四半期報告書-第31期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
また、セグメントの業績につきましては、当社はISP事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、世界的な新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、各国の経済活動が強く制限されるなど引き続き景気の先行きは不透明な状況であります。
このような状況のなか、当社は通信事業者としてインターネット通信サービスを維持し続けるための行動を継続的に取り組んでおります。在宅勤務などによりインターネット環境を必要とするお客様に応えるための体制維持や、遠隔授業などの学校運営に必要なインターネットサービスの維持と拡大を行っております。
業界の動向
ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)業界においては2020年6月末のFTTH(光ファイバー)の利用者数は前年同期比154万契約増(4.8%増)の3,358万契約となり一貫して増加しております。
また、FTTHの契約数のうち、NTT東西の卸電気通信役務(サービス卸)を利用して提供される契約数は1,426万となっており、サービス卸の契約数比率は前年同期比120万契約増(9.2%増)の65.0%となっております。
MVNOサービスの利用者数は前年同期比296万契約増(13.2%増)の2,531万契約となりました。そのうち高速モバイル通信やIoT(Internet of Things) /M2M(Machine to Machine)に利用されるSIMカード型の契約者数は前年同期比224万契約増(16.3%増)の1,594万契約と順調に増加しております。
インターネットにおけるトラフィックにおいては増加傾向にあります。総務省が公開した2020年5月の情報では、1契約あたりのダウンロードトラフィックは約460.2Kbps(1カ月あたり約151.3GB、前年同月比54.0%増)となりました。またダウンロードトラフィックのピーク時間帯における変化は、平日で38.8%増加、休日は40.6%増加となっております。昼間帯は在宅勤務等のテレワーク増加や遠隔授業への取り組みなど、従来は対面で行われていた活動の多くがオンラインへ移行する事によりトラフィックが増加しております。夜間帯は利用者が増えている定額動画配信サービスやオンラインゲームなどによりトラフィックが増加しております。トラフィック増加に起因する通信速度の低下および通信品質の悪化など、ISP業界としてはトラフィック増加への対処と通信品質の維持が引き続き喫緊の課題となっております。
インターネット接続サービスの状況
ASAHIネット
「ASAHIネット」会員数の状況 (単位:千ID)
ISP「ASAHIネット」においては、2020年9月末の会員数が前年同期末比で19千ID増(3.1%増)の634千IDとなりました。
当第2四半期においては、FTTH接続サービス及びモバイル接続サービスの申し込みが増加しております。新たな生活様式への移行を目的とした接続サービスの増加は前四半期と比較すると落ち着いた状況にあるものの、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やデジタル庁の設置検討などインターネット接続の利活用は今後も増加すると捉えております。
FTTH接続サービスにおいては、通信の利用シーンが拡大する中において安定した通信品質を求める傾向がより顕著となり、「ASAHIネット」が選ばれる機会が増加しております。この結果、FTTH接続サービスの会員数は2020年9月末時点で421千ID(前年同期末比22千ID増、5.6%増)となりました。自宅で固定回線を利活用する個人会員や代理店・パートナー企業のチャネルで提携している企業経由での申し込みが増加をしております。
モバイル接続サービスにおいては、当事業年度第1四半期に発生した申し込みの増加は新型コロナウイルスによる一時的な増加であったと捉えております。当第2四半期においては、前年同期と同様の新規会員数増加の伸びで推移しております。なお、当事業年度第1四半期の一時的な増加に対する中途解約は現時点では発生はしておりません。傾向として当社の特徴である固定IPアドレスオプションを付与した契約数が堅調に推移しております。
v6 コネクト
VNE「v6 コネクト」においては、当第2四半期は新たな電気通信事業者2社と提携を開始いたしました。累計での提携事業者数は10社となりました。引き続き電気通信事業者との協業関係強化と新規業界の開拓を実施しております。
既契約の電気通信事業者においては、トラフィックが増加したことにより売上が増加しております。トラフィックの増加は総務省が公表する1契約あたりのトラフィックが増加したことに加え、2020年3月にサービスを開始したNTT東西が提供するホームゲートウェイに対応した「IPv4 over IPv6接続機能(DS-Lite方式)」の利用者が増加したことなどが挙げられます。
インターネット関連サービスの状況
manaba
「 manaba 」契約数の状況 (単位:千ID)
教育支援サービス「manaba(マナバ)」の2020年9月末の契約ID数は前年同期末比79千ID増(11.9%増)の742千IDとなりました。全学導入校数は前年同期末比18校増(19.8%増)の109校となりました。
当第2四半期においては新たに6校が利用を開始いたしました。そのうち3校は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大抑止への取り組みとして文部科学省が推奨するインターネットを活用した遠隔授業を実現するための手段としての契約締結となります。遠隔授業への取り組みに留まらず個々の学生の状況に応じた学修機会の確保など大学運営には多くの課題があると認識しております。引き続き、大学が求めるサービスの拡充をより促進してまいります。
