四半期報告書-第36期第2四半期(令和3年2月1日-令和3年4月30日)

【提出】
2021/06/14 10:19
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当社グループは、前連結会計年度の第3四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、前第2四半期連結累計期間との比較・分析の記載はしておりません。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、昨秋から新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進み、その後落ち着き始めたものの、4月頃から第4波が発生したとして一部の都道府県では緊急事態宣言が発令され企業活動や個人消費活動が制限される等、終息の見通しは立っておらず、先行きが不透明な状況となっております。
当社グループに係る不動産業界及び投資業界においても、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されており、先行きは不透明な状況です。
このような状況下、不動産事業においては、「住」を支える企業として感染症対策を施しながら積極的な営業活動を行いました。また、投資事業においては、投資案件の検討及び投資実行、保有する上場会社新株予約権の行使し、市場での売却を進めました。また、継続的に営む予定はないスポットな事業として、いわゆる兄弟会社から業務の委託を受けたことで業務受託報酬を受領いたしました。
その結果、当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高は5億9千4百万円、営業利益は1億7千万円、経常利益は1億9千万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億6千3百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 不動産事業
不動産の売買仲介については、収益物件や中古住宅の仲介案件を中心に契約、引き渡しを進めました。固定資産の賃貸物件売却契約締結、再生再販物件の仕入れが進捗し、下半期での売却を見込んでおります。また、当第2四半期連結会計期間は賃貸業界の繁忙期時期にあたるため賃貸住宅の斡旋に注力しました。新型コロナウイルス感染症の拡大はあるものの必要なお客様へ住居の斡旋・提供を進めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3億7千万円、営業利益は9千7百万円となりました。
② 投資事業
当第2四半期連結会計期間において、SDGsの達成や社会課題の解決に取り組む個人や組織間のヒト・カネ・情報の循環を支える連携支援プラットフォーム等の展開を目指すICHI COMMONS㈱に対して投資を実行し、これまでの投資実績は4件となりました。そのうち、㈱フルッタフルッタに関しては新株予約権を適宜行使し、市場の動向を鑑みながら売却を進めております。金地金寄託事業は、寄託内容や業者との提携検討等の準備を完了し、営業活動をスタートいたしましたが実績はありません。また、投資運用業、投資助言代理業開始に向け、関東財務局に対して申請手続きを提出し、質疑応答を進めており、今期中の許認可を目指しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2億2千4百万円、営業利益は2億5百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
① 流動資産
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は8億円となり、前連結会計年度末に比べて2億1千3百万円増加しました。その他の増加1億9百万円、営業投資有価証券の増加7千8百万円が主な要因であります。
② 固定資産
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は13億5千3百万円となり、前連結会計年度末に比べて4千5万円減少しました。投資有価証券の減少4千万円が主な要因であります。
③ 繰延資産
当第2四半期連結会計期間末における繰延資産は6百万円となり、前連結会計年度末に比べて2百万円減少しました。株式交付費の減少2百万円が要因であります。
④ 流動負債
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は3億3千万円となり、前連結会計年度末に比べて2百万円増加しました。未払法人税等の増加2千9百万円が主な要因であります。
⑤ 固定負債
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は2億6千1百万円となり、前連結会計年度末に比べて0百万円増加しました。長期預り敷金保証金の増加7百万円が主な要因であります。
⑥ 純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産は15億6千8百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億6千2百万円増加しました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の総資産は21億6千万円となり、前連結会計年度末に比べて1億6千5百万円増加しました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、5億5千2百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動によるキャッシュ・フローは1億4百万円の収入となりました。これは、税金等調整前四半期純利益の計上1億9千万円などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動によるキャッシュ・フローは3千1百万円の支出となりました。これは、主として投資有価証券の取得による支出2千万円などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動によるキャッシュ・フローは0百万円の支出となりました。これは、主として長期借入れによる収入1億9千万円、長期借入金の返済による支出1億9千万円などによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。