有価証券報告書-第16期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/25 16:03
【資料】
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【項目】
130項目
(1) 経営成績等の状況の概要
① 経営成績等の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀による施策を背景に企業収益や雇用環境の改善など緩やかな景気回復の兆しはあったものの、消費税引き上げ後の個人消費の減速、米中貿易摩擦問題や新型コロナウイルス感染症が世界経済に与える影響など、景気の先行きは極めて不透明な状況が続きました。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、事業基盤の整備・拡充、ならびに事業領域における競争力強化、収益性の向上に注力し、積極的に取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,180百万円(前連結会計年度比38.7%減)、営業損失が129百万円(前連結会計年度は営業利益293百万円)、経常損失は185百万円(前連結会計年度は経常利益204百万円)となり、違約金収入等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は319百万円(前連結会計年度比46.1%減)となりました。
また、総資産の額は、ホテル金沢㈱の資産受入等により前連結会計年度末の7,485百万円から7,997百万円増加し、15,482百万円となり、負債の額は、長期借入金が増加したことにより前連結会計年度末の3,884百万円から7,765百万円増加し、11,650百万円となりました。
なお、2019年7月に、ナッツリアルエステート(同)はホテルKANAZAWA(同)へ商号を変更しております。
また、同年4月に、Cytori Japan S1投資事業有限責任組合への出資を通じてサイトリ・セラピューティクス株式会社(以下「サイトリ社」という。)の株式を取得し、同年8月に、アドミラル㈱との合弁会社としてFRACTALEホテルマネジメント㈱を設立、そして、同年9月に、ホテルKANAZAWA合同会社(旧 ナッツリアルエステート合同会社)が組成する匿名組合への出資を通じてホテル金沢株式会社の株式を取得し、連結の範囲に含めております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、金融機関及び匿名組合員からの資金調達に加え、手元資金による積極的な企業買収を行ったため、前連結会計年度末に比べ533百万円減少し、当連結会計年度末には999百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、増加した資金は531百万円(前連結会計年度は2,750百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、減少した資金は7,423百万円(前連結会計年度は1,376百万円の増加)となりました。これは主に、貸付による支出及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、増加した資金は6,358百万円(前連結会計年度は1,936百万円の増加)となりました。これは主に長期借入による収入によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
生産及び受注の実績については、該当事項はありません。また販売の実績については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績等の状況」に記載しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
① 経営成績の分析
a.売上高
当連結会計年度の売上高は、1,180,408千円(前連結会計年度1,924,605千円)となりました。これは主に、ホテル運営の収入、不動産賃貸及び販売によるものであります。
b.売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益
当連結会計年度の売上原価は、424,085千円(前連結会計年度1,436,100千円)となりました。これは主に、販売用不動産の販売に伴う原価を計上したことによるものであります。販売費及び一般管理費は、885,482千円(前連結会計年度195,233千円)となりました。これは主に、人件費、ホテル運営経費、減価償却費であります。
この結果、営業損失は129,159千円(前連結会計年度は営業利益293,272千円)となりました。
c.営業外損益、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は、3,744千円(前連結会計年度10,353千円)となりました。営業外費用は、60,047千円(前連結会計年度99,173千円)となりました。これは主に金融機関からの借入れによる支払利息の計上によるものであります。
この結果、経常損失は185,462千円(前連結会計年度は経常利益204,452千円)となりました。
d.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益は、495,097千円(前連結会計年度389,960千円)となりました。これは主に、違約金収入が発生したことによるものであります。特別損失は、3,869千円(前連結会計年度128千円)となりました。非支配株主に帰属する当期純損失1,900千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は319,394千円(前連結会計年度592,728千円)となりました。
② 財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ776,431千円減少し、6,479,631千円となりました。これは主にサイトリ社及びホテル金沢㈱の資産の受入額を、サイトリ社及びホテル金沢㈱の取得資金の支払が上回ったことよるものであります。
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて8,774,134千円増加し9,003,144千円となりました。これは主に、ホテル金沢㈱の資産を受入れたことによるものです。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて73,226千円減少し、812,600千円となりました。これは主に前受金の違約金収入への振替によるものであります。
当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて7,838,755千円増加し10,837,426千円となりました。これは主に長期借入金の増加及び繰延税金負債の計上によるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析及び資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フローの状況の分析)
当社グループは当連結会計年度において、既存事業の拡大を図りつつ、将来性のある事業への投資及びより収益性の高い事業の買収を行いました。そのため、金融機関から60億円、当社グループで組成した匿名組合で10億円の資金調達を行い、新規連結子会社3社を取得し、1社を設立いたしました。既存事業の営業資産につきましては大きな変動はなく、営業キャッシュ・フローは、営業損益に減価償却費を加えた金額に近似しております。
(資本の財源及び流動性)
主な資金需要は、販売用不動産の仕入資金、不動産プロジェクト及びホテルファンド事業への投資資金並びに医療アセット事業への投資資金であります。それらの財源については、自己資本、金融機関から調達した有利子負債及び投資家から受入れた匿名組合出資金を充当しております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の規準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであり、合理的な基準に基づき実施しております。
なお、当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、以下のとおりであります。
2019年3月2020年3月
連結売上高1,924,605千円1,180,408千円
連結営業利益293,272千円△129,159千円
自己資本比率48.1%24.6%
ROE(連結)17.8%8.6%
連結配当性向22.7%21.0%

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