有価証券報告書-第22期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復により緩やかな回復
基調にあるものの、円安の進行、資源価格の高騰や物価の上昇等により先行きは依然不透明な状況が続きました。
このような中、当社の子会社であるADRセラピューティクス㈱は、主力商品である医療機器「セルーション遠心分離器」および高度管理医療機器(クラスⅢ)である「セルセラピーキット」について、安定的な調達、品質向上およびコスト低減を目的として、海外輸入から国産品への移行を進めてまいりました。
当該国産品の開発については、製造委託先と連携し進めており、セルセラピーキットについては既に2026年2月
より販売を開始しておりますが、セルーション遠心分離器については、製品開発は既に完了しているものの、量産体制への移行に伴う最終調整に加え、世界的な半導体供給制約への対応および品質確保を最優先とした結
果、販売時期を2026年8月に見直し、売上計上時期が来期へ移行する見込みとなりました。
当連結会計年度における売上高の減少は、需要の減少や事業停滞によるものではなく、主力商品の販売が海外
輸入から国産品への移行期にあったことによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は50百万円(前連結会計年度比58.3%減)、営業損失は906百万円(前連
結会計年度 営業損失806百万円)、経常損失は922百万円(前連結会計年度 経常損失864百万円)となり、債務
免除益等、特別利益を614百万円計上したことに伴い、税金等調整前当期純損失は397百万円(前連結会計年度
税金等調整前当期純損失2,152百万円)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は396百万円(前連結会計年度
親会社株主に帰属する当期純損失2,140百万円)となりました。
② 当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ130百万円減少し、当連結会計年度末には125百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、減少した資金は784百万円(前連結会計年度は987百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、増加した資金は2,979百万円(前連結会計年度は22百万円の増加)となりました。これは主に、固定資産(信託受益権)の譲渡による収入によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、減少した資金は2,321百万円(前連結会計年度は171百万円の増加)と
なりました。これは主に有利子負債の返済によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
生産及び受注の実績については、該当事項はありません。また販売の実績については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(販売実績)
最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績)
a.売上高
当連結会計年度の売上高は、50百万円(前連結会計年度58.3%減)となりました。減収の要因は主に、主力商品の販売が海外輸入から国産品への移行期にあったことによるものです。
b.売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益
当連結会計年度の売上原価は40百万円(前連結会計年度比68.5%減)となり、販売費及び一般管理費は、916百万円(前連結会計年度比14.5%増)となりました。これは主に、売上の減少及び研究開発費などの費用の増加によるものであります。
この結果、営業損失は906百万円(前連結会計年度 営業損失806百万円)となりました。
c.営業外損益、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は、5百万円(前連結会計年度24百万円)となりました。
営業外費用は、21百万円(前連結会計年度82百万円)となりました。これは主に不動産の売却代金で
金融機関からの借入金を返済したことにより支払利息が減少したことによるものであります。
この結果、経常損失は922百万円(前連結会計年度 経常損失864百万円)となりました。
d.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益は、614百万円(前連結会計年度2百万円)となりました。これは債務免除益、新株予約権戻入益を計上したことによるものであります。
当連結会計年度の特別損失は、20百万円(前連結会計年度1,293百万円)となりました。これは主に有形固定資産の減損損失を計上したことによるものであります。この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は396百万円(前連結会計年度 親会社株主に帰属する当期純損失2,140百万円)となりました。
(財政状態)
a.資産
当連結会計年度末における流動資産は350百万円となり、前連結会計年度末より166百万円減少いたしま
した。固定資産は17百万円となり、前連結会計年度末より3,002百万円減少いたしました。これは主に、所有不動産の売却に伴うものであります。
この結果、総資産は368百万円となり、前連結会計年度末より3,169百万円減少いたしました。
b.負債
当連結会計年度末における流動負債は226百万円となり、前連結会計年度末より265百万円減少いたしまし
た。固定負債は119百万円となり、前連結会計年度末より2,295百万円減少いたしました。これは主に長期
借入金の返済によるものであります。
この結果、負債合計は346百万円となり、前連結会計年度末より2,561百万円減少いたしました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フロー)
当社グループは当連結会計年度において、所有不動産を売却による資金を有利子負債の返済並びに事業資金に充当しましたが、営業活動によるキャッシュ・フローの赤字が大きく、当連結会計年度末における連結ベースの手許資金は,前連結会計年度末に比べ130百万円減少し、125百万円となりました。
(資本の財源及び流動性)
主な資金需要は、メディカル事業の運転資金並びに研究開発資金であります。それらの財源については、自己資本、株主等から調達した資金等を財源に充当しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の規準に基づき作成されております。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復により緩やかな回復
基調にあるものの、円安の進行、資源価格の高騰や物価の上昇等により先行きは依然不透明な状況が続きました。
このような中、当社の子会社であるADRセラピューティクス㈱は、主力商品である医療機器「セルーション遠心分離器」および高度管理医療機器(クラスⅢ)である「セルセラピーキット」について、安定的な調達、品質向上およびコスト低減を目的として、海外輸入から国産品への移行を進めてまいりました。
当該国産品の開発については、製造委託先と連携し進めており、セルセラピーキットについては既に2026年2月
