有価証券報告書-第21期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、入手可能な情報に基づいて当社グループが判断したものです。
(1) 経営成績の概況
国内においては、医師会員30万人以上が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開をしています。
メディカルプラットフォームでは、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」ファミリーの各種サービスに加え、会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス等、顧客の意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。また、次世代MR「メディカルマーケター」の提供、医療系広告代理店等の事業を、グループ各社を通じて展開しています。
エビデンスソリューションでは、治験に参加する施設・対象患者を発見する治験支援サービス「治験君」を核に、大規模臨床研究支援サービス、治験業務の支援を行うCRO、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を支援するSMO等の事業を、グループ各社を通じて提供しています。
キャリアソリューションでは、エムスリーキャリア株式会社において、医師、薬剤師向けの求人求職支援サービスの展開を進めています。
サイトソリューションでは、医療機関の運営をサポートする各種サービスを展開しています。
さらに、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」(https://
www.AskDoctors.jp/)や医療福祉系国家試験の対策等の事業を行う株式会社テコムに加え、LINE株式会社と設立したオンライン医療事業を目的とした持分法適用関連会社「LINEヘルスケア株式会社」においてもサービス展開を進めています。
海外においては、米国で、医療従事者向けウェブサイト「MDLinx」を運営し、この会員基盤を活かした製薬会社向けサービスの他、医師向けの転職支援サービスや治験支援サービスも展開しています。欧州では、英国で医師向けウェブサイト「Doctors.net.uk」において製薬会社向けサービスの展開を進める他、フランス、ドイツ、スペインでVidal Groupを通じて医薬品情報データベースの提供を行っています。中国、インドにおいても順調に事業を拡大しています。
また、日本、米国、欧州、中国、韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルに登録する医師は合計で約600万人となっており、医師パネルを活用したグローバルな調査サービスの提供も行っています。
当連結会計年度の業績は、以下の通りです。
(当期の業績) (単位:百万円)
(セグメントの業績) (単位:百万円)
① メディカルプラットフォーム
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い製薬会社の需要が急激に拡大し、セグメント売上収益は、77,076百万円(前期比50.3%増)となりました。製薬マーケティングチームの強化等、将来の成長に向けた積極的な先行投資により、人件費を中心として販売費及び一般管理費は増加しているものの、売上増加によりセグメント利益は37,903百万円(前期比96.9%増)となりました。
② エビデンスソリューション
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い複数の治験プロジェクトが一時的に停止したこと等によりセグメント売上収益は19,473百万円(前期比8.9%減)、セグメント利益は3,618百万円(前期比23.0%減)となりました。
③ キャリアソリューション
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い薬剤師を中心に転職動向が低調となったこと等により、セグメント売上収益は13,537百万円(前期比12.1%減)、セグメント利益は3,753百万円(前期比9.6%減)となりました。
④ サイトソリューション
提携医療機関の増加により、セグメント売上収益は16,555百万円(前期比35.4%増)、セグメント利益は1,537百万円(前期比62.9%増)となりました。新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマイナス影響は限定的なものとなっています。
⑤ 海外
新型コロナウイルス感染症拡大に伴いオンラインサービスに対する需要が拡大したことにより、アジア地域が大きく成長したほか、米国において新型コロナウイルス感染症に関連する治験プロジェクトの受注が拡大しました。これらの結果、セグメント売上収益は42,147百万円(前期比40.7%増)、セグメント利益は12,599百万円(前期比120.2%増)となりました。
⑥ その他エマージング事業群
オンライン診療等の新規事業への投資が拡大しているものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業へのマイナス影響からは回復傾向にあり、セグメント売上収益は3,328百万円(前期比1.3%増)、セグメント利益は950百万円(前期比85.0%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上収益は169,198百万円(前期比29.2%増)、営業利益は57,972百万円(前期比68.8%増)、税引前当期利益は58,264百万円(前期比68.3%増)、当期利益は41,198百万円(前期比70.6%増)となりました。
(2) 財政状態の概況
資産合計は、前連結会計年度末比51,283百万円増の273,123百万円となりました。流動資産については、主に現金及び現金同等物が41,196百万円増加したこと、また金融資産の償還等によりその他の短期金融資産が8,416百万円減少したことにより前連結会計年度末比42,564百万円増の164,109百万円となりました。非流動資産については、主に新規連結子会社の増加により無形資産が2,832百万円、のれんが1,681百万円それぞれ増加し、前連結会計年度末比8,719百万円増の109,013百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末比15,624百万円増の65,863百万円となりました。流動負債については、主に税引前当期利益増加に伴い未払法人所得税が4,497百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比12,163百万円増の50,308百万円となりました。非流動負債については、リース負債の増加等によりその他の長期金融負債が1,756百万円増加し、前連結会計年度末比3,461百万円増の15,555百万円となりました。
