有価証券報告書-第25期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/23 12:13
【資料】
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【項目】
146項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
a.経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、徐々に経済活動の制限が緩和され、景気は緩やかに持ち直しの動きが見られました。その一方、米中対立やロシアのウクライナ侵攻の長期化に伴うエネルギー価格の高騰や急激な為替変動による物価上昇の影響もあり、個人消費や消費行動へ与える影響懸念により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
こうした中、当社グループが属する不動産業界では、資材価格高騰に伴う住宅価格の上昇や物価高による消費マインド低下などの影響はありますが、引き続き低水準にある資金調達コストを背景として投資家の投資意欲は旺盛であり、不動産市場は概ね堅調に推移しております。
また、当社が注力するホテル関連分野の市場におきましては、国内旅行は全国旅行支援などの景気刺激策による需要回復もあり、明るい兆しが見え始めております。また、インバウンド需要についても、中国本土からの訪日旅行者は回復していないものの、その他の地域からの訪日観光客は増加基調にあり、レジャー目的を中心とした宿泊施設の需要回復は、今後期待できるものと考えます。
このような状況の下、当社グループでは、創業からの主事業でありました「不動産事業」に加え、ホテル・宿泊施設等の運営、支援、開発等の事業を行う「ホテル運営事業」に軸足を置き、事業の整備と成長のための投資を進めてまいりました。また、当社の連結子会社である株式会社大多喜ハーブガーデンにおいてハーブガーデン施設の運営・卸売り販売を行う「ハーブガーデン運営事業」、「その他の事業」として、連結子会社である瀛創(上海)商務咨洵有限公司において国内インバウンド送客における事業に、それぞれ注力してまいりました。
この結果、売上高は598,187千円(前年同期比74.6%減)、営業損失は416,169千円(前年同期は営業利益195,233千円)、経常損失は471,007千円(前年同期は経常利益195,188千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は493,412千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益は156,110千円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、セグメントを従来の「プリンシパルインベストメント事業」「ソリューション事業」から、「不動産事業」「ホテル運営事業」に変更しており、また、「その他」に含まれていた「ハーブガーデン運営事業」について量的な重要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。このため、前連結会計年度との比較については、セグメント変更後の数値に組み替えて比較を行っております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(不動産事業)
不動産事業につきましては、当連結会計年度において、主にプロパティマネジメントに注力しましたが、前連結会計年度より販売用不動産の売上が大きく減少した結果、売上高は271,449千円(前年同期比87.2%減)、セグメント利益(営業利益)は34,244千円(前年同期比93.5%減)となりました。
(ホテル運営事業)
ホテル運営事業につきましては、自社ブランド、グローバルホテルブランドのサードパーティオペレーターとして、ホテル運営受託の獲得を目指し、建物賃貸借によるホテル経営、ホテル運営の受託、およびコンサルティング等に注力しましたが、国内旅行以外のインバウンド需要が回復に至っていない状況から、売上高は123,837千円(前年同期比224.4%増)、セグメント損失 (営業損失)は146,018千円(前年同期は59,687千円の営業損失)となりました。
(ハーブガーデン運営事業)
ハーブガーデン運営事業につきましては、連結子会社の大多喜ハーブガーデンが運営するハーブガーデンにおいて、SNSによる集客や、国内における観光需要の回復を取り込む施策が奏功し、ハーブガーデン運営事業の売上高は、コロナ前の水準を回復し、安定的に推移しましたが、設備投資や修繕に関する費用が膨らんだ結果、売上高は202,900千円(前年同期比1.3%増)、セグメント損失(営業損失)は26,758千円(前年同期は13,182千円の営業損失)となりました。
(その他)
その他事業につきましては、中国からの国内インバウンド送客を担う連結子会社の瀛創(上海)商務咨洵有限公司の送客事業において、事業の進展のない中、経費のみが発生し、前連結会計年度、当連結会計年度ともに売上高はありませんでした。なお、セグメント損失(営業損失)は32,334千円(前年同期は21,045千円の営業損失)となりました。
b.財政状態の状況
当連結会計年度末の資産につきましては、流動資産は前連結会計年度末に比べ726,345千円減少し1,010,491千円となりました。これは主として、現金及び預金が781,544千円減少したこと等によるものです。固定資産は前連結会計年度末と比べ48,155千円増加し168,082千円となりました。これは主として、有形固定資産が 34,797千円増加したこと等によるものです。繰延資産は、開業費が3,480千円減少し、2,439千円となりました。
この結果、資産合計は前連結会計年度末と比べ681,670千円減少し、1,181,012千円となりました。
当連結会計年度末の負債につきましては、流動負債は前連結会計年度末と比べ150,953千円減少し179,126千円となりました。これは主として、未払法人税等が44,413千円減少したこと等によるものです。固定負債は前連結会計年度末に比べ41,345千円減少し309,178千円となりました。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ192,299千円減少し、488,305千円となりました。
当連結会計年度末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ489,371千円減少し、692,706千円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、452,415千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は587,342千円(前連結会計年度は1,456,016千円の獲得)となりました。これは主として、税金等調整前当期純損失491,306千円の計上等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は148,747千円(前連結会計年度は64,650千円の使用)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出48,000千円及び開業費の支出60,358千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は47,598千円(前連結会計年度は1,031,338千円の使用)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出52,140千円があったこと等によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、不動産事業、ホテル運営事業、ハーブガーデン運営事業を主体としており、生産業務を定義することが困難であるため、生産実績の記載は省略しております。
b.受注状況
当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績の記載は省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高 (千円)前年同期比(%)
不動産事業271,449△87.2
ホテル運営事業123,837224.5
ハーブガーデン運営事業202,9001.3
その他事業
合計598,187△74.6

(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
和歌山マリーナシティ株式会社(注)11,842,88478.3

(注)1 和歌山マリーナシティ株式会社の当連結会計年度については、販売実績がないため、記載しておりません。
2 当連結会計年度においては、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積もり及び当該見積もりに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
また、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う会計上の見積りに関して、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は「(1)経営成績等の状況の概要」に記載の通りであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載の通りであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主に営業活動から得られる自己資金及び金融機関からの借入を資金の源泉としております。販売用不動産取得における資金需要につきましては、借入金にかかる金利等の資金調達費用の最小化を図る対応をしております。また、販売費及び一般管理費等における資金需要につきましては、営業活動から得られる自己資金により賄っております。

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