より販売を開始しておりますが、セルーション遠心分離器については、製品開発は既に完了しているものの、量産体制への移行に伴う最終調整に加え、世界的な半導体供給制約への対応および品質確保を最優先とした結
果、販売時期を2026年8月に見直し、売上計上時期が来期へ移行する見込みとなりました。
当連結会計年度における売上高の減少は、需要の減少や事業停滞によるものではなく、主力商品の販売が海外
輸入から国産品への移行期にあったことによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は50百万円(前連結会計年度比58.3%減)、営業損失は906百万円(前連
結会計年度 営業損失806百万円)、経常損失は922百万円(前連結会計年度 経常損失864百万円)となり、債務
免除益等、特別利益を614百万円計上したことに伴い、税金等調整前当期純損失は397百万円(前連結会計年度
税金等調整前当期純損失2,152百万円)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は396百万円(前連結会計年度
親会社株主に帰属する当期純損失2,140百万円)となりました。
② 当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ130百万円減少し、当連結会計年度末には125百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、減少した資金は784百万円(前連結会計年度は987百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、増加した資金は2,979百万円(前連結会計年度は22百万円の増加)となりました。これは主に、固定資産(信託受益権)の譲渡による収入によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、減少した資金は2,321百万円(前連結会計年度は171百万円の増加)と
なりました。これは主に有利子負債の返済によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
生産及び受注の実績については、該当事項はありません。また販売の実績については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(販売実績)
最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至2026年3月31日) | ||
| 金額 | 割合 | 金額 | 割合 | |
| 医療法人湘美会 | 51,827千円 | 58.60% | 19,880千円 | 38.99% |
| 医療法人再生会 そばじまクリニック | 471千円 | 0.53% | 7,031千円 | 13.79% |
| DMG森精機興産株式会社 | 5,925千円 | 6.70% | 6,890千円 | 13.51% |
| 株式会社メディクルード | 4,092千円 | 4.63% | 5,621千円 | 11.02% |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績)
a.売上高
当連結会計年度の売上高は、50百万円(前連結会計年度58.3%減)となりました。減収の要因は主に、主力商品の販売が海外輸入から国産品への移行期にあったことによるものです。
b.売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益
当連結会計年度の売上原価は40百万円(前連結会計年度比68.5%減)となり、販売費及び一般管理費は、916百万円(前連結会計年度比14.5%増)となりました。これは主に、売上の減少及び研究開発費などの費用の増加によるものであります。
この結果、営業損失は906百万円(前連結会計年度 営業損失806百万円)となりました。
c.営業外損益、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は、5百万円(前連結会計年度24百万円)となりました。
営業外費用は、21百万円(前連結会計年度82百万円)となりました。これは主に不動産の売却代金で
金融機関からの借入金を返済したことにより支払利息が減少したことによるものであります。
この結果、経常損失は922百万円(前連結会計年度 経常損失864百万円)となりました。
d.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益は、614百万円(前連結会計年度2百万円)となりました。これは債務免除益、新株予約権戻入益を計上したことによるものであります。
当連結会計年度の特別損失は、20百万円(前連結会計年度1,293百万円)となりました。これは主に有形固定資産の減損損失を計上したことによるものであります。この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は396百万円(前連結会計年度 親会社株主に帰属する当期純損失2,140百万円)となりました。
(財政状態)
a.資産
当連結会計年度末における流動資産は350百万円となり、前連結会計年度末より166百万円減少いたしま
した。固定資産は17百万円となり、前連結会計年度末より3,002百万円減少いたしました。これは主に、所有不動産の売却に伴うものであります。
この結果、総資産は368百万円となり、前連結会計年度末より3,169百万円減少いたしました。
b.負債
当連結会計年度末における流動負債は226百万円となり、前連結会計年度末より265百万円減少いたしまし
た。固定負債は119百万円となり、前連結会計年度末より2,295百万円減少いたしました。これは主に長期
借入金の返済によるものであります。
この結果、負債合計は346百万円となり、前連結会計年度末より2,561百万円減少いたしました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フロー)
当社グループは当連結会計年度において、所有不動産を売却による資金を有利子負債の返済並びに事業資金に充当しましたが、営業活動によるキャッシュ・フローの赤字が大きく、当連結会計年度末における連結ベースの手許資金は,前連結会計年度末に比べ130百万円減少し、125百万円となりました。
(資本の財源及び流動性)
主な資金需要は、メディカル事業の運転資金並びに研究開発資金であります。それらの財源については、自己資本、株主等から調達した資金等を財源に充当しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の規準に基づき作成されております。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、以下のとおりであります。
| 2023年3月 | 2024年3月 | 2025年3月 | 2026年3月 | |
| 連結売上高 | 2,144,712千円 | 1,560,388千円 | 122,204千円 | 50,988千円 |
| 連結営業損失 | △794,359千円 | △772,742千円 | △806,888千円 | △906,175千円 |
| 自己資本比率 | 17.3% | 44.3% | 11.8% | 6.0% |
| ROE(連結) | △35.6% | 5.5% | △142.8% | △180.0% |
| 連結配当性向 | -% | -% | -% | -% |