資本合計は、前連結会計年度末比35,659百万円増の207,260百万円となりました。主に親会社の所有者に帰属する当期利益37,822百万円を計上した一方、剰余金配当5,768百万円を行ったことにより、利益剰余金が31,905百万円増加したことによります。
(3) キャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末残高より41,196百万円増加し、89,144百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、46,627百万円の収入(前年同期は26,789百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期利益58,264百万円であり、支出の主な内訳は、法人所得税の支払額14,221百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,592百万円の収入(前年同期は49,883百万円の支出)となりました。主に金融資産の償還による収入12,000百万円が発生しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは、11,615百万円の支出(前年同期は43,400百万円の収入)となりました。主に親会社の株主への配当金の支払による支出5,768百万円が発生しています。
(4) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当社グループは、製品の生産を行っていないため、記載すべき事項はありません。
② 受注実績
当社グループは、実績に応じて売上が計上される契約がほとんどであり、受注時に受注金額を確定することが困難な状況であるため、記載を省略しています。
③ 販売実績
セグメント別の当連結会計年度における販売実績は、次の通りです。
(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しています。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、前連結会計年度及び当連結会計年度における各販売先への当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しています。
(5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しています。この連結財務諸表の作成に当たって、連結決算日における財政状態及び報告期間における経営成績に影響を与える見積り、予測を必要としています。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき、継続してこの見積り、予測の評価を実施しています。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4 重要な会計上の見積り及び判断方針」に記載の通りです。
② 当連結会計年度の経営成績に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の概況、(2)財政状態の概況、(3)キャッシュ・フローの概況」に記載の通りです。
③ 資金の源泉と流動性についての分析
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期利益58,264百万円を計上したことを主な要因に、46,627百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、金融資産の償還による収入等により、3,592百万円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払による支出等により11,615百万円の支出となりました。これらの結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より41,196百万円増加し、89,144百万円となりました。
当社はこの資金により、今後更に経営基盤を強化し、新たな事業展開に備えるための新規投資や出資等による支出に、機動的に対応していきます。
余剰資金の運用については、市場リスクや与信リスクを極めて限定的なものにする保守的な運用を行う方針としており、規模、期間を勘案した適切な手段による資金運用を行っています。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因、今後の方針等について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載の通りです。また、経営方針・経営戦略等については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りです。
(1) 経営成績の概況
国内においては、医師会員30万人以上が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開をしています。
メディカルプラットフォームでは、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」ファミリーの各種サービスに加え、会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス等、顧客の意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。また、次世代MR「メディカルマーケター」の提供、医療系広告代理店等の事業を、グループ各社を通じて展開しています。
エビデンスソリューションでは、治験に参加する施設・対象患者を発見する治験支援サービス「治験君」を核に、大規模臨床研究支援サービス、治験業務の支援を行うCRO、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を支援するSMO等の事業を、グループ各社を通じて提供しています。
キャリアソリューションでは、エムスリーキャリア株式会社において、医師、薬剤師向けの求人求職支援サービスの展開を進めています。
サイトソリューションでは、医療機関の運営をサポートする各種サービスを展開しています。
さらに、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」(https://
www.AskDoctors.jp/)や医療福祉系国家試験の対策等の事業を行う株式会社テコムに加え、LINE株式会社と設立したオンライン医療事業を目的とした持分法適用関連会社「LINEヘルスケア株式会社」においてもサービス展開を進めています。
