有価証券報告書-第130期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国経済は、令和2年1月までの間は、概ね、好調な企業収益を背景に雇用・所得環境の改善が続くなかで、個人消費も持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、2月以降、新型コロナウイルス感染症が世界規模で急激に拡大した影響を受け、3月の景気は、大幅に下押しされ、厳しい状況となりました。先行きについては、更なる感染拡大による影響が懸念されております。
当社におきましては、平成30年4月の新劇場開場から2年目となり、4月には「陽春花形歌舞伎」が行われました。また、5月には「ミュージカル 笑う男」、「雪まろげ」、「水森かおり特別公演」、「石川さゆりコンサート2019」、6月には「ミュージカル レ・ミゼラブル」、「ファンタスティックライブ2019」、7月には「前川清特別公演 杜このみ特別出演」、「夏休み!!吉本新喜劇&バラエティ公演」、8月には「音楽劇 トムとジェリー 夢よもう一度」、「ブロードウェイミュージカル ピーターパン」、「志村けん一座 第14回志村魂~一姫二太郎三かぼちゃ~」、「ブラックorホワイト? あなたの上司、訴えます!」、9月には「坂東玉三郎 御園座特別舞踊公演」、「きん枝改メ 四代 桂小文枝 襲名披露公演」、「天童よしみコンサート2019」、「蘭RAN」、「九月新派公演」、10月には「第五十回記念 吉例顔見世」、「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」、11月には「渦が森団地の眠れない子たち」、「細川たかし特別公演 ダチョウ倶楽部一座旗揚げ公演」、「虎者-NINJAPAN-」、「組曲虐殺」、12月には「よしもと爆笑公演」、「ダンス オブ ヴァンパイア」、「加藤登紀子ほろ酔いコンサート2019」が行われました。
また、令和2年1月には「坂東玉三郎 御園座新春特別舞踊公演」、「梅沢富美男劇団&研ナオコ 新春特別公演」、「市川海老蔵特別公演」、2月には「宝塚歌劇月組公演」、3月には「吉幾三特別公演」、「キム・ヨンジャコンサート2020」を行う計画でした。
令和元年11月8日に公表した令和2年3月期業績予想において、営業損失2億4千万円を予想いたしましたが、令和2年1月以降に行われた公演が当初の想定を大きく上回る好調な結果を残し、「坂東玉三郎 御園座新春特別舞踊公演」、「梅沢富美男劇団&研ナオコ 新春特別公演」、「市川海老蔵特別公演」の合計で、令和元年11月8日に想定していた収益の前提よりも7千9百万円の大幅な超過達成を計上できました。そのままの状況が続けば、令和2年3月期業績予想の上方修正も視野に入れられる状況でした。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景として、令和2年2月26日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、政府より、今後2週間全国的なスポーツや文化イベントの中止や延期、規模縮小を要請されたことから、2月27日、「宝塚歌劇月組公演」の2月29日から3月4日まで予定していた8公演の中止を発表いたしました。
「吉幾三特別公演」につきましては、令和2年3月9日から3月22日まで公演は実施いたしましたが、予定されていた19回の公演のうち、公演期間中の貸切公演のうち10公演が中止となったため、上演したのは9公演にとどまりました。
「キム・ヨンジャコンサート2020」につきましては、令和2年3月5日、政府が中国と韓国からの入国者に指定場所での2週間の待機などを要請する方針を表明し、当該措置が3月9日から発動されたことから、キム・ヨンジャの来日が事実上不可能となり、3月11日、延期を発表いたしました。
以上の通り、「宝塚歌劇月組公演」、「吉幾三特別公演」、「キム・ヨンジャコンサート2020」の3公演に、新型コロナウイルス感染症による収益への大きな影響が発生いたしました。3公演合計で9千8百万円の利益下押しとなる影響があり、これは、上記の1月以降の収益大幅超過達成を打ち消すような影響となりました。
前事業年度においては、平成30年4月の新劇場開場を受け、4月には、松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎の襲名披露となる杮落し公演「杮葺落四月大歌舞伎」、5月には「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」、6月には「滝沢歌舞伎2018」と、ほぼ1ヶ月間連続で行う公演が3ヶ月連続で行われたことを主因に、前事業年度の当社主催公演回数は415回でしたが、当事業年度の当社主催公演回数は339回(前期比18.3%減)となりました。なお、この当事業年度の当社主催公演回数について、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった19公演は除いております。
この結果、当事業年度の業績は、売上高29億6千6百万円(前期比41.3%減)となりました。
売上高の減少を反映し、利益面では、営業損失2億4千7百万円(前期は営業利益5億2千8百万円)、経常損失2億7千6百万円(前期は経常利益5億1千3百万円)、当期純損失3億1百万円(前期は当期純利益4億5千2百万円)となりました。
生産、受注及び販売の状況について、当社は劇場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。また、当社は受注生産形態をとらない業種であるため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。
当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。
(注)1 上記の金額には、消費税は含まれておりません。
2 総販売実績に対する割合が10%以上の相手先はありません。
(2) 財政状態
① 資産の部
当事業年度末における流動資産の残高は、11億4百万円となり、前事業年度末に比べ3億7千2百万円の減少となりました。この主な要因は、未収消費税等が4千4百万円、未収還付法人税等が3千3百万円増加したものの、現金及び預金が3億2千1百万円、売掛金が1億2千9百万円減少したことによるものであります。固定資産の残高は、58億9千万円となり、前事業年度末に比べ2億3千7百万円の減少となりました。この主な要因は、減価償却等により、建物が1億1千9百万円、機械及び装置が7千7百万円、工具、器具及び備品が2千5百万円それぞれ減少したことによるものであります。この結果、総資産は、69億9千4百万円となり、前事業年度末に比べ6億1千万円の減少となりました。