収益の状況
2021年3月期 第2四半期の業績 (単位:百万円)
当第2四半期は、ISP「ASAHIネット」のFTTH接続サービス及びモバイル接続サービスの会員数増加、VNE「v6 コネクト」の取扱い通信量の増加、「 manaba 」の全学導入校数増加により売上高は増加しております。売上高の前年同期比差異としては、「v6 コネクト」が215百万円増収、NTT東西の光コラボレーションモデルを活用したFTTH接続サービス「AsahiNet 光」及び「ASAHIネット ドコモ光」が146百万円増収、「 manaba 」が83百万円増収、モバイル接続サービスの「ASAHIネット WiMAX 2+」及び「ASAHIネット LTE ANSIM」が79百万円増収、NTT東西と協力して提供している「ASAHIネット マンション全戸加入プラン」が29百万円の増収となりました。
売上原価においては通信回線使用料が増加しております。その内訳として、FTTH接続サービス及びモバイル接続サービスの会員数増加に伴う回線仕入が変動費として増加しております。また、当事業年度第1四半期にNTT東西との相互接続を追加契約したことにより通信費が増加しております。
トラフィックが今後も継続的に増加することを見通し当社が取り組むべき課題として下記2つを重要視しております。
①増加する費用を抑え、利益が出せる構造を維持すること
②お客様に満足いただける品質のサービスを今後も提供し続けること
この2つの課題を解決するため、インターネット接続事業においてはNTT東西と相互接続するIPv6ネットワークの追加契約や、トラフィック増加という状況下でもお客様に満足いただけるサービスを維持するために設備増強を行っております。「 manaba 」においては大学が遠隔授業を実施した結果、サーバーへのアクセスが集中しサービス
が利用しにくい状態が発生したため追加の設備投資を実施しております。このような状況もあり、2021年3月期の
売上高総利益率は前年対比で横ばいまたは微減とみております。
販売費及び一般管理費においては、新規会員書獲得を目的とした入会キャッシュバックキャンペーン等の販売促進費やテレマーケティング活動による業務委託費などにより増加となりました。
当第2四半期においては特別利益として投資有価証券売却益338百万円を計上しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は5,578百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は768百万円(同3.7%減)、経常利益は823百万円(同1.4%減)、四半期純利益は791百万円(同38.2%増)となりました。
財政の状況
財政状態といたしましては、営業活動によるキャッシュ・フローの増加に伴う現預金の増加に加え、ネットワーク設備の増強に係る有形固定資産の増加や保有株式の株価上昇に伴う投資有価証券評価額の増加などにより、当第2四半期会計期間末の総資産は12,623百万円(前期末比13.8%増)となりました。
負債は、未払金や未払法人税等の増加のほか、「 manaba 」の年間利用料の未経過期間における前受収益の計上額が増加したことなどにより1,823百万円(同31.2%増)となりました。
純資産は、四半期純利益を計上したほか、保有株式の株価上昇に伴いその他有価証券評価差額金が増加したため、10,799百万円(同11.3%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べて569百万円増加し、5,476百万円となりました。
なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得た資金は896百万円(前年同期は471百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益が1,132百万円、減価償却費が252百万円あったものの、投資有価証券売却益338百万円、法人税等の支払額279百万円などがあったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は62百万円(前年同期は792百万円の獲得)となりました。これは投資有価証券の売却による収入が338百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が278百万円、無形固定資産の取得による支出が122百万円あったことによるものです。なお、定期預金の払戻による収入1,000百万円は安全性の高い短期の譲渡性預金の購入に充てています。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は264百万円(前年同期は1,352百万円の使用)となりました。これは、配当金の支払額264百万円があったことによるものです。
(3)資本の財源及び資金の流動性
当第2四半期累計期間において、資本の財源及び資本の流動性について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
また、セグメントの業績につきましては、当社はISP事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、世界的な新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、各国の経済活動が強く制限されるなど引き続き景気の先行きは不透明な状況であります。