海外においては、米国で、医療従事者向けウェブサイト「MDLinx」を運営し、この会員基盤を活かした製薬会社向けサービスの他、医師向けの転職支援サービスや治験支援サービスも展開しています。欧州では、英国で医師向けウェブサイト「Doctors.net.uk」において製薬会社向けサービスの展開を進める他、フランス、ドイツ、スペインでVidal Groupを通じて医薬品情報データベースの提供を行っています。中国、インドにおいても順調に事業を拡大しています。
また、日本、米国、欧州、中国、韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルに登録する医師は合計で約600万人となっており、医師パネルを活用したグローバルな調査サービスの提供も行っています。
当連結会計年度の業績は、以下の通りです。
(当期の業績) (単位:百万円)
2020年3月期 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 2021年3月期 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 比較増減 | ||
売上収益 | 130,973 | 169,198 | +38,225 | +29.2% |
営業利益 | 34,337 | 57,972 | +23,635 | +68.8% |
税引前当期利益 | 34,610 | 58,264 | +23,655 | +68.3% |
当期利益 | 24,153 | 41,198 | +17,045 | +70.6% |
(セグメントの業績) (単位:百万円)
2020年3月期 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 2021年3月期 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 比較増減 | |||
メディカル プラットフォーム | セグメント売上収益 | 51,270 | 77,076 | +25,806 | +50.3% |
セグメント利益 | 19,253 | 37,903 | +18,650 | +96.9% | |
エビデンス ソリューション | セグメント売上収益 | 21,365 | 19,473 | △1,892 | △8.9% |
セグメント利益 | 4,699 | 3,618 | △1,081 | △23.0% | |
キャリア ソリューション | セグメント売上収益 | 15,393 | 13,537 | △1,857 | △12.1% |
セグメント利益 | 4,151 | 3,753 | △398 | △9.6% | |
サイト ソリューション | セグメント売上収益 | 12,223 | 16,555 | +4,332 | +35.4% |
セグメント利益 | 944 | 1,537 | +594 | +62.9% | |
海外 | セグメント売上収益 | 29,961 | 42,147 | +12,186 | +40.7% |
セグメント利益 | 5,722 | 12,599 | +6,877 | +120.2% | |
その他エマージング事業群 | セグメント売上収益 | 3,286 | 3,328 | +41 | +1.3% |
セグメント利益 | 513 | 950 | +436 | +85.0% | |
調整額 | セグメント売上収益 | (2,526) | (2,919) | - | - |
セグメント利益 | (945) | (2,387) | - | - | |
合計 | 売上収益 | 130,973 | 169,198 | +38,225 | +29.2% |
営業利益 | 34,337 | 57,972 | +23,635 | +68.8% |
① メディカルプラットフォーム
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い製薬会社の需要が急激に拡大し、セグメント売上収益は、77,076百万円(前期比50.3%増)となりました。製薬マーケティングチームの強化等、将来の成長に向けた積極的な先行投資により、人件費を中心として販売費及び一般管理費は増加しているものの、売上増加によりセグメント利益は37,903百万円(前期比96.9%増)となりました。
② エビデンスソリューション
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い複数の治験プロジェクトが一時的に停止したこと等によりセグメント売上収益は19,473百万円(前期比8.9%減)、セグメント利益は3,618百万円(前期比23.0%減)となりました。
③ キャリアソリューション
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い薬剤師を中心に転職動向が低調となったこと等により、セグメント売上収益は13,537百万円(前期比12.1%減)、セグメント利益は3,753百万円(前期比9.6%減)となりました。
④ サイトソリューション
提携医療機関の増加により、セグメント売上収益は16,555百万円(前期比35.4%増)、セグメント利益は1,537百万円(前期比62.9%増)となりました。新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマイナス影響は限定的なものとなっています。
⑤ 海外
新型コロナウイルス感染症拡大に伴いオンラインサービスに対する需要が拡大したことにより、アジア地域が大きく成長したほか、米国において新型コロナウイルス感染症に関連する治験プロジェクトの受注が拡大しました。これらの結果、セグメント売上収益は42,147百万円(前期比40.7%増)、セグメント利益は12,599百万円(前期比120.2%増)となりました。
⑥ その他エマージング事業群
オンライン診療等の新規事業への投資が拡大しているものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業へのマイナス影響からは回復傾向にあり、セグメント売上収益は3,328百万円(前期比1.3%増)、セグメント利益は950百万円(前期比85.0%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上収益は169,198百万円(前期比29.2%増)、営業利益は57,972百万円(前期比68.8%増)、税引前当期利益は58,264百万円(前期比68.3%増)、当期利益は41,198百万円(前期比70.6%増)となりました。
(2) 財政状態の概況
