有価証券報告書-第212期(2023/04/01-2024/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
2023年度のわが国経済につきましては、海外経済の回復ペースが鈍化している影響を受けつつも、設備投資は緩やかに増加し、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移するなど、景気は緩やかに回復しました。このような状況下、日本銀行は、2024年3月、2%の「物価安定の目標」が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断し、2016年1月から続けたマイナス金利政策を解除しました。しかしながら、各国中央銀行の今後の金融政策の動向やウクライナ・中東等を巡る地政学的リスクの高まり、高成長が続いてきた中国経済の減速等、不確実性は高く、先行きについては下振れリスクが大きいと考えられます。
この間、金融市場では、デフレからの脱却・日本企業の変化への期待・新NISA(少額投資非課税制度)導入などを背景に年度末にかけて株高が進行したほか、為替市場では欧米において金融政策の引締めが進み、我が国との金利差が拡大する中、振れをともないつつも円安が進行しました。また、長期金利は日本銀行による金融政策の変更が意識され、緩やかに上昇しました。
県内経済につきましても、企業の生産活動がやや弱めとなっているものの、国内景気と同様、設備投資が堅調に推移し、個人消費が緩やかに改善するなど基調としては持ち直しの動きとなりました。
このような環境下、当期は、長期経営計画「Growing beyond 130th」の初年度にあたり、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。
こうした中、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。
(財政状態、経営成績)
預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努めました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、個人預金は順調に増加したものの、法人預金・公金預金が減少したことから、前連結会計年度末比487億円減少し、当連結会計年度末残高は3兆3,318億円となりました。個人年金保険等の預かり資産残高は、前連結会計年度末比232億円増加し、当連結会計年度末残高は2,671億円となりました。また、金融商品仲介業務における預かり資産残高は、前連結会計年度末比2,455億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆353億円となりました。
貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比1,704億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆3,427億円となりました。
有価証券につきましては、株価の上昇による株式の増加を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比1,151億円増加し、1兆505億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、前連結会計年度末比633億円増加し、1,258億円の評価益となりました。
当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益が減収となったことなどから、前連結会計年度比119億74百万円減収の761億7百万円となりました。
一方、経常費用は、貸倒引当金繰入額が増加となったものの、外国債券を中心に国債等債券売却損が減少したことなどから、前連結会計年度比131億70百万円減少の594億82百万円となりました。
この結果、経常利益は、前連結会計年度比11億96百万円増益の166億24百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比10億56百万円増益の112億63百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 銀行業
銀行業の経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益の減収などから、前連結会計年度比128億89百万円減収の606億28百万円となりました。一方、経常利益は、国債等債券売却損など経常費用が減少したことから、前連結会計年度比12億86百万円増益の164億31百万円となりました。
② リース業
リース業の経常収益は、リース売上高の増収から、前連結会計年度比8億8百万円増収の162億37百万円となりました。一方、経常利益は、与信費用など経常費用が増加したことから、前連結会計年度比2億17百万円減益の5億89百万円となりました。
(キャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加及び預金の減少などにより、314億64百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では2,902億91百万円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、446億44百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1,378億94百万円の減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、42億54百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億52百万円の減少となりました。
この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比803億62百万円減少し、3,761億32百万円となりました。
(参考)
① 国内・国際業務部門別収支
当連結会計年度の資金運用収支は、資金調達費用の増加などから、前連結会計年度比3億円減益の361億円となりました。
また、役務取引等収支は、前連結会計年度比5億円増益の87億円となりました。
その他業務収支は、金融派生商品収益などその他業務収益が減収となったものの、国債等債券売却損などその他業務費用が減少したことなどから、前連結会計年度比161億円増益の21億円となりました。
(注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。
2 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
3 資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。
② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況
イ 国内業務部門
当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券が増加したことから前連結会計年度比230億円増加の3兆5,618億円となりました。
また、資金調達勘定の平均残高は、預金及びコールマネーが増加したことから前連結会計年度比192億円増加の3兆4,487億円となりました。
利回りでは、資金運用勘定の利回りは、有価証券利息等の増加から前連結会計年度比0.03ポイント上昇の0.99%となり、資金調達勘定の利回りは、前連結会計年度比0.01ポイント上昇し0.02%となりました。
この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比12億円増収の354億円、資金調達利息は、前連結会計年度比2億円増加の9億円となりました。
(注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引であります。
2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,458百万円、当連結会計年度19,796百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度85百万円、当連結会計年度114百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。
ロ 国際業務部門
当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、有価証券及びコールローンが減少したことから、前連結会計年度比1,294億円減少の2,096億円となりました。
一方、利回りについては、海外金利の上昇などから、前連結会計年度比1.48ポイント上昇し4.39%となりました。
この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比6億円減収の92億円となりました。
資金調達勘定は、平均残高が前連結会計年度比1,310億円減少の1,951億円となりました。
一方、利回りについては、海外金利の上昇などから、前連結会計年度比1.78ポイント上昇し3.90%となりました。
この結果、資金調達利息は、前連結会計年度比6億円増加の76億円となりました。
(注) 1 国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。
2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度131百万円、当連結会計年度114百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。
4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。
ハ 合計
(注) 1 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。
2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,590百万円、当連結会計年度19,911百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度85百万円、当連結会計年度114百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。
