有価証券報告書-第106期(2023/04/01-2024/03/31)

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2024/06/27 15:34
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124項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当行の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態
預金は個人預金・法人預金ともに増加し、前年度末比64億77百万円増加の5,688億68百万円となりました。
貸出金は個人ローンが減少(前年度末比28億59百万円の減少)したものの、中小企業のお客さまに対する円滑な資金提供に努めた結果、事業性貸出が増加(前年度末比60億43百万円の増加)したことで、年度末比22億2百万円増加し、4,225億6百万円となりました。
有価証券は、前年度末比7億16百万円減少の1,080億49百万円となりました。
② 経営成績
経常収益は貸出金利息及び株式等売却益の増加等により、前年度比5億78百万円増加の104億65百万円となりました。
経常費用は貸出金償却及び国債等債券売却損の増加等により、前年度比13億53百万円増加の97億83百万円となりました。
この結果、経常利益は前年度比7億74百万円減少の6億82百万円となりました。また、当期純利益は前年度比4億25百万円減少の8億77百万円となりました。
③ キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少等により、56億96百万円のマイナス(前年度247億60百万円のマイナス)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入等により、13億1百万円のプラス(前年度4億33百万円のプラス)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、株式の発行による収入等により、30億81百万円のプラス(前年度4億51百万円のマイナス)となりました。
この結果、現金及び現金同等物は、前年度末比13億14百万円減少し、775億77百万円となりました。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当行の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当事業年度の末日現在において判断したものであります。
① 経営成績の分析
当行は「地域への徹底支援による地元経済の活性化」という基本方針のもと、
(1)「地域への徹底支援」
(2)「経営基盤の強化」
の2つの取組方針を掲げ、中小企業等のお客さまの成長・発展に向け、円滑な資金供給に努めるとともに、経営改善支援の取組みを徹底し、地域経済の発展に貢献していくことに全力で取り組み、地元のお客さまにとって「地元大分になくてはならない銀行」となることを目指しております。
特に、経営改善を必要とされるお客さまに対しては、「Vサポート」「経営改善応援ファンド」「資金繰り安定化ファンド」を経営改善支援スキームの3本柱として施策の中心に据え、全行を挙げて取り組んでおります。
これら3つの取組の2023年度末における実績は以下のとおりであります。
(2016.11からの累計)
2023年度末前年度末比
契約先数累計(売り手)100先-先
販路開拓件数累計(買い手)2,153件+344件
契約先への売上貢献額累計3,530百万円+666百万円

<経営改善応援ファンド>
2023年度前年度比
取扱金額(年間)5,228百万円△467百万円

<資金繰り安定化ファンド>
2023年度前年度比
取扱金額(年間)1,780百万円△1,143百万円

「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営環境及び(4)会社の対処すべき課題」に記載のとおり、当行は地元の中小企業・小規模事業者のお客さまに寄り添い、伴走し、お客さまの経営改善支援・再生支援に全力で取り組むことが当行の果たすべき使命と考えており、お客さまの売上増強を含めた経営課題の改善や業務プロセスの改善をご支援する「Vサポート」、経営改善計画の策定とご融資をセットとしてお客さまの経営改善をご支援する「経営改善応援ファンド」、資金繰りに追われることなくお客さまが本業に専念するためのご融資である「資金繰り安定化ファンド」を経営改善支援スキームの3本柱として位置づけ、継続的・組織的に全力で取り組んでまいります。
そして当行はその使命を果たすことで、『共通価値の創造』を実現することができ、結果として当行の業績の将来にわたっての収益性・健全性にもプラスに働くものと確信しております。
② 財政状態の分析
イ.貸出金残高
貸出金残高は個人ローンが減少(前年度末比28億59百万円の減少)したものの、中小企業のお客さまに対する円滑な資金提供に努めた結果、事業性貸出が増加(前年度末比60億43百万円の増加)したことで、前年度末比22億2百万円増加し、4,225億6百万円となりました。
ロ.預金及び譲渡性預金残高
預金及び譲渡性預金残高は個人預金・法人預金ともに増加し、前年度末比89億33百万円増加の5,790億33百万円となりました。
ハ.金融再生法開示債権
金融再生法開示債権は前年度末比20億18百万円増加の226億33百万円、金融再生法開示債権比率(不良債権比率)は同0.46ポイント上昇の5.31%となりました。
前事業年度
(百万円)
当事業年度
(百万円)
増減
(百万円)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権1,1331,311177
危険債権18,58120,3231,742
要管理債権90099898
小計 ①20,61522,6332,018
正常債権403,877403,593△284
総与信 ②424,493426,2271,733
金融再生法開示債権比率 ①/②4.85%5.31%0.46P