資産合計は、前連結会計年度末比51,283百万円増の273,123百万円となりました。流動資産については、主に現金及び現金同等物が41,196百万円増加したこと、また金融資産の償還等によりその他の短期金融資産が8,416百万円減少したことにより前連結会計年度末比42,564百万円増の164,109百万円となりました。非流動資産については、主に新規連結子会社の増加により無形資産が2,832百万円、のれんが1,681百万円それぞれ増加し、前連結会計年度末比8,719百万円増の109,013百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末比15,624百万円増の65,863百万円となりました。流動負債については、主に税引前当期利益増加に伴い未払法人所得税が4,497百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比12,163百万円増の50,308百万円となりました。非流動負債については、リース負債の増加等によりその他の長期金融負債が1,756百万円増加し、前連結会計年度末比3,461百万円増の15,555百万円となりました。
資本合計は、前連結会計年度末比35,659百万円増の207,260百万円となりました。主に親会社の所有者に帰属する当期利益37,822百万円を計上した一方、剰余金配当5,768百万円を行ったことにより、利益剰余金が31,905百万円増加したことによります。
(3) キャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末残高より41,196百万円増加し、89,144百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、46,627百万円の収入(前年同期は26,789百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期利益58,264百万円であり、支出の主な内訳は、法人所得税の支払額14,221百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,592百万円の収入(前年同期は49,883百万円の支出)となりました。主に金融資産の償還による収入12,000百万円が発生しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは、11,615百万円の支出(前年同期は43,400百万円の収入)となりました。主に親会社の株主への配当金の支払による支出5,768百万円が発生しています。
(4) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当社グループは、製品の生産を行っていないため、記載すべき事項はありません。
② 受注実績
当社グループは、実績に応じて売上が計上される契約がほとんどであり、受注時に受注金額を確定することが困難な状況であるため、記載を省略しています。
③ 販売実績
セグメント別の当連結会計年度における販売実績は、次の通りです。
セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比 | |
メディカルプラットフォーム | (百万円) | 74,825 | +52.9% |
エビデンスソリューション | (百万円) | 18,954 | △11.0% |
キャリアソリューション | (百万円) | 13,491 | △12.1% |
サイトソリューション | (百万円) | 16,554 | +35.4% |
海外 | (百万円) | 42,133 | +40.7% |
報告セグメント計 | (百万円) | 165,957 | +29.9% |
その他エマージング事業群 | (百万円) | 3,241 | △0.2% |
合計 | (百万円) | 169,198 | +29.2% |
(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しています。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、前連結会計年度及び当連結会計年度における各販売先への当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しています。
(5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しています。この連結財務諸表の作成に当たって、連結決算日における財政状態及び報告期間における経営成績に影響を与える見積り、予測を必要としています。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき、継続してこの見積り、予測の評価を実施しています。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4 重要な会計上の見積り及び判断方針」に記載の通りです。
② 当連結会計年度の経営成績に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の概況、(2)財政状態の概況、(3)キャッシュ・フローの概況」に記載の通りです。
③ 資金の源泉と流動性についての分析
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期利益58,264百万円を計上したことを主な要因に、46,627百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、金融資産の償還による収入等により、3,592百万円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払による支出等により11,615百万円の支出となりました。これらの結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より41,196百万円増加し、89,144百万円となりました。
当社はこの資金により、今後更に経営基盤を強化し、新たな事業展開に備えるための新規投資や出資等による支出に、機動的に対応していきます。
余剰資金の運用については、市場リスクや与信リスクを極めて限定的なものにする保守的な運用を行う方針としており、規模、期間を勘案した適切な手段による資金運用を行っています。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因、今後の方針等について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載の通りです。また、経営方針・経営戦略等については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りです。