四半期報告書-第103期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)

【提出】
2023/08/14 13:10
【資料】
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【項目】
34項目
(1)財政状態および経営成績の状況
① 財政状態
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、現金及び預金が増加したことなどから、1,344,095百万円(前連結会計年度末比64,119百万円増)となりました。
負債の部は、流動負債のその他が増加したことなどから、949,582百万円(同58,096百万円増)となりました。
純資産の部は、保有株式の時価上昇に伴いその他有価証券評価差額金が増加したことや、利益剰余金が増加したことなどから、394,513百万円(同6,023百万円増)となりました。
② 経営成績
当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)は、新型コロナウイルス感染症の5類移行等により事業環境が改善し、営業収益は100,527百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は14,620百万円(同101.6%増)となったほか、経常利益は15,392百万円(同77.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,855百万円(同94.1%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりです。
ア 運輸業
運輸業では、当社の鉄道事業において新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い通勤・外出需要が増加し、定期・定期外ともに輸送人員が前年を上回ったことに加え、鉄道駅バリアフリー料金制度を適用したことなどにより増収となりました。以上の結果、営業収益は42,560百万円(前年同期比13.8%増)、営業利益は8,033百万円(同109.5%増)となりました。
(提出会社の鉄道事業運輸成績表)
種別単位当第1四半期連結累計期間
(2023.4.1~2023.6.30)
対前年同期増減率(%)
営業日数910.0
営業キロキロ120.50.0
客車走行キロ千キロ43,3400.4
輸送人員定期千人106,3264.1
定期外70,9267.1
177,2525.3
旅客運輸収入定期百万円10,7008.9
定期外17,59513.8
28,29611.9
運輸雑収739△6.4
運輸収入合計29,03511.3
乗車効率%44.5-

(注) 乗車効率の算出方法
乗車効率=延人キロ(駅間通過人員×駅間キロ程)/(客車走行キロ×平均定員)×100
イ 流通業
流通業では、百貨店業において昨年10月に新宿店本館の営業終了に伴い売場面積が大幅に縮小したことに加え、前期末に㈱白鳩が当社の連結子会社から持分法適用会社へ変更となったことなどにより、減収となりました。以上の結果、営業収益は20,749百万円(前年同期比16.0%減)、営業利益は440百万円(同12.3%減)となりました。
ウ 不動産業
不動産業では、不動産賃貸業において前期末に小田急第一生命ビル持分を売却した影響により、減収となったものの、不動産分譲業において都心のリノベーション物件や投資用不動産の販売が増加したことなどにより、増収となりました。以上の結果、営業収益は19,668百万円(前年同期比22.7%増)、営業利益は5,143百万円(同19.4%増)となりました。
エ その他の事業
その他の事業では、ホテル業における稼働の回復や、リゾート人材派遣業の需要回復等により、増収となりました。以上の結果、営業収益は23,327百万円(前年同期比21.1%増)、営業利益は991百万円(前年同期 営業損失1,406百万円)となりました。
(2)経営方針、経営環境および対処すべき課題等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当社グループでは、グループ経営理念および経営ビジョンを踏まえて選定した6つのマテリアリティ(重要テーマ)を経営の中心に据え、社会課題の解決を通じた持続可能な成長を目指しています。
なかでも、社員が自由に提案できる公募制度「climbers(クライマーズ)」では、社会課題起点で顧客と社会に新しい価値を提供する事業の立ち上げを推進しています。
なお、当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は94百万円です。