② 負債の部
当事業年度末における流動負債の残高は、6億3千8百万円となり、前事業年度末に比べ1億1千2百万円の減少となりました。この主な要因は、買掛金が1億3千1百万円、預り金が4千6百万円増加したものの、未払法人税等が1億4百万円、未払消費税等が7千8百万円、未払金が6千6百万円、前受金が4千4百万円減少したことによるものであります。固定負債の残高は、17億2千2百万円となり、前事業年度末に比べ1億9千3百万円減少しました。この主な要因は、長期借入金が2億円減少したことによるものであります。この結果、負債合計は、23億6千万円となり、前事業年度末に比べ3億6百万円の減少となりました。
③ 純資産の部
当事業年度末における純資産の残高は、46億3千3百万円となり、前事業年度末に比べ3億4百万円の減少となりました。この主な要因は、利益剰余金が3億1百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物は、前事業年度と比べ3億2千1百万円減少し、8億8千4百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、9千5百万円の支出(前期は9億6千9百万円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純損失2億7千5百万円、減価償却費2億5千万円、仕入債務の増加1億3千1百万円、売上債権の減少1億2千9百万円、法人税等の支払1億2千7百万円によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1千7百万円の支出(前期は1億8千9百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1千6百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億8百万円の支出(前期は2億4百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出2億円によるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要のうち主なものは、公演に係る経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。これらの資金需要に対して、主に自己資金を充当していく方針であります。
当事業年度末の現金及び現金同等物は8億8千4百万円となっており、当社の事業活動を推進していくうえで十分な流動性を確保していると考えております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。
詳細については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当事業年度におけるわが国経済は、令和2年1月までの間は、概ね、好調な企業収益を背景に雇用・所得環境の改善が続くなかで、個人消費も持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、2月以降、新型コロナウイルス感染症が世界規模で急激に拡大した影響を受け、3月の景気は、大幅に下押しされ、厳しい状況となりました。先行きについては、更なる感染拡大による影響が懸念されております。
当社におきましては、平成30年4月の新劇場開場から2年目となり、4月には「陽春花形歌舞伎」が行われました。また、5月には「ミュージカル 笑う男」、「雪まろげ」、「水森かおり特別公演」、「石川さゆりコンサート2019」、6月には「ミュージカル レ・ミゼラブル」、「ファンタスティックライブ2019」、7月には「前川清特別公演 杜このみ特別出演」、「夏休み!!吉本新喜劇&バラエティ公演」、8月には「音楽劇 トムとジェリー 夢よもう一度」、「ブロードウェイミュージカル ピーターパン」、「志村けん一座 第14回志村魂~一姫二太郎三かぼちゃ~」、「ブラックorホワイト? あなたの上司、訴えます!」、9月には「坂東玉三郎 御園座特別舞踊公演」、「きん枝改メ 四代 桂小文枝 襲名披露公演」、「天童よしみコンサート2019」、「蘭RAN」、「九月新派公演」、10月には「第五十回記念 吉例顔見世」、「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」、11月には「渦が森団地の眠れない子たち」、「細川たかし特別公演 ダチョウ倶楽部一座旗揚げ公演」、「虎者-NINJAPAN-」、「組曲虐殺」、12月には「よしもと爆笑公演」、「ダンス オブ ヴァンパイア」、「加藤登紀子ほろ酔いコンサート2019」が行われました。
また、令和2年1月には「坂東玉三郎 御園座新春特別舞踊公演」、「梅沢富美男劇団&研ナオコ 新春特別公演」、「市川海老蔵特別公演」、2月には「宝塚歌劇月組公演」、3月には「吉幾三特別公演」、「キム・ヨンジャコンサート2020」を行う計画でした。
令和元年11月8日に公表した令和2年3月期業績予想において、営業損失2億4千万円を予想いたしましたが、令和2年1月以降に行われた公演が当初の想定を大きく上回る好調な結果を残し、「坂東玉三郎 御園座新春特別舞踊公演」、「梅沢富美男劇団&研ナオコ 新春特別公演」、「市川海老蔵特別公演」の合計で、令和元年11月8日に想定していた収益の前提よりも7千9百万円の大幅な超過達成を計上できました。そのままの状況が続けば、令和2年3月期業績予想の上方修正も視野に入れられる状況でした。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景として、令和2年2月26日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、政府より、今後2週間全国的なスポーツや文化イベントの中止や延期、規模縮小を要請されたことから、2月27日、「宝塚歌劇月組公演」の2月29日から3月4日まで予定していた8公演の中止を発表いたしました。
「吉幾三特別公演」につきましては、令和2年3月9日から3月22日まで公演は実施いたしましたが、予定されていた19回の公演のうち、公演期間中の貸切公演のうち10公演が中止となったため、上演したのは9公演にとどまりました。