③ 資本の財源及び資金の流動性の分析
イ.キャッシュ・フロー
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
ロ.資金運用・資金調達について
銀行業である当行は資金の大部分を預金で調達し、調達した資金を貸出金や有価証券・預け金等で運用し、その調達費用と運用収益との運用差益が当行の重要な利益の源泉となっております。設備資金等に係る資金需要は貸出金等の運用額に比べ僅少であります。
今後とも、収益増強のため、特に貸出金の増加に注力するとともに、着実な預金の増加を目指してまいります。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当行の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(参考)
(1) 国内・国際業務部門別収支
(経営成績の説明)
資金運用収益は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加等により、前年度比70百万円増加しました。資金調達費用は、預金利回りの低下等により、同13百万円減少しました。この結果、資金運用収支は同84百万円増加しました。役務取引等収益は金融商品等の窓口販売手数料の増加等により、同20百万円増加しました。役務取引等費用は、同1百万円増加しました。この結果、役務取引等収支は同19百万円増加しました。その他業務収支は、国債等債券売却損の増加等により同3億71百万円減少しました。
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前事業年度8,023518,074
当事業年度8,111488,159
うち資金運用収益前事業年度8,082521
8,133
当事業年度8,156491
8,204
うち資金調達費用前事業年度5811
58
当事業年度4511
45
役務取引等収支前事業年度14△014
当事業年度33-33
うち役務取引等収益前事業年度1,16601,166
当事業年度1,186-1,186
うち役務取引等費用前事業年度1,15101,151
当事業年度1,152-1,152
その他業務収支前事業年度△63△0△63
当事業年度△434-△434
うちその他業務収益前事業年度48-48
当事業年度48-48
うちその他業務費用前事業年度1110111
当事業年度482-482

(注) 1.「国内業務部門」は当行の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。
ただし、円建対非居住者取引は、国際業務部門に含めております。
2.「うち資金運用収益」及び「うち資金調達費用」の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
(2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況
(経営成績の説明)
資金運用については、有価証券利回りが前年度比0.01ポイント上昇したものの、貸出金利回りが前年度と同率であったことから、資金運用利回りは前年度と同率となりました。
資金調達については、預金利回りが前年度比0.01ポイント低下したものの資金調達利回りは前年度と同率となりました。
① 国内業務部門
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前事業年度(8,363)
580,077
(1)
8,082
1.39
当事業年度(7,237)
580,872
(1)
8,156
1.40
うち貸出金前事業年度416,7737,4671.79
当事業年度419,6167,5431.79
うち商品有価証券前事業年度0--
当事業年度000.23
うち有価証券前事業年度108,8184800.44
当事業年度111,4845050.45
うちコールローン前事業年度3,83200.02
当事業年度2,19600.01
うち預け金前事業年度42,2891320.31
当事業年度40,3371040.25
資金調達勘定前事業年度610,361580.00
当事業年度586,191450.00
うち預金前事業年度567,464570.01
当事業年度570,028440.00
うち譲渡性預金前事業年度13,87500.00
当事業年度12,32800.00
うちコールマネー前事業年度1300.00
当事業年度1300.00
うち借用金前事業年度28,95800.00
当事業年度3,63800.00

(注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。
2.「国内業務部門」は当行の円建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は、国際業務部門に含めております。
3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前事業年度49,230百万円、当事業年度24,568百万円)を控除して表示しております。
4.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(うち書き)であります。
② 国際業務部門
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前事業年度8,363520.63
当事業年度7,260490.67
うち有価証券前事業年度8,341520.63
当事業年度7,260490.67
資金調達勘定前事業年度(8,363)
8,363
(1)
1
0.02
当事業年度(7,237)
7,237
(1)
1
0.01
うち預金前事業年度0--
当事業年度---

