四半期報告書-第36期第3四半期(令和3年5月1日-令和3年7月31日)

【提出】
2021/09/13 13:59
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、昨秋から新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進み、その後落ち着き始めたものの、4月頃から第4波が発生して以降、一部の都道府県では緊急事態宣言が発令され企業活動や個人消費活動が制限される等、終息の見通しは立っておらず、先行きが不透明な状況となっております。
当社グループに係る不動産業界及び投資業界においても、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されており、先行きは不透明な状況です。
このような状況下、不動産事業においては、「住」を支える企業として感染症対策を施しながら積極的な営業活動を行いました。また、投資事業においては、投資案件の検討及び投資実行、保有する上場会社新株予約権を行使し、市場での売却を進めました。なお、継続的に営む予定はないスポットな事業として、いわゆる兄弟会社から業務の委託を受けたことで業務受託報酬を受領しました。また、保有する固定資産2物件の売却契約を締結し、1物件の引き渡しが完了、固定資産売却益及び減損損失をそれぞれ計上いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間におきましては、売上高は8億9千6百万円(前年同四半期比57.0%増)、営業利益は2億1千万円(前年同四半期は営業損失2千万円)、経常利益は2億3千9百万円(前年同四半期は経常損失2千5百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失2千6百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 不動産事業
収益物件や中古住宅の仲介案件を中心に契約、引き渡しを進め、仕入れた再生再販物件は一部売却が完了しました。また、固定資産は1物件を引き渡しましたが、今後の業績への影響は軽微です。新型コロナウイルス感染症の拡大はあるものの必要なお客様へ住居の斡旋・提供を進めております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は5億8千3百万円(前年同四半期比2.2%増)、営業利益は1億3千8百万円(前年同四半期比1.9%増)となりました。
② 投資事業
これまでの投資実績は4件となりました。そのうち、㈱フルッタフルッタに関しては新株予約権を適宜行使し、市場の動向を鑑みながら売却を進めております。金地金寄託事業は、営業活動をスタートしておりますが実績はありません。また、投資運用業、投資助言代理業開始に向け、昨年11月以降、関東財務局に対して事前申請手続きを進め、様々な質疑応答を行っております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3億1千2百万円(前年同四半期は売上計上無し)、営業利益は2億7千8百万円(前年同四半期は営業損失1千2百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 流動資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は8億9千1百万円となり、前連結会計年度末に比べて3億4百万円増加しました。現金及び預金の増加1億5千3百万円が主な要因であります。
② 固定資産
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は13億8百万円となり、前連結会計年度末に比べて9千万円減少しました。投資有価証券の減少4千万円及び建物及び構築物の減少3千5百万円が主な要因であります。
③ 繰延資産
当第3四半期連結会計期間末における繰延資産は4百万円となり、前連結会計年度末に比べて3百万円減少しました。株式交付費の減少3百万円が要因であります。
④ 流動負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は3億3千1百万円となり、前連結会計年度末に比べて4百万円増加しました。未払法人税等の増加3千2百万円が主な要因であります。
⑤ 固定負債
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は2億5千8百万円となり、前連結会計年度末に比べて2百万円減少しました。長期借入金の減少3百万円が主な要因であります。
⑥ 純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産は16億1千4百万円となり、前連結会計年度末に比べて2億8百万円増加しました。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の総資産は22億5百万円となり、前連結会計年度末に比べて2億1千万円増加しました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。