3 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。
③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況
当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比5億円増収の100億円となりました。
種類別では、証券関連業務は5億円増収の24億円、代理業務は3億円減収の13億円となりました。
(注) 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。
④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況
イ 業種別貸出状況(末残・構成比)
(注) 「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。
ロ 外国政府等向け債権残高(国別)
該当事項はありません。
⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況
○ 有価証券残高(末残)
⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。
イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)
ロ 有価証券残高の状況
(自己資本比率の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては、粗利益配分手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:百万円、%)
単体自己資本比率(国内基準)
(単位:百万円、%)
(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2 危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3 要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4 正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
(生産、受注及び販売の状況)
「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。
なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。
また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
(主要損益の状況)
当連結会計年度の損益につきましては、資金調達費用の増加などにより資金利益が減益となったことに加え、前連結会計年度に計上した金融派生商品収益の反動減などから債券関係損益を除くその他業務利益が減益となり、連結コア業務純益は、前連結会計年度比36億78百万円減益の163億23百万円となりました。また、投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益は、前連結会計年度比40億60百万円減益の154億68百万円となりました。
経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、実質与信費用が増加したものの、有価証券関係損益が増益となったことから、それぞれ前連結会計年度比11億96百万円増益の166億24百万円、同10億56百万円増益の112億63百万円となりました。
(経営成績の分析)
① コア業務粗利益
コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成され、当行グループの基本的な利益を測る重要な指標であると認識しております。当連結会計年度におきましては、役務取引等利益が増益となったものの、資金利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)が減益となり、前連結会計年度比25億88百万円の減益となりました。
(資金利益の状況)
資金運用勘定の平均残高においては貸出金及び有価証券が大部分を占めており、これを源泉とする貸出金利息及び有価証券利息配当金は、資金利益を構成する項目の中で最も重要な項目であると認識しております。当連結会計年度の資金利益は、海外金利の上昇などにより貸出金利息及び有価証券利息配当金が増収となったものの、資金調達費用も増加したことなどから、前連結会計年度比3億40百万円の減益となりました。内容は以下のとおりであります。
貸出金利息につきましては、前連結会計年度に続き増収となりました。これは、引続き地域密着型金融を推進し、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、貸出金残高が増加したことと、海外を中心に金利が上昇したことによるものであります。今後も、事業性評価を軸として企業支援に取組み、より付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。
有価証券利息配当金につきましては、金利上昇の影響など市場動向を注視し、ポートフォリオのリスクを抑制しつつ、安定的な収益確保のための投資対象の選定が重要となる中、当連結会計年度におきましては、投資信託の分配金の増収や解約益の増益により、前連結会計年度比7億53百万円の増収となりました。
資金調達費用につきましては、海外金利の上昇などにより外貨調達費用を中心に増加し、前連結会計年度比9億49百万円の増加となりました。
(役務取引等利益の状況)
当行グループが掲げる「永代取引」を実践するためには、取扱商品の多様化や人材の育成等、総合金融サービス機能の高度化が不可欠であります。お客さまの課題解決のために提供するさまざまなサービス提供の成果である役務取引等利益は、収益構造の観点からも重要な分野であると認識しております。
当連結会計年度は、預かり資産関連業務において引続きファミリーサポート営業を実践し、証券関連業務等に係る手数料が増収となったことや、法人のお客さまの本業支援に係る法人役務手数料が増収となったことなどから、前連結会計年度比5億30百万円の増益となりました。
② 経費
当行グループが継続的に発展していくためには、サービスの品質向上及び業務効率化等への取組みが必要であると認識しております。当連結会計年度におきましては、賞与の増加などにより人件費が増加したことに加え、システム投資に伴う減価償却費が増加し物件費も増加したことなどから、前連結会計年度比10億89百万円増加しました。
修正ОHRは、経費の増加とコア業務粗利益の減益などから5.63ポイント上昇し、65.00%となりました。効率的な業務運営により、経費を抑制しつつ収益増強を図り、修正OHRの改善に努めてまいります。
(注) 修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益
③ 有価証券関係損益
有価証券関係損益は、前連結会計年度に金利上昇の影響を受けた外国証券の含み損処理などを積極的に行っており、当連結会計年度は債券関係損益が改善したことなどから、前連結会計年度比58億7百万円の増益となりました。
④ 実質与信費用
与信費用は、新型コロナウイルス感染症の影響は少なかったものの、引続き厳格な資産査定を実施したことや、2024年問題への影響が懸念される道路貨物運送業への追加的な引当て強化を実施したことなどから、前連結会計年度比10億98百万円増加しました。
(財政状態の分析)
① 貸出金
貸出金は、事業性評価に基づき、さまざまな資金ニーズにお応えした結果、幅広い業種で残高が増加しました。当連結会計年度末残高は2兆3,427億円となり、前連結会計年度末比1,704億円増加しました。今後も引続きさまざまな資金ニーズにお応えし、主力の中小企業向け貸出金等の増強に注力してまいります。
② 有価証券
有価証券は、株価の上昇による株式の増加を主因として、前連結会計年度末比1,151億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆505億円となりました。
また、有価証券評価損益は、株式を中心に上昇したことなどから、前連結会計年度末比633億円増加し、評価益は1,258億円となりました。
有価証券残高(末残)
有価証券評価損益
(注) 連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権を含めて記載しております。
③ 預金等
譲渡性預金を含めた預金は、個人預金は順調に増加したものの、法人預金・公金預金が減少したことから、前連結会計年度末比487億円減少し、当連結会計年度末残高は3兆3,318億円となりました。
当連結会計年度末の個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高を合計したお客さまからの預かり資産残高は、前連結会計年度末比2,688億円増加し、1兆3,025億円となりました。
当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、4兆6,343億円となりました。野村證券との提携により、野村證券株式会社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供しており、引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。
a 預金等残高
b 預かり資産残高
(注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券との提携により、2021年6月21日に野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。
2 四国アライアンス証券㈱・大和証券㈱・㈱SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。
a 預金等残高+b 預かり資産残高
④ 不良債権の状況
経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組んだ結果、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比17億円減少し、当連結会計年度末残高は490億円となりました。
また、リスク管理債権比率は2.04%と、前連結会計年度末比0.24ポイント改善しました。
リスク管理債権残高
(注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。