「キム・ヨンジャコンサート2020」につきましては、令和2年3月5日、政府が中国と韓国からの入国者に指定場所での2週間の待機などを要請する方針を表明し、当該措置が3月9日から発動されたことから、キム・ヨンジャの来日が事実上不可能となり、3月11日、延期を発表いたしました。
以上の通り、「宝塚歌劇月組公演」、「吉幾三特別公演」、「キム・ヨンジャコンサート2020」の3公演に、新型コロナウイルス感染症による収益への大きな影響が発生いたしました。3公演合計で9千8百万円の利益下押しとなる影響があり、これは、上記の1月以降の収益大幅超過達成を打ち消すような影響となりました。
前事業年度においては、平成30年4月の新劇場開場を受け、4月には、松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎の襲名披露となる杮落し公演「杮葺落四月大歌舞伎」、5月には「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」、6月には「滝沢歌舞伎2018」と、ほぼ1ヶ月間連続で行う公演が3ヶ月連続で行われたことを主因に、前事業年度の当社主催公演回数は415回でしたが、当事業年度の当社主催公演回数は339回(前期比18.3%減)となりました。なお、この当事業年度の当社主催公演回数について、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった19公演は除いております。
この結果、当事業年度の業績は、売上高29億6千6百万円(前期比41.3%減)となりました。
売上高の減少を反映し、利益面では、営業損失2億4千7百万円(前期は営業利益5億2千8百万円)、経常損失2億7千6百万円(前期は経常利益5億1千3百万円)、当期純損失3億1百万円(前期は当期純利益4億5千2百万円)となりました。
生産、受注及び販売の状況について、当社は劇場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。また、当社は受注生産形態をとらない業種であるため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。
当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。
| 区分 | 当事業年度 (自 平成31年4月1日 至 令和2年3月31日) | |
| 金額(千円) | 前期比(%) | |
| 劇場 | 2,966,255 | △41.3 |
| 合計 | 2,966,255 | △41.3 |
(注)1 上記の金額には、消費税は含まれておりません。
2 総販売実績に対する割合が10%以上の相手先はありません。
(2) 財政状態
① 資産の部
当事業年度末における流動資産の残高は、11億4百万円となり、前事業年度末に比べ3億7千2百万円の減少となりました。この主な要因は、未収消費税等が4千4百万円、未収還付法人税等が3千3百万円増加したものの、現金及び預金が3億2千1百万円、売掛金が1億2千9百万円減少したことによるものであります。固定資産の残高は、58億9千万円となり、前事業年度末に比べ2億3千7百万円の減少となりました。この主な要因は、減価償却等により、建物が1億1千9百万円、機械及び装置が7千7百万円、工具、器具及び備品が2千5百万円それぞれ減少したことによるものであります。この結果、総資産は、69億9千4百万円となり、前事業年度末に比べ6億1千万円の減少となりました。
② 負債の部
当事業年度末における流動負債の残高は、6億3千8百万円となり、前事業年度末に比べ1億1千2百万円の減少となりました。この主な要因は、買掛金が1億3千1百万円、預り金が4千6百万円増加したものの、未払法人税等が1億4百万円、未払消費税等が7千8百万円、未払金が6千6百万円、前受金が4千4百万円減少したことによるものであります。固定負債の残高は、17億2千2百万円となり、前事業年度末に比べ1億9千3百万円減少しました。この主な要因は、長期借入金が2億円減少したことによるものであります。この結果、負債合計は、23億6千万円となり、前事業年度末に比べ3億6百万円の減少となりました。
③ 純資産の部
当事業年度末における純資産の残高は、46億3千3百万円となり、前事業年度末に比べ3億4百万円の減少となりました。この主な要因は、利益剰余金が3億1百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物は、前事業年度と比べ3億2千1百万円減少し、8億8千4百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、9千5百万円の支出(前期は9億6千9百万円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純損失2億7千5百万円、減価償却費2億5千万円、仕入債務の増加1億3千1百万円、売上債権の減少1億2千9百万円、法人税等の支払1億2千7百万円によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1千7百万円の支出(前期は1億8千9百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1千6百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億8百万円の支出(前期は2億4百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出2億円によるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要のうち主なものは、公演に係る経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。これらの資金需要に対して、主に自己資金を充当していく方針であります。
当事業年度末の現金及び現金同等物は8億8千4百万円となっており、当社の事業活動を推進していくうえで十分な流動性を確保していると考えております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。
詳細については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。