(注) 1.平均残高は、日々の残高の平均に基づいて算出しております。
2.「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。
ただし、円建対非居住者取引は、国際業務部門に含めております。
3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前事業年度0百万円、当事業年度-百万円)を控除して表示しております。
4.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(うち書き)であります。
③ 合計
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前事業年度580,0778,1331.40
当事業年度580,8968,2041.40
うち貸出金前事業年度416,7737,4671.79
当事業年度419,6167,5431.79
うち商品有価証券前事業年度0--
当事業年度000.23
うち有価証券前事業年度117,1605330.45
当事業年度118,7455550.46
うちコールローン前事業年度3,83200.02
当事業年度2,19600.01
うち預け金前事業年度42,2891320.31
当事業年度40,3371040.25
資金調達勘定前事業年度610,361580.00
当事業年度586,191450.00
うち預金前事業年度567,464570.01
当事業年度570,028440.00
うち譲渡性預金前事業年度13,87500.00
当事業年度12,32800.00
うちコールマネー前事業年度1300.00
当事業年度1300.00
うち借用金前事業年度28,95800.00
当事業年度3,63800.00

(注) 1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前事業年度49,230百万円、当事業年度24,568百万円)を控除して表示しております。
2.国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。
(3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況
(経営成績の説明)
役務取引等収益は、前年度比20百万円増加しました。役務取引等費用は、同1百万円増加しました。この結果、役務取引等収支は同19百万円増加しました。
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前事業年度1,16601,166
当事業年度1,186-1,186
うち預金・貸出業務前事業年度446-446
当事業年度428-428
うち為替業務前事業年度3580358
当事業年度360-360
うち証券関連業務前事業年度3-3
当事業年度4-4
うち代理業務前事業年度79-79
当事業年度87-87
うち保護預り・
貸金庫業務
前事業年度5-5
当事業年度4-4
うち保証業務前事業年度10-10
当事業年度9-9
うち保険窓販業務前事業年度115-115
当事業年度134-134
うち投信窓販業務前事業年度144-144
当事業年度156-156
役務取引等費用前事業年度1,15101,151
当事業年度1,152-1,152
うち為替業務前事業年度53053
当事業年度53-53
うち保証業務前事業年度983-983
当事業年度974-974

(注)「国内業務部門」は当行の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。
(4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前事業年度562,391-562,391
当事業年度568,868-568,868
うち流動性預金前事業年度307,169-307,169
当事業年度328,827-328,827
うち定期性預金前事業年度242,023-242,023
当事業年度225,915-225,915
うちその他前事業年度13,197-13,197
当事業年度14,125-14,125
譲渡性預金前事業年度7,709-7,709
当事業年度10,164-10,164
総合計前事業年度570,100-570,100
当事業年度579,033-579,033

(注) 1.「国内業務部門」は当行の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。
2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3.定期性預金=定期預金+定期積金
(5) 国内・海外別貸出金残高の状況
① 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前事業年度当事業年度
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)420,304100.00422,506100.00
製造業18,5164.4116,8743.99
農業、林業1,0950.261,0990.26
漁業990.022070.06
鉱業、採石業、砂利採取業8760.219040.21
建設業41,8449.9641,1339.74
電気・ガス・熱供給・水道業15,1553.6113,7603.26
情報通信業1,8140.431,3560.32
運輸業、郵便業9,2922.219,7372.30
卸売業、小売業35,0518.3434,1088.07
金融業、保険業4,8011.144,5611.08
不動産業、物品賃貸業97,39023.17105,00824.85
各種サービス業83,61719.8986,35320.44
地方公共団体29,7667.0828,7856.81
その他80,98019.2778,61518.61
海外及び特別国際金融取引勘定分----
政府等----
金融機関----
その他----
合計420,304-422,506-

(注)「国内」とは、当行であります。
② 外国政府等向け債権残高(国別)
該当ありません。
(6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況
○有価証券残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
国債前事業年度11,877-11,877
当事業年度12,746-12,746
地方債前事業年度44,232-44,232
当事業年度42,869-42,869
社債前事業年度34,328-34,328
当事業年度36,379-36,379
株式前事業年度4,849-4,849
当事業年度5,506-5,506
その他の証券前事業年度5,7467,72913,476
当事業年度4,2826,26510,547
合計前事業年度101,0357,729108,765
当事業年度101,7846,265108,049

(注) 1.「国内業務部門」は当行の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。
ただし、円建対非居住者取引は、国際業務部門に含めております。
2.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。
(7) 自己資本比率の状況
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、単体ベースについて算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。
単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2023年3月31日2024年3月31日
1.自己資本比率(2/3)9.219.63
2.単体における自己資本の額331353
3.リスク・アセットの額3,5983,672
4.単体総所要自己資本額143146


(8) 資産の査定
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
債権の区分2023年3月31日2024年3月31日
金額(億円)金額(億円)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権1113
危険債権186203
要管理債権910
正常債権4,0394,036

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