有価証券報告書-第27期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/26 15:25
【資料】
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【項目】
105項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

本項における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。なお、当連結会計年度においては、平成25年12月27日に全株式を取得いたしました株式会社シー・シー・コンサルティングは、平成25年12月31日をみなし取得日としているため、貸借対照表のみを連結しております。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっての会計基準は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
人材紹介事業の売上高は、高額案件へのシフト、成約率の高いインターナショナル領域の強化、及び事業体系の再編等による生産性の向上と人員増により、前年同期比17.4%増の7,179百万円となりました。
当連結会計年度の売上総利益は、人材紹介事業の売上高が増加したことにより前年同期比18.2%増の7,009百万円となり、売上高総利益率は同0.6ポイント上昇して97.6%となりました。
販売費及び一般管理費は、主に人件費の同327百万円増により、同9.5%増の4,989百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は同47.3%増の2,019百万円となり、売上高営業利益率は同5.7ポイント増の28.1%となりました。
当連結会計年度の営業外収益は、当連結会計年度には貸倒引当金戻入額が発生しなかったこと等により、前年同期比60.7%減の3百万円となりました。営業外費用は、支払利息等の減少により同43.3%減の1百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の経常利益は同46.8%増の2,021百万円となりました。
当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、契約中途解約益の計上に伴い11百万円の特別利益を計上する一方、固定資産除却損の計上に伴い14百万円の特別損失を計上し、前年同期比52.9%増の2,018百万円となりました。また、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額の合計は同27.0%増の824百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の当期純利益は同78.1%増の1,193百万円となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
①流動性と資金の源泉
当社グループの所要資金は大きく分けると、経常運転資金と事業投資資金となっております。これらについては、自己資金による調達を基本としております。
当連結会計年度の事業投資資金の主なものは、子会社株式の取得による支出335百万円、自社の障碍者雇用の促進を目的とした農業研修施設の農園設備の取得9百万円、名古屋支店の増床による内装工事8百万円であります。
②キャッシュ・フロー
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて462百万円増加の3,915百万円となりました。各活動におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,156百万円の収入(前連結会計年度は1,348百万円の収入)となりました。主な要因といたしましては、税金等調整前当期純利益の2,018百万円、法人税等の支払額942百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、363百万円の支出(前連結会計年度は44百万円の支出)となりました。主な要因といたしましては、有形固定資産の取得による支出21百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出335百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、330百万円の支出(前連結会計年度は88百万円の支出)となりました。主な要因といたしましては、短期借入金の返済による支出100百万円、配当金の支払額199百万円によるものであります。
③資産、負債及び純資産
当連結会計年度末における総資産は、のれん601百万円増加、現金及び預金462百万円増加、売掛金114百万円増加等により、前連結会計年度末に比べて1,194百万円増加の5,660百万円となりました。
負債につきましては、短期借入金112百万円減少、未払費用106百万円増加、未払法人税等65百万円減少等により、前連結会計年度末に比べて1百万円減少の1,419百万円となりました。
純資産につきましては、当期純利益1,193百万円、剰余金の配当200百万円、第三者割当による自己株式処分差益186百万円等により、前連結会計年度末に比べ1,196百万円増加の4,241百万円となり、自己資本比率は74.9%となりました。
なお、当連結会計年度において新規取得した株式会社シー・シー・コンサルティングの連結に伴う影響は、総資産755百万円増加、負債87百万円増加であり、その主な内訳はのれん601百万円、現金及び預金124百万円、前受収益44百万円であります。