このような状況のなか、当社は通信事業者としてインターネット通信サービスを維持し続けるための行動を継続的に取り組んでおります。在宅勤務などによりインターネット環境を必要とするお客様に応えるための体制維持や、遠隔授業などの学校運営に必要なインターネットサービスの維持と拡大を行っております。
業界の動向
ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)業界においては2020年6月末のFTTH(光ファイバー)の利用者数は前年同期比154万契約増(4.8%増)の3,358万契約となり一貫して増加しております。
また、FTTHの契約数のうち、NTT東西の卸電気通信役務(サービス卸)を利用して提供される契約数は1,426万となっており、サービス卸の契約数比率は前年同期比120万契約増(9.2%増)の65.0%となっております。
MVNOサービスの利用者数は前年同期比296万契約増(13.2%増)の2,531万契約となりました。そのうち高速モバイル通信やIoT(Internet of Things) /M2M(Machine to Machine)に利用されるSIMカード型の契約者数は前年同期比224万契約増(16.3%増)の1,594万契約と順調に増加しております。
インターネットにおけるトラフィックにおいては増加傾向にあります。総務省が公開した2020年5月の情報では、1契約あたりのダウンロードトラフィックは約460.2Kbps(1カ月あたり約151.3GB、前年同月比54.0%増)となりました。またダウンロードトラフィックのピーク時間帯における変化は、平日で38.8%増加、休日は40.6%増加となっております。昼間帯は在宅勤務等のテレワーク増加や遠隔授業への取り組みなど、従来は対面で行われていた活動の多くがオンラインへ移行する事によりトラフィックが増加しております。夜間帯は利用者が増えている定額動画配信サービスやオンラインゲームなどによりトラフィックが増加しております。トラフィック増加に起因する通信速度の低下および通信品質の悪化など、ISP業界としてはトラフィック増加への対処と通信品質の維持が引き続き喫緊の課題となっております。
インターネット接続サービスの状況
ASAHIネット
「ASAHIネット」会員数の状況 (単位:千ID)
2019年9月末 | 2020年9月末 | 増減 | 増減率(%) | |
FTTH(光接続) | 399 | 421 | 22 | 5.6% |
ADSL | 20 | 16 | △3 | △16.4% |
モバイル接続 | 42 | 46 | 3 | 7.8% |
その他 | 154 | 151 | △3 | △2.3% |
会員数 計 | 615 | 634 | 19 | 3.1% |
ISP「ASAHIネット」においては、2020年9月末の会員数が前年同期末比で19千ID増(3.1%増)の634千IDとなりました。
当第2四半期においては、FTTH接続サービス及びモバイル接続サービスの申し込みが増加しております。新たな生活様式への移行を目的とした接続サービスの増加は前四半期と比較すると落ち着いた状況にあるものの、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やデジタル庁の設置検討などインターネット接続の利活用は今後も増加すると捉えております。
FTTH接続サービスにおいては、通信の利用シーンが拡大する中において安定した通信品質を求める傾向がより顕著となり、「ASAHIネット」が選ばれる機会が増加しております。この結果、FTTH接続サービスの会員数は2020年9月末時点で421千ID(前年同期末比22千ID増、5.6%増)となりました。自宅で固定回線を利活用する個人会員や代理店・パートナー企業のチャネルで提携している企業経由での申し込みが増加をしております。
モバイル接続サービスにおいては、当事業年度第1四半期に発生した申し込みの増加は新型コロナウイルスによる一時的な増加であったと捉えております。当第2四半期においては、前年同期と同様の新規会員数増加の伸びで推移しております。なお、当事業年度第1四半期の一時的な増加に対する中途解約は現時点では発生はしておりません。傾向として当社の特徴である固定IPアドレスオプションを付与した契約数が堅調に推移しております。
v6 コネクト
VNE「v6 コネクト」においては、当第2四半期は新たな電気通信事業者2社と提携を開始いたしました。累計での提携事業者数は10社となりました。引き続き電気通信事業者との協業関係強化と新規業界の開拓を実施しております。
既契約の電気通信事業者においては、トラフィックが増加したことにより売上が増加しております。トラフィックの増加は総務省が公表する1契約あたりのトラフィックが増加したことに加え、2020年3月にサービスを開始したNTT東西が提供するホームゲートウェイに対応した「IPv4 over IPv6接続機能(DS-Lite方式)」の利用者が増加したことなどが挙げられます。
インターネット関連サービスの状況
manaba
「 manaba 」契約数の状況 (単位:千ID)
2019年9月末 | 2020年9月末 | 増減 | 増減率(%) | |
契約ID数 | 663 | 742 | 79 | 11.9% |
導入校数 | 91 | 109 | 18 | 19.8% |
教育支援サービス「manaba(マナバ)」の2020年9月末の契約ID数は前年同期末比79千ID増(11.9%増)の742千IDとなりました。全学導入校数は前年同期末比18校増(19.8%増)の109校となりました。
当第2四半期においては新たに6校が利用を開始いたしました。そのうち3校は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大抑止への取り組みとして文部科学省が推奨するインターネットを活用した遠隔授業を実現するための手段としての契約締結となります。遠隔授業への取り組みに留まらず個々の学生の状況に応じた学修機会の確保など大学運営には多くの課題があると認識しております。引き続き、大学が求めるサービスの拡充をより促進してまいります。
