | - | 4,269 | 6,182 | - | 6,182 |
資産計 | 4,269 | - | 4,269 | 6,182 | - | 6,182 |
元本 | 4,269 | - | 4,269 | 6,182 | - | 6,182 |
負債計 | 4,269 | - | 4,269 | 6,182 | - | 6,182 |