リスク管理債権比率
⑤ 連結自己資本比率(国内基準)
連結自己資本比率は、資金運用の強化を主因にリスクアセットが増加したことから、前連結会計年度末比0.49ポイント低下し、10.72%となりましたが、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、引続き高い水準を維持しております。
(単位:百万円)
(キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報)
営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加及び預金の減少などにより、314億64百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では2,902億91百万円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、446億44百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1,378億94百万円の減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、42億54百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億52百万円の減少となりました。
この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比803億62百万円減少し、3,761億32百万円となりました。
銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当連結会計年度においては、法人預金・公金預金は減少しましたが、個人預金は引続き堅調に推移しており、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。一方で、お客さまの資金繰り支援や新たな資金需要に対して今後も安定的に対応していく必要があるため、引続き流動性及び自己資本の確保に努めてまいります。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金の増強等により安定した資金調達に努めております。
店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから53億円の資本的支出を予定しておりますが、その資金につきましては自己資金にて対応する予定であります。
当行は株主への利益還元を重要な経営課題として認識しております。配当金の支払いにつきましては、配当と自己株式取得額を合わせた株主還元率を、親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標としております。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。
以上のとおり、安定した資金調達と計画的な資金運用により資金の流動性は安定して推移しております。
(重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。
(経営目標の進捗状況)
当行グループは、2023年4月から重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。計画初年度となる2023年度は、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。
経営目標の進捗状況は、以下のとおりであります。
修正OHRは、業務粗利益の減益及び経費の増加により、前事業年度比悪化し、経営目標60%未満に対し64.60%となりました。資金利益の増強などによる業務粗利益の増益と、効率的な業務運営による経費の抑制により、修正OHRの改善に努めてまいります。
コア業務純益ROAは、コア業務純益が減益となったことから低下し、経営目標0.48%以上に対し0.40%となりました。事業性評価を軸とした企業支援や野村證券との提携によるサービスの高度化を通じ、収益体質を強化してまいります。
当期純利益は、有価証券関係損益が改善したことなどから、前事業年度比10億円増益の112億円となりました。当期純利益ROEは、経営目標4.20%以上に対し3.78%となりました。経営目標当期純利益120億円以上に向け、本業の収益を確保するとともに有価証券のポートフォリオリスク抑制にも留意しつつ、安定した収益体質の構築を図ってまいります。
株主還元率(連結)は、経営目標40%以上に対し、40.38%となりました。引続き株主還元方針に沿った株主還元を行ってまいります。
ESG投融資残高は、1,034億円となりました。ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを積極的に支援してまいります。
女性役付者比率は、26.8%と0.9ポイント上昇しました。2024年4月に経営計画に掲げる人材の「育成」と「活躍」への取組みに向け、人事制度を改定しております。引続き多様な人材が活躍できる環境づくり、アンコンシャスバイアスの解消や男性の育児休暇100%取得などを積極的に進めることで女性活躍を推進してまいります。
なお、「Growing beyond 130th」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
2023年度のわが国経済につきましては、海外経済の回復ペースが鈍化している影響を受けつつも、設備投資は緩やかに増加し、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移するなど、景気は緩やかに回復しました。このような状況下、日本銀行は、2024年3月、2%の「物価安定の目標」が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断し、2016年1月から続けたマイナス金利政策を解除しました。しかしながら、各国中央銀行の今後の金融政策の動向やウクライナ・中東等を巡る地政学的リスクの高まり、高成長が続いてきた中国経済の減速等、不確実性は高く、先行きについては下振れリスクが大きいと考えられます。
この間、金融市場では、デフレからの脱却・日本企業の変化への期待・新NISA(少額投資非課税制度)導入などを背景に年度末にかけて株高が進行したほか、為替市場では欧米において金融政策の引締めが進み、我が国との金利差が拡大する中、振れをともないつつも円安が進行しました。また、長期金利は日本銀行による金融政策の変更が意識され、緩やかに上昇しました。
県内経済につきましても、企業の生産活動がやや弱めとなっているものの、国内景気と同様、設備投資が堅調に推移し、個人消費が緩やかに改善するなど基調としては持ち直しの動きとなりました。
このような環境下、当期は、長期経営計画「Growing beyond 130th」の初年度にあたり、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。
こうした中、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。
(財政状態、経営成績)
預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努めました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、個人預金は順調に増加したものの、法人預金・公金預金が減少したことから、前連結会計年度末比487億円減少し、当連結会計年度末残高は3兆3,318億円となりました。個人年金保険等の預かり資産残高は、前連結会計年度末比232億円増加し、当連結会計年度末残高は2,671億円となりました。また、金融商品仲介業務における預かり資産残高は、前連結会計年度末比2,455億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆353億円となりました。
貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比1,704億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆3,427億円となりました。
有価証券につきましては、株価の上昇による株式の増加を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比1,151億円増加し、1兆505億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、前連結会計年度末比633億円増加し、1,258億円の評価益となりました。
当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益が減収となったことなどから、前連結会計年度比119億74百万円減収の761億7百万円となりました。
一方、経常費用は、貸倒引当金繰入額が増加となったものの、外国債券を中心に国債等債券売却損が減少したことなどから、前連結会計年度比131億70百万円減少の594億82百万円となりました。
この結果、経常利益は、前連結会計年度比11億96百万円増益の166億24百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比10億56百万円増益の112億63百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 銀行業
銀行業の経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益の減収などから、前連結会計年度比128億89百万円減収の606億28百万円となりました。一方、経常利益は、国債等債券売却損など経常費用が減少したことから、前連結会計年度比12億86百万円増益の164億31百万円となりました。
② リース業
リース業の経常収益は、リース売上高の増収から、前連結会計年度比8億8百万円増収の162億37百万円となりました。一方、経常利益は、与信費用など経常費用が増加したことから、前連結会計年度比2億17百万円減益の5億89百万円となりました。
(キャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加及び預金の減少などにより、314億64百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では2,902億91百万円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、446億44百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1,378億94百万円の減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、42億54百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億52百万円の減少となりました。
この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比803億62百万円減少し、3,761億32百万円となりました。
(参考)
① 国内・国際業務部門別収支
当連結会計年度の資金運用収支は、資金調達費用の増加などから、前連結会計年度比3億円減益の361億円となりました。
また、役務取引等収支は、前連結会計年度比5億円増益の87億円となりました。
その他業務収支は、金融派生商品収益などその他業務収益が減収となったものの、国債等債券売却損などその他業務費用が減少したことなどから、前連結会計年度比161億円増益の21億円となりました。
| 種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 相殺消去額(△) | 合計 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
| 資金運用収支 | 前連結会計年度 | 33,536 | 2,944 | ― | 36,481 |
| 当連結会計年度 | 34,540 | 1,600 | ― | 36,140 | |
| うち資金運用収益 | 前連結会計年度 | 34,222 | 9,888 | 31 | 44,079 |
| 当連結会計年度 | 35,487 | 9,215 | 14 | 44,688 | |
| うち資金調達費用 | 前連結会計年度 | 685 | 6,943 | 31 | 7,598 |
| 当連結会計年度 | 946 | 7,615 | 14 | 8,547 | |
| 信託報酬 | 前連結会計年度 | 2 | ― | ― | 2 |
| 当連結会計年度 | 2 | ― | ― | 2 | |
| 役務取引等収支 | 前連結会計年度 | 8,107 | 65 | ― | 8,173 |
| 当連結会計年度 | 8,561 | 142 | ― | 8,703 | |
| うち役務取引等収益 | 前連結会計年度 | 9,319 | 141 | ― | 9,461 |
| 当連結会計年度 | 9,794 | 206 | ― | 10,001 | |
| うち役務取引等費用 | 前連結会計年度 | 1,211 | 76 | ― | 1,288 |
| 当連結会計年度 | 1,233 | 64 | ― | 1,298 | |
| その他業務収支 | 前連結会計年度 | 2,098 | △16,112 | ― | △14,014 |
| 当連結会計年度 | 2,182 | △22 | ― | 2,159 | |
| うちその他業務収益 | 前連結会計年度 | 18,079 | 764 | ― | 18,843 |
| 当連結会計年度 | 17,391 | 121 | ― | 17,513 | |
| うちその他業務費用 | 前連結会計年度 | 15,980 | 16,876 | ― | 32,857 |
| 当連結会計年度 | 15,208 | 144 | ― | 15,353 |
(注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。
2 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
3 資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。
② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況
イ 国内業務部門
当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券が増加したことから前連結会計年度比230億円増加の3兆5,618億円となりました。
また、資金調達勘定の平均残高は、預金及びコールマネーが増加したことから前連結会計年度比192億円増加の3兆4,487億円となりました。
利回りでは、資金運用勘定の利回りは、有価証券利息等の増加から前連結会計年度比0.03ポイント上昇の0.99%となり、資金調達勘定の利回りは、前連結会計年度比0.01ポイント上昇し0.02%となりました。
この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比12億円増収の354億円、資金調達利息は、前連結会計年度比2億円増加の9億円となりました。
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前連結会計年度 | 3,538,798 | 34,222 | 0.96 |
| 当連結会計年度 | 3,561,878 | 35,487 | 0.99 | |
| うち貸出金 | 前連結会計年度 | 2,073,417 | 22,566 | 1.08 |
| 当連結会計年度 | 2,140,641 | 22,479 | 1.05 | |
| うち商品有価証券 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | |
| うち有価証券 | 前連結会計年度 | 736,230 | 11,094 | 1.50 |
| 当連結会計年度 | 837,349 | 12,567 | 1.50 | |
| うちコールローン及び 買入手形 | 前連結会計年度 | 1,424 | △0 | △0.02 |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | |
| うち預け金 | 前連結会計年度 | 469,743 | 525 | 0.11 |
| 当連結会計年度 | 442,273 | 426 | 0.09 | |
| 資金調達勘定 | 前連結会計年度 | 3,429,530 | 685 | 0.01 |
| 当連結会計年度 | 3,448,770 | 946 | 0.02 | |
| うち預金 | 前連結会計年度 | 3,098,730 | 150 | 0.00 |
| 当連結会計年度 | 3,113,801 | 140 | 0.00 | |
| うち譲渡性預金 | 前連結会計年度 | 157,852 | 12 | 0.00 |
| 当連結会計年度 | 154,536 | 10 | 0.00 | |
| うちコールマネー及び 売渡手形 | 前連結会計年度 | 2,410 | △0 | △0.01 |
| 当連結会計年度 | 29,010 | △5 | △0.01 | |
| うち債券貸借取引受入担保金 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | |
| うち借用金 | 前連結会計年度 | 166,564 | 34 | 0.02 |
| 当連結会計年度 | 145,881 | 45 | 0.03 |
(注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引であります。
2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,458百万円、当連結会計年度19,796百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度85百万円、当連結会計年度114百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。
ロ 国際業務部門
当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、有価証券及びコールローンが減少したことから、前連結会計年度比1,294億円減少の2,096億円となりました。
一方、利回りについては、海外金利の上昇などから、前連結会計年度比1.48ポイント上昇し4.39%となりました。
この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比6億円減収の92億円となりました。
資金調達勘定は、平均残高が前連結会計年度比1,310億円減少の1,951億円となりました。
一方、利回りについては、海外金利の上昇などから、前連結会計年度比1.78ポイント上昇し3.90%となりました。
この結果、資金調達利息は、前連結会計年度比6億円増加の76億円となりました。
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前連結会計年度 | 339,144 | 9,888 | 2.91 |
| 当連結会計年度 | 209,657 | 9,215 | 4.39 | |
| うち貸出金 | 前連結会計年度 | 61,972 | 2,219 | 3.58 |
| 当連結会計年度 | 70,293 | 3,326 | 4.73 | |
| うち商品有価証券 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | |
| うち有価証券 | 前連結会計年度 | 154,202 | 4,184 | 2.71 |
| 当連結会計年度 | 84,211 | 3,464 | 4.11 | |
| うちコールローン及び 買入手形 | 前連結会計年度 | 109,901 | 3,479 | 3.16 |
| 当連結会計年度 | 45,163 | 2,419 | 5.35 | |
| うち預け金 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | |
| 資金調達勘定 | 前連結会計年度 | 326,246 | 6,943 | 2.12 |
| 当連結会計年度 | 195,170 | 7,615 | 3.90 | |
| うち預金 | 前連結会計年度 | 62,795 | 672 | 1.07 |
| 当連結会計年度 | 52,735 | 785 | 1.48 | |
| うち譲渡性預金 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | |
| うちコールマネー及び 売渡手形 | 前連結会計年度 | 2,563 | 31 | 1.22 |