収益の状況
2021年3月期 第2四半期の業績 (単位:百万円)
2020年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 増減 | 増減率(%) | |
売上高 | 5,067 | 5,578 | 510 | 10.1% |
営業利益 | 797 | 768 | △29 | △3.7% |
経常利益 | 834 | 823 | △11 | △1.4% |
四半期純利益 | 573 | 791 | 218 | 38.2% |
当第2四半期は、ISP「ASAHIネット」のFTTH接続サービス及びモバイル接続サービスの会員数増加、VNE「v6 コネクト」の取扱い通信量の増加、「 manaba 」の全学導入校数増加により売上高は増加しております。売上高の前年同期比差異としては、「v6 コネクト」が215百万円増収、NTT東西の光コラボレーションモデルを活用したFTTH接続サービス「AsahiNet 光」及び「ASAHIネット ドコモ光」が146百万円増収、「 manaba 」が83百万円増収、モバイル接続サービスの「ASAHIネット WiMAX 2+」及び「ASAHIネット LTE ANSIM」が79百万円増収、NTT東西と協力して提供している「ASAHIネット マンション全戸加入プラン」が29百万円の増収となりました。
売上原価においては通信回線使用料が増加しております。その内訳として、FTTH接続サービス及びモバイル接続サービスの会員数増加に伴う回線仕入が変動費として増加しております。また、当事業年度第1四半期にNTT東西との相互接続を追加契約したことにより通信費が増加しております。
トラフィックが今後も継続的に増加することを見通し当社が取り組むべき課題として下記2つを重要視しております。
①増加する費用を抑え、利益が出せる構造を維持すること
②お客様に満足いただける品質のサービスを今後も提供し続けること
この2つの課題を解決するため、インターネット接続事業においてはNTT東西と相互接続するIPv6ネットワークの追加契約や、トラフィック増加という状況下でもお客様に満足いただけるサービスを維持するために設備増強を行っております。「 manaba 」においては大学が遠隔授業を実施した結果、サーバーへのアクセスが集中しサービス
が利用しにくい状態が発生したため追加の設備投資を実施しております。このような状況もあり、2021年3月期の
売上高総利益率は前年対比で横ばいまたは微減とみております。
販売費及び一般管理費においては、新規会員書獲得を目的とした入会キャッシュバックキャンペーン等の販売促進費やテレマーケティング活動による業務委託費などにより増加となりました。
当第2四半期においては特別利益として投資有価証券売却益338百万円を計上しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は5,578百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は768百万円(同3.7%減)、経常利益は823百万円(同1.4%減)、四半期純利益は791百万円(同38.2%増)となりました。
財政の状況
財政状態といたしましては、営業活動によるキャッシュ・フローの増加に伴う現預金の増加に加え、ネットワーク設備の増強に係る有形固定資産の増加や保有株式の株価上昇に伴う投資有価証券評価額の増加などにより、当第2四半期会計期間末の総資産は12,623百万円(前期末比13.8%増)となりました。
負債は、未払金や未払法人税等の増加のほか、「 manaba 」の年間利用料の未経過期間における前受収益の計上額が増加したことなどにより1,823百万円(同31.2%増)となりました。
純資産は、四半期純利益を計上したほか、保有株式の株価上昇に伴いその他有価証券評価差額金が増加したため、10,799百万円(同11.3%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べて569百万円増加し、5,476百万円となりました。
なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得た資金は896百万円(前年同期は471百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益が1,132百万円、減価償却費が252百万円あったものの、投資有価証券売却益338百万円、法人税等の支払額279百万円などがあったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は62百万円(前年同期は792百万円の獲得)となりました。これは投資有価証券の売却による収入が338百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が278百万円、無形固定資産の取得による支出が122百万円あったことによるものです。なお、定期預金の払戻による収入1,000百万円は安全性の高い短期の譲渡性預金の購入に充てています。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は264百万円(前年同期は1,352百万円の使用)となりました。これは、配当金の支払額264百万円があったことによるものです。
(3)資本の財源及び資金の流動性
当第2四半期累計期間において、資本の財源及び資本の流動性について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。