四半期報告書-第20期第3四半期(令和1年11月1日-令和2年1月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
「財政状態及び経営成績の状況」において使用する名称の正式名称及びその説明は、下記のとおりであります。
当社グループは、当連結会計年度を最終年度とする中期事業方針『SiLK VISION 2020』において、2020年4月期に売上高500億円、営業利益50億円の達成を目標に掲げ事業を推進し、当第3四半期連結累計期間は、売上高が前第3四半期連結累計期間を上回る結果となりました。
インフラテック事業を展開するブロードバンド通信市場は、固定網による高速ブロードバンド環境の普及が一巡したことで、成長は緩やかなものとなりました。また、モバイル市場においては、大手モバイル通信キャリアによるサブブランド展開や新プランの発表等が、当社グループの顧客である独自型MVNOサービス事業者の成長に影響を及ぼしましたが、IoT向けの需要が増加傾向にあるため、市場規模は引き続き拡大する見込みです。当社グループにおいては、2019年12月1日付で、DTIがトーンモバイルの全事業を会社分割(吸収分割)により承継しました。
不動産テック事業を行う集合住宅向けインターネット接続サービス市場は、増税等の影響があったものの、高速インターネット接続環境導入による資産価値や入居率の向上を目的とした導入需要は引き続き堅調であり、市場規模の継続的成長が予想されています。
アドテク事業においては、アドテクノロジー関連サービスであるDSP広告サービスやSNS等の運用支援サービスの拡販に注力しました。また、独自のアフィリエイトサービス「afb」の提供や利便性の向上に尽力するとともに、グローバル版アフィリエイトプラットフォームの海外展開を開始しました。
ヘルステック事業においては、フリービットEPARKヘルスケアが中心となり、当社グループの事業リソースを最大限に活かす形で“Health Tech”分野における事業を推し進めています。
引き続き成長が見込まれる“エドテック”分野で事業を展開するエドテック事業においては、教育コンテンツのICT化やアダプティブ・ラーニング等の教育ICTプラットフォーム等が今後この市場におけるキー・サクセス・ファクターになると予想され、アルクが中心となり情報通信技術を活用した質の高い教育サービスの提供に注力しています。
以上の結果、売上高は40,060,885千円(前年同四半期比17.4%増)、営業利益は1,198,125千円(前年同四半期比26.4%減)、経常利益は1,113,778千円(前年同四半期比13.9%減)、そして親会社株主に帰属する四半期純損失は238,756千円(前年同四半期は23,549千円の損失)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① インフラテック事業
スマートフォンやタブレット、AIアシスタント機器などの多様なICT端末の普及に伴い、宅内Wi-Fi環境を通じたリッチコンテンツやSNSの利用増加等により固定回線網サービスの原価率は引き続き上昇傾向にあるものの、MVNO支援パッケージサービスやVDCの拡販に注力しました。また、DTIが展開するスマートフォンサービス「トーンモバイル」は、株式会社キタムラが展開するカメラのキタムラへの出店を拡大しました。今後カメラのキタムラにおける取り扱い店舗数は拡大する見込みです。
以上の結果、売上高は11,599,003千円(前年同四半期比0.8%減)、セグメント利益は432,568千円(前年同四半期比18.7%減)となりました。
② 不動産テック事業
集合住宅向けインターネットサービスが順調に推移したことなどにより、売上及び利益が伸長しました。また、さらなる売上拡大を企図し、ギガプライズは新サービスとして、集合住宅向けISPサービス「SPES」及びミサワホーム株式会社が提供する集合住宅向けISPサービス「ベルリード・ネット」の提供を開始しました。
以上の結果、売上高は9,499,158千円(前年同四半期比34.2%増)、セグメント利益は829,820千円(前年同四半期は61.2%増)となりました。
③ アドテク事業
アドテクノロジー関連サービスであるDSP広告や動画広告市場向けの商材を中心としたインターネット広告サービスの提供に注力するとともに、SNS等の運用広告サービスの拡販を積極的に推進しました。フォーイットが展開するアフィリエイトサービスにおいては、得意とする業界に加え、その他の業界への提供も着実に広げることで事業規模を拡大しました。また、フォーイットは事業の海外展開を拡大しており、2018年の台湾現地法人設立に引き続きマレーシア現地法人を設立しました。そして、今後の更なる事業伸長のための投資や体制強化等も実行しました。
以上の結果、売上高は12,973,507千円(前年同四半期比6.9%増)、セグメント利益は645,432千円(前年同四半期比18.1%減)となりました。