| 当連結会計年度 | 7,979 | 458 | 5.75 | |
| うち債券貸借取引受入担保金 | 前連結会計年度 | 21,594 | 327 | 1.51 |
| 当連結会計年度 | 4,505 | 262 | 5.81 | |
| うち借用金 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― |
(注) 1 国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。
2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度131百万円、当連結会計年度114百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。
4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。
ハ 合計
| 種類 | 期別 | 平均残高(百万円) | 利息(百万円) | 利回り (%) | ||||
| 小計 | 相殺 消去額 (△) | 合計 | 小計 | 相殺 消去額 (△) | 合計 | |||
| 資金運用勘定 | 前連結会計年度 | 3,877,942 | 239,225 | 3,638,716 | 44,110 | 31 | 44,079 | 1.21 |
| 当連結会計年度 | 3,771,535 | 129,927 | 3,641,608 | 44,703 | 14 | 44,688 | 1.22 | |
| うち貸出金 | 前連結会計年度 | 2,135,389 | ― | 2,135,389 | 24,786 | ― | 24,786 | 1.16 |
| 当連結会計年度 | 2,210,935 | ― | 2,210,935 | 25,806 | ― | 25,806 | 1.16 | |
| うち商品有価証券 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | |
| うち有価証券 | 前連結会計年度 | 890,432 | ― | 890,432 | 15,279 | ― | 15,279 | 1.71 |
| 当連結会計年度 | 921,561 | ― | 921,561 | 16,032 | ― | 16,032 | 1.73 | |
| うちコールローン 及び買入手形 | 前連結会計年度 | 111,325 | ― | 111,325 | 3,478 | ― | 3,478 | 3.12 |
| 当連結会計年度 | 45,163 | ― | 45,163 | 2,419 | ― | 2,419 | 5.35 | |
| うち預け金 | 前連結会計年度 | 469,743 | ― | 469,743 | 525 | ― | 525 | 0.11 |
| 当連結会計年度 | 442,273 | ― | 442,273 | 426 | ― | 426 | 0.09 | |
| 資金調達勘定 | 前連結会計年度 | 3,755,776 | 239,225 | 3,516,550 | 7,629 | 31 | 7,598 | 0.21 |
| 当連結会計年度 | 3,643,941 | 129,927 | 3,514,014 | 8,562 | 14 | 8,547 | 0.24 | |
| うち預金 | 前連結会計年度 | 3,161,526 | ― | 3,161,526 | 822 | ― | 822 | 0.02 |
| 当連結会計年度 | 3,166,536 | ― | 3,166,536 | 925 | ― | 925 | 0.02 | |
| うち譲渡性預金 | 前連結会計年度 | 157,852 | ― | 157,852 | 12 | ― | 12 | 0.00 |
| 当連結会計年度 | 154,536 | ― | 154,536 | 10 | ― | 10 | 0.00 | |
| うちコールマネー 及び売渡手形 | 前連結会計年度 | 4,974 | ― | 4,974 | 30 | ― | 30 | 0.62 |
| 当連結会計年度 | 36,990 | ― | 36,990 | 453 | ― | 453 | 1.22 | |
| うち債券貸借取引 受入担保金 | 前連結会計年度 | 21,594 | ― | 21,594 | 327 | ― | 327 | 1.51 |
| 当連結会計年度 | 4,505 | ― | 4,505 | 262 | ― | 262 | 5.81 | |
| うち借用金 | 前連結会計年度 | 166,564 | ― | 166,564 | 34 | ― | 34 | 0.02 |
| 当連結会計年度 | 145,881 | ― | 145,881 | 45 | ― | 45 | 0.03 | |
(注) 1 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。
2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,590百万円、当連結会計年度19,911百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度85百万円、当連結会計年度114百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。
3 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。
③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況
当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比5億円増収の100億円となりました。
種類別では、証券関連業務は5億円増収の24億円、代理業務は3億円減収の13億円となりました。
| 種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 合計 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
| 役務取引等収益 | 前連結会計年度 | 9,319 | 141 | 9,461 |
| 当連結会計年度 | 9,794 | 206 | 10,001 | |
| うち預金・貸出業務 | 前連結会計年度 | 1,991 | ― | 1,991 |
| 当連結会計年度 | 1,977 | ― | 1,977 | |
| うち為替業務 | 前連結会計年度 | 1,175 | 133 | 1,309 |
| 当連結会計年度 | 1,165 | 193 | 1,359 | |
| うち証券関連業務 | 前連結会計年度 | 1,855 | ― | 1,855 |
| 当連結会計年度 | 2,422 | ― | 2,422 | |
| うち代理業務 | 前連結会計年度 | 1,639 | ― | 1,639 |
| 当連結会計年度 | 1,321 | ― | 1,321 | |
| 役務取引等費用 | 前連結会計年度 | 1,211 | 76 | 1,288 |
| 当連結会計年度 | 1,233 | 64 | 1,298 | |
| うち為替業務 | 前連結会計年度 | 181 | 47 | 229 |
| 当連結会計年度 | 170 | 49 | 220 |
(注) 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。
④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
| 種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 合計 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
| 預金合計 | 前連結会計年度 | 3,189,998 | 60,620 | 3,250,619 |
| 当連結会計年度 | 3,133,892 | 63,538 | 3,197,431 | |
| うち流動性預金 | 前連結会計年度 | 2,241,021 | ― | 2,241,021 |
| 当連結会計年度 | 2,239,214 | ― | 2,239,214 | |
| うち定期性預金 | 前連結会計年度 | 916,261 | ― | 916,261 |
| 当連結会計年度 | 876,541 | ― | 876,541 | |
| うちその他 | 前連結会計年度 | 32,715 | 60,620 | 93,336 |
| 当連結会計年度 | 18,136 | 63,538 | 81,675 | |
| 譲渡性預金 | 前連結会計年度 | 130,006 | ― | 130,006 |
| 当連結会計年度 | 134,458 | ― | 134,458 | |
| 総合計 | 前連結会計年度 | 3,320,005 | 60,620 | 3,380,625 |
| 当連結会計年度 | 3,268,351 | 63,538 | 3,331,889 |
| (注) 1 | 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 |
| 2 | 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 定期性預金=定期預金+定期積金 |
⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況
イ 業種別貸出状況(末残・構成比)
| 業種別 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 国内店 (除く特別国際金融取引勘定分) | 2,172,312 | 100.00 | 2,342,731 | 100.00 |
| 製造業 | 296,300 | 13.64 | 324,087 | 13.83 |
| 農業,林業 | 7,743 | 0.36 | 7,834 | 0.33 |
| 漁業 | 928 | 0.04 | 1,454 | 0.06 |
| 鉱業,採石業,砂利採取業 | 1,234 | 0.06 | 1,130 | 0.05 |
| 建設業 | 96,184 | 4.43 | 94,654 | 4.04 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 58,786 | 2.70 | 62,667 | 2.68 |
| 情報通信業 | 12,866 | 0.59 | 12,520 | 0.54 |
