訂正有価証券報告書-第85期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2018/03/27 15:02
【資料】
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【項目】
109項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当連結会計年度の海運業収益は、VLCC“KOU-EI”を海外売船し、運賃収入は減少したものの、前期に竣工した
新造船VLCC1隻及びばら積船1隻がフル稼働したことにより、貸船料収入が前期に比べ18億2千2百万円増加し
127億8百万円となりました。
営業利益は前期竣工船2隻がフル稼働したことにより船費が増加しましたが、自社運航に投入しておりました
VLCC“KOU-EI”の海外売船により運航費が減少し、前期に比べ2億6千2百万円増加し18億1百万円となりまし
た。
経常利益は、営業外収益として為替差益が前期に比べ1億9千8百万円増加し、10億6千3百万円となりました。
当期純利益は、特別利益として、VLCC“KOU-EI”の海外売船に伴う売却益など9億8千3百万円を計上した一
方で特別損失として、当社が定期用船するばら積船1隻を期限前解約したことに伴う違約金9億1千万円を計上
したことにより、前期に比べ6億1千4百万円増加し、10億6千2百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当連結会計年度末の資産の部は、前連結会計年度末に比べ1億1千8百万円増加し、597億8千7百万円となり
ました。流動資産は現金及び預金が10億6千万円増加したものの、当期は海運業未収金が4億5百万円減少し、
35億2千万円となりました。固定資産は新造船を発注したことにより船舶の建設仮勘定が53億7千5百万円増加
しましたが、既存船の減価償却が進捗したほか売船による除却により562億6千7百万円となりました。
負債の部は短期借入金が6億7千7百万円減少し512億2千万円となりました。
純資産の部は、利益剰余金が増加したことにより前連結会計年度末に比べ6億8千7百万円増加し、85億6千
7百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 1.業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」をご参照下さい。