④ ヘルステック事業
お薬手帳アプリ利用者や調剤薬局向けソリューションサービス利用事業者の獲得等を企図した投資を継続したことに加え、医薬品の不動在庫管理や薬局の生産性改善を実現するファーマシーシステム事業が立ち上がったことにより規模が大きく拡大しました。また、グループシナジーを強化し、当社のクラウド型介護記録システムはフリービットEPARKヘルスケアと連携した“お薬情報連携機能”の提供を開始しました。
以上の結果、売上高は2,418,490千円(前年同四半期比11.0%増)、セグメント損失は255,550千円(前年同四半期は238,371千円のセグメント損失)となりました。
⑤ エドテック事業
当事業を担うアルクの主軸となる教育向け出版事業は、第4四半期偏重型のビジネスモデルの為、日本語・第二外国語出版書籍の売上は鈍化しましたが、商戦期に向けて、フェア等の販促施策の準備や子供向け英語教育等の開発に注力しました。また、スマートスピーカー、タブレット端末及びサブスクリプション型サービスへの語学教育コンテンツの提供に注力しました。
以上の結果、売上高は3,984,321千円(前年同四半期比179.5%増)、セグメント損失は473,058千円(前年同四半期は15,888千円のセグメント利益)となりました。
なお、前年同四半期との比較における主な差異要因は、2018年9月に連結子会社化したアルクの連結対象期間が異なる(前第3四半期連結累計期間が3カ月、当第3四半期連結累計期間が9カ月)ことによるものです。
セグメント別売上高及びセグメント損益 (単位:千円)
連結財政状態
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は39,133,844千円となり、前連結会計年度末と比べて30,165千円減少しました。これは主として、商品及び製品が199,377千円、未収入金が1,139,825千円増加したものの、現金及び預金が1,197,466千円、受取手形及び売掛金が347,500千円減少したことによるものです。
負債合計は27,880,218千円となり、前連結会計年度末と比べて24,828千円増加しました。これは主として、未払法人税等が419,077千円減少したものの、短期借入金が391,000千円及びリース債務(固定)が226,292千円増加したことによるものです。
純資産合計は、利益剰余金が減少したこと等により、前連結会計年度末と比べて54,993千円減少の11,253,626千円となり、この結果、自己資本比率は22.0%となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動は8,076千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第3四半期連結会計期間において、DTIがトーンモバイルより全事業を承継したことに伴い、インフラテック事業の従業員数は333人となりました。なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む)であります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
「財政状態及び経営成績の状況」において使用する名称の正式名称及びその説明は、下記のとおりであります。
| 使用名称 | 正式名称 | 説 明 |
| MVNO | Mobile Virtual Network Operator | 仮想移動体通信事業者 |
| IoT | Internet of Things | モノに通信機能を持たせてモノ同士が相互通信することにより、ヒトが介在することなく自動認識や自動制御などが行える仕組み |
| DTI | 株式会社ドリーム・トレイン・インターネット | 当社連結子会社 |
| トーンモバイル | トーンモバイル株式会社(現TMC株式会社) | 2019年11月までは当社持分法適用関連会社。12月にDTIが同社全事業を承継 |
| アドテクノロジー | Ad Technology | 「テクノロジーを駆使した広告」の総称で主にインターネット広告における配信技術や広告流通の技術 |
| DSP | Demand Side Platform | 広告主の広告効果最適化を目指すプラットフォーム |
| SNS | Social Networking Service | インターネットを利用して社会的ネットワークを構築可能にするサービスで、ソーシャルメディアの1つ |
| アフィリエイト | Affiliate Marketing | Webページ等の広告を経由して、広告主のサイトで会員登録や商品購入をした場合にリンク元の媒体運営者へ報酬が支払われる仕組み |
| afb | アフィビー | フォーイットが提供するアフィリエイトプラットフォーム |
| フリービットEPARKヘルスケア | 株式会社フリービットEPARKヘルスケア | 当社連結子会社 |