| 運輸業,郵便業 | 130,865 | 6.02 | 138,199 | 5.90 |
| 卸売業,小売業 | 277,765 | 12.79 | 289,644 | 12.36 |
| 金融業,保険業 | 111,009 | 5.11 | 200,164 | 8.54 |
| 不動産業,物品賃貸業 | 289,060 | 13.31 | 317,311 | 13.55 |
| 各種サービス業 | 300,199 | 13.82 | 296,205 | 12.64 |
| 地方公共団体 | 176,290 | 8.11 | 170,261 | 7.27 |
| その他 | 376,201 | 17.32 | 379,516 | 16.20 |
| 国内店名義現地貸 | 36,871 | 1.70 | 47,074 | 2.01 |
| 特別国際金融取引勘定分 | ― | ― | ― | ― |
| 政府等 | ― | ― | ― | ― |
| 金融機関 | ― | ― | ― | ― |
| その他 | ― | ― | ― | ― |
| 合計 | 2,172,312 | ― | 2,342,731 | ― |
(注) 「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。
ロ 外国政府等向け債権残高(国別)
該当事項はありません。
⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況
○ 有価証券残高(末残)
| 種類 | 期別 | 国内業務部門 | 国際業務部門 | 合計 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
| 国債 | 前連結会計年度 | 147,591 | ― | 147,591 |
| 当連結会計年度 | 157,058 | ― | 157,058 | |
| 地方債 | 前連結会計年度 | 170,687 | ― | 170,687 |
| 当連結会計年度 | 158,531 | ― | 158,531 | |
| 短期社債 | 前連結会計年度 | ― | ― | ― |
| 当連結会計年度 | ― | ― | ― | |
| 社債 | 前連結会計年度 | 263,829 | ― | 263,829 |
| 当連結会計年度 | 270,798 | ― | 270,798 | |
| 株式 | 前連結会計年度 | 116,116 | ― | 116,116 |
| 当連結会計年度 | 171,621 | ― | 171,621 | |
| その他の証券 | 前連結会計年度 | 168,028 | 69,116 | 237,144 |
| 当連結会計年度 | 198,380 | 94,132 | 292,512 | |
| 合計 | 前連結会計年度 | 866,253 | 69,116 | 935,370 |
| 当連結会計年度 | 956,390 | 94,132 | 1,050,522 |
| (注) 1 | 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 |
| 2 | 「その他の証券」には、外国債券等を含んでおります。 |
⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。
イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)
| 資産 | ||||
| 科目 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 有価証券 | 82 | 23.50 | 82 | 24.14 |
| 現金預け金 | 267 | 76.50 | 257 | 75.86 |
| 合計 | 349 | 100.00 | 339 | 100.00 |
| 負債 | ||||
| 科目 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 金銭信託 | 349 | 100.00 | 339 | 100.00 |
| 合計 | 349 | 100.00 | 339 | 100.00 |
| (注) 1 | 共同信託他社管理財産 前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円 |
| 2 | 元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 |
ロ 有価証券残高の状況
| 科目 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | ||
| 有価証券残高(百万円) | 構成比(%) | 有価証券残高(百万円) | 構成比(%) | |
| 国債 | 32 | 39.09 | 32 | 39.09 |
| 地方債 | 50 | 60.91 | 50 | 60.91 |
| 合計 | 82 | 100.00 | 82 | 100.00 |
(自己資本比率の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては、粗利益配分手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:百万円、%)
| 2024年3月31日 | |
| 1.連結自己資本比率(2/3) | 10.72 |
| 2.連結における自己資本の額 | 239,975 |
| 3.リスク・アセットの額 | 2,237,860 |
| 4.連結総所要自己資本額 | 89,514 |
単体自己資本比率(国内基準)
(単位:百万円、%)
| 2024年3月31日 | |
| 1.自己資本比率(2/3) | 10.43 |
| 2.単体における自己資本の額 | 230,209 |
| 3.リスク・アセットの額 | 2,206,953 |
| 4.単体総所要自己資本額 | 88,278 |
(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2 危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3 要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4 正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
| 債権の区分 | 2023年3月31日 | 2024年3月31日 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 | 15,584 | 17,500 |
| 危険債権 | 27,384 | 24,756 |
| 要管理債権 | 6,794 | 5,527 |
| 正常債権 | 2,148,551 | 2,320,105 |
(生産、受注及び販売の状況)
「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。
なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。
また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
(主要損益の状況)
当連結会計年度の損益につきましては、資金調達費用の増加などにより資金利益が減益となったことに加え、前連結会計年度に計上した金融派生商品収益の反動減などから債券関係損益を除くその他業務利益が減益となり、連結コア業務純益は、前連結会計年度比36億78百万円減益の163億23百万円となりました。また、投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益は、前連結会計年度比40億60百万円減益の154億68百万円となりました。
経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、実質与信費用が増加したものの、有価証券関係損益が増益となったことから、それぞれ前連結会計年度比11億96百万円増益の166億24百万円、同10億56百万円増益の112億63百万円となりました。
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 経常収益 | 88,081 | 76,107 | △11,974 | |
| 連結業務粗利益 | 30,642 | 47,006 | 16,363 | |
| 除く債券関係損益(=コア業務粗利益) (②+③+④) | ① | 49,240 | 46,651 | △2,588 |
| 資金利益 | ② | 36,481 | 36,140 | △340 |
| うち貸出金利息 | 24,786 | 25,806 | 1,019 | |
| うち有価証券利息配当金 | 15,279 | 16,032 | 753 | |
| うち資金調達費用(△) | 7,598 | 8,547 | 949 | |
| 役務取引等利益 | ③ | 8,175 | 8,706 | 530 |
| その他業務利益 | △14,014 | 2,159 | 16,174 | |
| 除く債券関係損益 | ④ | 4,583 | 1,804 | △2,778 |
| 経費(除く臨時処理分) | ⑤ | 29,238 | 30,327 | 1,089 |
| 連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前) | 1,404 | 16,679 | 15,274 | |
| 一般貸倒引当金繰入額 | △424 | △233 | 191 | |
| 連結業務純益 | 1,828 | 16,912 | 15,083 | |
| 連結コア業務純益(①-⑤) | 20,002 | 16,323 | △3,678 | |
| 連結コア業務純益(除く投資信託解約損益) | 19,529 | 15,468 | △4,060 | |
| 有価証券関係損益 | △3,524 | 2,283 | 5,807 | |
| 実質与信費用 | 847 | 1,946 | 1,098 | |
| 経常利益 | 15,428 | 16,624 | 1,196 | |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 10,207 | 11,263 | 1,056 |
(経営成績の分析)
① コア業務粗利益
コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成され、当行グループの基本的な利益を測る重要な指標であると認識しております。当連結会計年度におきましては、役務取引等利益が増益となったものの、資金利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)が減益となり、前連結会計年度比25億88百万円の減益となりました。
(資金利益の状況)
資金運用勘定の平均残高においては貸出金及び有価証券が大部分を占めており、これを源泉とする貸出金利息及び有価証券利息配当金は、資金利益を構成する項目の中で最も重要な項目であると認識しております。当連結会計年度の資金利益は、海外金利の上昇などにより貸出金利息及び有価証券利息配当金が増収となったものの、資金調達費用も増加したことなどから、前連結会計年度比3億40百万円の減益となりました。内容は以下のとおりであります。
貸出金利息につきましては、前連結会計年度に続き増収となりました。これは、引続き地域密着型金融を推進し、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、貸出金残高が増加したことと、海外を中心に金利が上昇したことによるものであります。今後も、事業性評価を軸として企業支援に取組み、より付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。
有価証券利息配当金につきましては、金利上昇の影響など市場動向を注視し、ポートフォリオのリスクを抑制しつつ、安定的な収益確保のための投資対象の選定が重要となる中、当連結会計年度におきましては、投資信託の分配金の増収や解約益の増益により、前連結会計年度比7億53百万円の増収となりました。
資金調達費用につきましては、海外金利の上昇などにより外貨調達費用を中心に増加し、前連結会計年度比9億49百万円の増加となりました。
(役務取引等利益の状況)
当行グループが掲げる「永代取引」を実践するためには、取扱商品の多様化や人材の育成等、総合金融サービス機能の高度化が不可欠であります。お客さまの課題解決のために提供するさまざまなサービス提供の成果である役務取引等利益は、収益構造の観点からも重要な分野であると認識しております。
当連結会計年度は、預かり資産関連業務において引続きファミリーサポート営業を実践し、証券関連業務等に係る手数料が増収となったことや、法人のお客さまの本業支援に係る法人役務手数料が増収となったことなどから、前連結会計年度比5億30百万円の増益となりました。
② 経費
当行グループが継続的に発展していくためには、サービスの品質向上及び業務効率化等への取組みが必要であると認識しております。当連結会計年度におきましては、賞与の増加などにより人件費が増加したことに加え、システム投資に伴う減価償却費が増加し物件費も増加したことなどから、前連結会計年度比10億89百万円増加しました。
修正ОHRは、経費の増加とコア業務粗利益の減益などから5.63ポイント上昇し、65.00%となりました。効率的な業務運営により、経費を抑制しつつ収益増強を図り、修正OHRの改善に努めてまいります。
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 経費 | 29,238 | 30,327 | 1,089 | |
| コア業務粗利益 | 49,240 | 46,651 | △2,588 | |
| 修正OHR(連結) (注) | 59.37% | 65.00% | 5.63 |
(注) 修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益
③ 有価証券関係損益
有価証券関係損益は、前連結会計年度に金利上昇の影響を受けた外国証券の含み損処理などを積極的に行っており、当連結会計年度は債券関係損益が改善したことなどから、前連結会計年度比58億7百万円の増益となりました。
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 債券関係損益 | ① | △18,597 | 355 | 18,952 |
| 売却益 | 648 | 1,375 | 727 | |
| 償還益 | 2 | 3 | 0 | |
| 売却損 | 19,227 | 1,023 | △18,203 | |
| 償却 | 21 | ― | △21 | |
| 株式等関係損益 | ② | 15,073 | 1,928 | △13,144 |
| 売却益 | 15,283 | 2,802 | △12,480 | |
| 売却損 | 161 | 636 | 475 | |
| 償却 | 48 | 237 | 188 | |
| 有価証券関係損益(①+②) | △3,524 | 2,283 | 5,807 |
④ 実質与信費用
与信費用は、新型コロナウイルス感染症の影響は少なかったものの、引続き厳格な資産査定を実施したことや、2024年問題への影響が懸念される道路貨物運送業への追加的な引当て強化を実施したことなどから、前連結会計年度比10億98百万円増加しました。
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 不良債権処理額合計 | ① | 1,581 | 3,120 | 1,539 |
| 個別貸倒引当金純繰入額 | 1,380 | 2,880 | 1,499 | |
| 貸出金償却 | 18 | 11 | △6 | |
| 債権売却損等 | 182 | 228 | 45 | |
| 一般貸倒引当金繰入額 | ② | △424 | △233 | 191 |
| 与信費用合計(①+②) | 1,157 | 2,887 | 1,730 | |
| 償却債権取立益 | ③ | 309 | 941 | 631 |
| 実質与信費用合計(①+②-③) | 847 | 1,946 | 1,098 |
(財政状態の分析)
① 貸出金
貸出金は、事業性評価に基づき、さまざまな資金ニーズにお応えした結果、幅広い業種で残高が増加しました。当連結会計年度末残高は2兆3,427億円となり、前連結会計年度末比1,704億円増加しました。今後も引続きさまざまな資金ニーズにお応えし、主力の中小企業向け貸出金等の増強に注力してまいります。
| 前連結会計 (前事業)年度 (百万円)(A) | 当連結会計 (当事業)年度 (百万円)(B) | 前連結会計 (前事業)年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 貸出金(末残) | 2,172,312 | 2,342,731 | 170,419 | |
| うち住宅ローン[単体] | 315,702 | 319,085 | 3,383 | |
| うち中小企業等貸出金残高[単体] | 1,791,821 | 1,839,659 | 47,838 | |
| うち中小企業等貸出金比率[単体] | 82.58% | 78.62% | △3.96 |
② 有価証券
有価証券は、株価の上昇による株式の増加を主因として、前連結会計年度末比1,151億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆505億円となりました。
また、有価証券評価損益は、株式を中心に上昇したことなどから、前連結会計年度末比633億円増加し、評価益は1,258億円となりました。
有価証券残高(末残)
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 有価証券合計 | 935,370 | 1,050,522 | 115,152 | |
| 国債 | 147,591 | 157,058 | 9,466 | |
| 地方債 | 170,687 | 158,531 | △12,156 | |
| 社債 | 263,829 | 270,798 | 6,968 | |
| 株式 | 116,116 | 171,621 | 55,505 | |
| その他 | 237,144 | 292,512 | 55,367 |
有価証券評価損益
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 有価証券合計(注) | 62,460 | 125,814 | 63,353 | |
| 株式 | 61,894 | 112,479 | 50,585 | |
| 債券 | △2,620 | △12,698 | △10,078 | |
| その他 | 3,186 | 26,034 | 22,847 |
(注) 連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権を含めて記載しております。
③ 預金等
譲渡性預金を含めた預金は、個人預金は順調に増加したものの、法人預金・公金預金が減少したことから、前連結会計年度末比487億円減少し、当連結会計年度末残高は3兆3,318億円となりました。
当連結会計年度末の個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高を合計したお客さまからの預かり資産残高は、前連結会計年度末比2,688億円増加し、1兆3,025億円となりました。
当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、4兆6,343億円となりました。野村證券との提携により、野村證券株式会社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供しており、引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。
a 預金等残高
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 預金(末残) | 3,250,619 | 3,197,431 | △53,187 | |
| うち個人預金 | 2,073,067 | 2,091,358 | 18,291 | |
| うち法人預金 | 937,424 | 897,705 | △39,718 | |
| うち公金預金 | 189,745 | 172,146 | △17,598 | |
| 譲渡性預金 | 130,006 | 134,458 | 4,451 | |
| 合計 | 3,380,625 | 3,331,889 | △48,736 |
b 預かり資産残高
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 個人年金保険等 | 243,918 | 267,193 | 23,274 |
| 金融商品仲介業務における預かり資産残高合計 | 789,715 | 1,035,308 | 245,593 | ||
