四半期報告書-第48期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/14 10:13
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費が持ち直しつつも慎重な状況が続きましたが、雇用・所得環境は改善し、企業収益は堅調に推移しました。海外経済は各国の政治情勢が不安定であったものの金融市場は落ち着いた状況にあり、緩やかな回復基調となりました。
当フィットネス業界におきましては、2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けた若手トップアスリートの活躍やスポーツ庁によるスポーツの普及・推進策、政府が進めている働き方改革の普及により、国民のスポーツ・健康に対する関心は更に高まりをみせており、余暇時間の過ごし方などライフスタイルの見直しも意識されはじめました。その影響もあり、様々な業種からの新規参入や新たなサービスの提供など競争は激しくなりましたが、新たな価値創造や消費者のニーズによるサービスの広がりが出てきました。
このような環境の中、当社グループは『0歳から一生涯の健康づくりに貢献する』という経営理念のもと、より多くの皆様にご満足いただける質の高いサービスの提供に努め、顧客満足度の向上を目指してまいりました。
店舗数の状況につきましては第1四半期と同様、当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、直営150店舗、業務受託63店舗の合計213店舗となっております。
レジャー関連事業では、子供向けの夏休みサマーキャンプにおいて、参加者に様々な体験を提供するとともに、弊社所有のセントラルキャンプ村(群馬県吾妻郡嬬恋村)から保護者向けにライブ映像の配信なども実施し、天候不順にもかかわらず参加者数は過去最高を記録いたしました。昨年オープンしたセントラルスポーツアウトドアビレッジTHE101(静岡県伊豆市)では、観光者向けのカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)が好評でした。
所属選手の活動については、今年度よりコーチを招聘した男子体操競技部において、8月の第29回ユニバーシアードで野々村笙吾(ののむらしょうご)選手が個人種目別平行棒で優勝、個人総合で2位を獲得いたしました。競泳競技では7月にハンガリーで行われた第17回世界水泳選手権大会で、松元克央(まつもとかつひろ)選手が男子400mフリーリレーに出場し日本新記録を樹立しました。飛込競技では、9月の第93回日本選手権水泳競技大会において、金戸凜(かねとりん)選手が女子高飛込、3mシンクロ飛板飛込みで2位、金戸華(かねとはな)選手が女子シンクロ高飛込で優勝、1m飛板飛込で2位となりました。また、金戸凜選手は、スポーツ庁の有望アスリート海外強化支援「平成29年度ターゲットアスリート」に選抜され、今後の活躍が期待されています。
CSR活動としては、毎年夏季に全国の店舗近隣の小学校や団体で「着衣水泳教室」を実施しており、本年は約19,800名にご参加いただきました。海や川に囲まれている日本での不幸な水難事故予防策として着衣水泳教室を今後も継続的に実施してまいります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は26,652百万円(前年同期比1.6%増)、経常利益は1,884百万円(前年同期比0.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,251百万円(前年同期比1.0%減)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ769百万円減少し、40,496百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金が減少したこと等により流動資産が1,097百万円減少し、リース資産が増加し、敷金及び保証金が減少したこと等により固定資産が328百万円増加したことによるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,512百万円減少し、19,778百万円となりました。その主な要因は、1年内返済予定の長期借入金、未払法人税等、流動負債のその他に含まれる未払金が減少したこと等により流動負債が1,149百万円減少し、また、長期借入金が減少し、リース債務が増加したこと等により固定負債が363百万円減少したことによるものです。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ743百万円増加し、20,718百万円となりました。この結果、自己資本比率は、51.1%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ996百万円減少し、4,769百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、1,721百万円の収入(前年同期は2,014百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益1,855百万円、減価償却費767百万円、法人税等の支払額768百万円等によるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、513百万円の支出(前年同期は821百万円の支出)となりました。
これは、有形固定資産の取得による支出728百万円、敷金及び保証金の回収による収入315百万円等によるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、2,202百万円の支出(前年同期は2,137百万円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出1,533百万円、配当金の支払額484百万円等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、83百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。