四半期報告書-第37期第1四半期(令和3年11月1日-令和4年1月31日)

【提出】
2022/03/16 14:10
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株が流行し第6波として認識される中、まん延防止等重点措置が実施されました。また、ロシア・ウクライナによる紛争の可能性が顕在化し、海外マーケットへ影響が出る等、先行きは不透明な状況となっております。
当社グループに係る不動産業界及び投資業界においても、新型コロナウイルス感染症や紛争問題による影響が懸念されており、先行きは不透明な状況です。
このような状況下、不動産事業においては、「住」を支える企業として感染症対策を施しながら積極的な営業活動を行い、売買仲介や賃貸住宅の斡旋、管理物件の取得に注力いたしました。また、投資事業においては、保有する上場会社新株予約権の行使及び市場での売却を進めるとともに、上場会社の親会社が発行する社債を取得し利息を売上計上しましたが、保有する営業投資有価証券の一部について時価まで減損処理を行い原価として計上いたしました。
その結果、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高は1億7千7百万円(前年同四半期比46.3%減)、営業損失は5千9百万円(前年同四半期は営業利益1億2千4百万円)、経常損失は5千3百万円(前年同四半期は経常利益1億4千2百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は5千4百万円(前年同四半期は親会社に帰属する四半期純利益1億2千2百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 不動産事業
不動産の売買仲介については、中古住宅の仲介案件を中心に契約、引き渡しを進めました。また、当社の収益物件は高稼働しており安定的に家賃収入を得ております。新型コロナウイルス感染症の拡大はあるものの必要なお客様へ住居の斡旋・提供を進めております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1億6千5百万円(前年同四半期比2.6%減)、営業利益は2千1百万円(前年同四半期比44.2%減)となりました。
② 投資事業
当第1四半期連結累計期間における投資実績は、ジャスダック市場に上場する株式会社レッド・プラネット・ジャパンの親会社が発行する社債を取得しました。これまでの投資実績は5社7件です。そのうち、㈱フルッタフルッタに関しては新株予約権を適宜行使し、市場の動向を鑑みながら売却を進めております。金地金寄託事業は、営業活動をスタートいたしましたが実績はありません。また、投資運用業、投資助言代理業開始に向け、関東財務局に対して申請手続きを提出し、質疑応答を進めております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1千2百万円(前年同四半期比92.4%減)、営業損失は5百万円(前年同四半期は営業利益1億5千3百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 流動資産
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は9億2千万円となり、前連結会計年度末に比べて6千4百万円減少しました。現金及び預金の減少3億8千1百万円、営業投資有価証券の増加3億7千4百万円が主な要因であります。
② 固定資産
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は12億3千6百万円となり、前連結会計年度末に比べて2千5百万円増加しました。敷金及び保証金の増加3千2百万円が主な要因であります。
③ 繰延資産
当第1四半期連結会計期間末における繰延資産は2百万円となり、前連結会計年度末に比べて1百万円減少しました。株式交付費の減少1百万円が主な要因であります。
④ 流動負債
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は3億7百万円となり、前連結会計年度末に比べて2千2百万円増加しました。短期借入金の増加6千7百万円、借入有価証券の減少2千2百万円が主な要因であります。
⑤ 固定負債
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は2億5千3百万円となり、前連結会計年度末に比べて1百万円減少しました。長期借入金の減少2百万円、長期預り敷金保証金の増加1百万円が主な要因であります。
⑥ 純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産は15億9千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ6千1百万円減少しました。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の総資産は21億5千9百万円となり、前連結会計年度末に比べて4千万円減少しました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。