| うち野村證券仲介口座 (注)1 | 777,563 | 1,021,979 | 244,416 | ||
| うち野村證券仲介口座以外の仲介口座(注)2 | 12,152 | 13,328 | 1,176 | ||
| 合計 | 1,033,634 | 1,302,502 | 268,867 | ||
(注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券との提携により、2021年6月21日に野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。
2 四国アライアンス証券㈱・大和証券㈱・㈱SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。
a 預金等残高+b 預かり資産残高
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 合計 | 4,414,260 | 4,634,392 | 220,131 |
④ 不良債権の状況
経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組んだ結果、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比17億円減少し、当連結会計年度末残高は490億円となりました。
また、リスク管理債権比率は2.04%と、前連結会計年度末比0.24ポイント改善しました。
リスク管理債権残高
| 前連結 会計年度 (百万円)(A) | 当連結 会計年度 (百万円)(B) | 前連結 会計年度比 (百万円) (B)-(A) | ||
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 | 16,163 | 18,563 | 2,399 | |
| 危険債権 | 27,815 | 24,952 | △2,863 | |
| 三月以上延滞債権額 | 1,491 | 807 | △683 | |
| 貸出条件緩和債権額 | 5,303 | 4,720 | △583 | |
| 合計 | 50,773 | 49,043 | △1,730 | |
| 正常債権 | 2,180,228 | 2,354,209 | 173,981 | |
| 総与信残高 (注) | 2,231,001 | 2,403,252 | 172,250 |
(注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。
リスク管理債権比率
| 前連結 会計年度 (%)(A) | 当連結 会計年度 (%)(B) | 前連結 会計年度比 (%)(B)-(A) | ||
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 | 0.72 | 0.77 | 0.05 | |
| 危険債権 | 1.25 | 1.04 | △0.21 | |
| 三月以上延滞債権 | 0.07 | 0.03 | △0.04 | |
| 貸出条件緩和債権 | 0.24 | 0.20 | △0.04 | |
| 合計 | 2.28 | 2.04 | △0.24 |
⑤ 連結自己資本比率(国内基準)
連結自己資本比率は、資金運用の強化を主因にリスクアセットが増加したことから、前連結会計年度末比0.49ポイント低下し、10.72%となりましたが、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、引続き高い水準を維持しております。
(単位:百万円)
| 前連結 会計年度 (A) | 当連結 会計年度 (B) | 前連結 会計年度比 (B)-(A) | |
| 1.連結自己資本比率(2/3) | 11.21% | 10.72% | △0.49 |
| 2.連結における自己資本の額 | 233,628 | 239,975 | 6,347 |
| 3.リスク・アセットの額 | 2,082,682 | 2,237,860 | 155,177 |
| 4.連結総所要自己資本額 | 83,307 | 89,514 | 6,207 |
(キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報)
営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加及び預金の減少などにより、314億64百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では2,902億91百万円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、446億44百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1,378億94百万円の減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、42億54百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億52百万円の減少となりました。
この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比803億62百万円減少し、3,761億32百万円となりました。
| 前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 前連結会計年度比 (百万円)(B)-(A) | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | △321,755 | △31,464 | 290,291 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 93,250 | △44,644 | △137,894 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △3,601 | △4,254 | △652 |
| 現金及び現金同等物の増減額 | △232,110 | △80,362 | 151,748 |
銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当連結会計年度においては、法人預金・公金預金は減少しましたが、個人預金は引続き堅調に推移しており、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。一方で、お客さまの資金繰り支援や新たな資金需要に対して今後も安定的に対応していく必要があるため、引続き流動性及び自己資本の確保に努めてまいります。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金の増強等により安定した資金調達に努めております。
店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから53億円の資本的支出を予定しておりますが、その資金につきましては自己資金にて対応する予定であります。
当行は株主への利益還元を重要な経営課題として認識しております。配当金の支払いにつきましては、配当と自己株式取得額を合わせた株主還元率を、親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標としております。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。
以上のとおり、安定した資金調達と計画的な資金運用により資金の流動性は安定して推移しております。
(重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。
(経営目標の進捗状況)
当行グループは、2023年4月から重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。計画初年度となる2023年度は、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。
経営目標の進捗状況は、以下のとおりであります。
| 2028年3月期 経営目標(単体) | 2024年3月期 実績 | |
| 修正OHR | 60%未満 | 64.60% |
| コア業務純益ROA | 0.48%以上 | 0.40% |
| 当期純利益 | 120億円以上 | 112億円 |
| 当期純利益ROE | 4.20%以上 | 3.78% |
| 株主還元率(連結) | 40%以上 | 40.38% |
| ESG投融資残高 | 3,000億円 | 1,034億円 |
| 女性役付者比率 | 30%以上 | 26.8% |
修正OHRは、業務粗利益の減益及び経費の増加により、前事業年度比悪化し、経営目標60%未満に対し64.60%となりました。資金利益の増強などによる業務粗利益の増益と、効率的な業務運営による経費の抑制により、修正OHRの改善に努めてまいります。
コア業務純益ROAは、コア業務純益が減益となったことから低下し、経営目標0.48%以上に対し0.40%となりました。事業性評価を軸とした企業支援や野村證券との提携によるサービスの高度化を通じ、収益体質を強化してまいります。
当期純利益は、有価証券関係損益が改善したことなどから、前事業年度比10億円増益の112億円となりました。当期純利益ROEは、経営目標4.20%以上に対し3.78%となりました。経営目標当期純利益120億円以上に向け、本業の収益を確保するとともに有価証券のポートフォリオリスク抑制にも留意しつつ、安定した収益体質の構築を図ってまいります。
株主還元率(連結)は、経営目標40%以上に対し、40.38%となりました。引続き株主還元方針に沿った株主還元を行ってまいります。
ESG投融資残高は、1,034億円となりました。ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを積極的に支援してまいります。
女性役付者比率は、26.8%と0.9ポイント上昇しました。2024年4月に経営計画に掲げる人材の「育成」と「活躍」への取組みに向け、人事制度を改定しております。引続き多様な人材が活躍できる環境づくり、アンコンシャスバイアスの解消や男性の育児休暇100%取得などを積極的に進めることで女性活躍を推進してまいります。
なお、「Growing beyond 130th」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。