| Health Tech | Health Technology | “健康×IT”により、ヘルスケア領域に変革を起こし、次世代の健康管理メソッドを創出していくもの |
| エドテック/EdTech | Education Technology | “教育×IT”により、語学教育領域に変革を起こし、ICTを活用して語学教育ソリューションを進化させていくもの |
| ICT | Information and Communication Technology | 情報通信技術 |
| アダプティブ・ラーニング | Adaptive Learning | 個々の学習者の学習進捗度に合わせて最適な学習教材を最適なタイミングで提供する仕組み |
| アルク | 株式会社アルク | 当社連結子会社 |
| AIアシスタント | Virtual AssistantやIntelligent Personal Assistantとも称される | ユーザーとの対話により、ユーザーの求める課題や仕事を実行するサービス |
| VDC | Virtual Data Center | データセンターの機能を仮想的に構築し、インターネット上から利用できる仕組み又はサービス |
| ギガプライズ | 株式会社ギガプライズ | 当社連結子会社 |
| SPES | Single-Pair Ethernet Service | ギガプライズが提供する集合住宅向けISPサービスの1つ |
| フォーイット | 株式会社フォーイット | 当社連結子会社 |
当社グループは、当連結会計年度を最終年度とする中期事業方針『SiLK VISION 2020』において、2020年4月期に売上高500億円、営業利益50億円の達成を目標に掲げ事業を推進し、当第3四半期連結累計期間は、売上高が前第3四半期連結累計期間を上回る結果となりました。
インフラテック事業を展開するブロードバンド通信市場は、固定網による高速ブロードバンド環境の普及が一巡したことで、成長は緩やかなものとなりました。また、モバイル市場においては、大手モバイル通信キャリアによるサブブランド展開や新プランの発表等が、当社グループの顧客である独自型MVNOサービス事業者の成長に影響を及ぼしましたが、IoT向けの需要が増加傾向にあるため、市場規模は引き続き拡大する見込みです。当社グループにおいては、2019年12月1日付で、DTIがトーンモバイルの全事業を会社分割(吸収分割)により承継しました。
不動産テック事業を行う集合住宅向けインターネット接続サービス市場は、増税等の影響があったものの、高速インターネット接続環境導入による資産価値や入居率の向上を目的とした導入需要は引き続き堅調であり、市場規模の継続的成長が予想されています。
アドテク事業においては、アドテクノロジー関連サービスであるDSP広告サービスやSNS等の運用支援サービスの拡販に注力しました。また、独自のアフィリエイトサービス「afb」の提供や利便性の向上に尽力するとともに、グローバル版アフィリエイトプラットフォームの海外展開を開始しました。
ヘルステック事業においては、フリービットEPARKヘルスケアが中心となり、当社グループの事業リソースを最大限に活かす形で“Health Tech”分野における事業を推し進めています。
引き続き成長が見込まれる“エドテック”分野で事業を展開するエドテック事業においては、教育コンテンツのICT化やアダプティブ・ラーニング等の教育ICTプラットフォーム等が今後この市場におけるキー・サクセス・ファクターになると予想され、アルクが中心となり情報通信技術を活用した質の高い教育サービスの提供に注力しています。
以上の結果、売上高は40,060,885千円(前年同四半期比17.4%増)、営業利益は1,198,125千円(前年同四半期比26.4%減)、経常利益は1,113,778千円(前年同四半期比13.9%減)、そして親会社株主に帰属する四半期純損失は238,756千円(前年同四半期は23,549千円の損失)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① インフラテック事業
スマートフォンやタブレット、AIアシスタント機器などの多様なICT端末の普及に伴い、宅内Wi-Fi環境を通じたリッチコンテンツやSNSの利用増加等により固定回線網サービスの原価率は引き続き上昇傾向にあるものの、MVNO支援パッケージサービスやVDCの拡販に注力しました。また、DTIが展開するスマートフォンサービス「トーンモバイル」は、株式会社キタムラが展開するカメラのキタムラへの出店を拡大しました。今後カメラのキタムラにおける取り扱い店舗数は拡大する見込みです。
以上の結果、売上高は11,599,003千円(前年同四半期比0.8%減)、セグメント利益は432,568千円(前年同四半期比18.7%減)となりました。
② 不動産テック事業
集合住宅向けインターネットサービスが順調に推移したことなどにより、売上及び利益が伸長しました。また、さらなる売上拡大を企図し、ギガプライズは新サービスとして、集合住宅向けISPサービス「SPES」及びミサワホーム株式会社が提供する集合住宅向けISPサービス「ベルリード・ネット」の提供を開始しました。
以上の結果、売上高は9,499,158千円(前年同四半期比34.2%増)、セグメント利益は829,820千円(前年同四半期は61.2%増)となりました。
③ アドテク事業
アドテクノロジー関連サービスであるDSP広告や動画広告市場向けの商材を中心としたインターネット広告サービスの提供に注力するとともに、SNS等の運用広告サービスの拡販を積極的に推進しました。フォーイットが展開するアフィリエイトサービスにおいては、得意とする業界に加え、その他の業界への提供も着実に広げることで事業規模を拡大しました。また、フォーイットは事業の海外展開を拡大しており、2018年の台湾現地法人設立に引き続きマレーシア現地法人を設立しました。そして、今後の更なる事業伸長のための投資や体制強化等も実行しました。
以上の結果、売上高は12,973,507千円(前年同四半期比6.9%増)、セグメント利益は645,432千円(前年同四半期比18.1%減)となりました。
④ ヘルステック事業
お薬手帳アプリ利用者や調剤薬局向けソリューションサービス利用事業者の獲得等を企図した投資を継続したことに加え、医薬品の不動在庫管理や薬局の生産性改善を実現するファーマシーシステム事業が立ち上がったことにより規模が大きく拡大しました。また、グループシナジーを強化し、当社のクラウド型介護記録システムはフリービットEPARKヘルスケアと連携した“お薬情報連携機能”の提供を開始しました。
以上の結果、売上高は2,418,490千円(前年同四半期比11.0%増)、セグメント損失は255,550千円(前年同四半期は238,371千円のセグメント損失)となりました。
⑤ エドテック事業
当事業を担うアルクの主軸となる教育向け出版事業は、第4四半期偏重型のビジネスモデルの為、日本語・第二外国語出版書籍の売上は鈍化しましたが、商戦期に向けて、フェア等の販促施策の準備や子供向け英語教育等の開発に注力しました。また、スマートスピーカー、タブレット端末及びサブスクリプション型サービスへの語学教育コンテンツの提供に注力しました。
以上の結果、売上高は3,984,321千円(前年同四半期比179.5%増)、セグメント損失は473,058千円(前年同四半期は15,888千円のセグメント利益)となりました。
なお、前年同四半期との比較における主な差異要因は、2018年9月に連結子会社化したアルクの連結対象期間が異なる(前第3四半期連結累計期間が3カ月、当第3四半期連結累計期間が9カ月)ことによるものです。
セグメント別売上高及びセグメント損益 (単位:千円)
| 区分 | 売上高 | セグメント利益 又は損失(△) |
| インフラテック事業 | 11,599,003 | 432,568 |
| 不動産テック事業 | 9,499,158 | 829,820 |
| アドテク事業 | 12,973,507 | 645,432 |
| ヘルステック事業 | 2,418,490 | △255,550 |
| エドテック事業 | 3,984,321 | △473,058 |
| 調整額 | △413,596 | 18,912 |
| 合計 | 40,060,885 | 1,198,125 |
連結財政状態
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は39,133,844千円となり、前連結会計年度末と比べて30,165千円減少しました。これは主として、商品及び製品が199,377千円、未収入金が1,139,825千円増加したものの、現金及び預金が1,197,466千円、受取手形及び売掛金が347,500千円減少したことによるものです。
負債合計は27,880,218千円となり、前連結会計年度末と比べて24,828千円増加しました。これは主として、未払法人税等が419,077千円減少したものの、短期借入金が391,000千円及びリース債務(固定)が226,292千円増加したことによるものです。
純資産合計は、利益剰余金が減少したこと等により、前連結会計年度末と比べて54,993千円減少の11,253,626千円となり、この結果、自己資本比率は22.0%となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動は8,076千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第3四半期連結会計期間において、DTIがトーンモバイルより全事業を承継したことに伴い、インフラテック事業の従業員数は333人となりました。なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む)であります。