四半期報告書-第37期第3四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/05/16 11:03
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年7月1日~2022年3月31日)においては、コロナ禍の影響により、フードブランディング事業が厳しい事業環境に置かれている中でも、基幹事業であるマーケティング&コミュニケーション事業の力強い牽引を主要因に、連結業績は好調に推移しております。
マーケティング&コミュニケーション事業では、持株会社体制への移行から取り組んできた、グループシナジー創出のための取り組みによる収益力強化と、人的リソース投下の最適化の取り組みによる収益率向上の結果として、セグメント利益において、過年度の同期間累計業績を大きく上回りました。
セールスアクティベーション事業では、大手ハンバーガーチェーンやコンビニエンスストア等、コロナ禍の変化に適応した既存顧客への企画提案を強化し、従来からの得意領域の案件を順調に獲得したことに加え、新規のコア顧客の獲得および新規サービス開発にも取り組んでおり、前期に引き続き安定的に利益を創出しております。
フードブランディング事業では、長引くコロナ禍の影響を受け、想定通りの集客・店舗運営が出来ない等の厳しい環境が続いておりますが、国内・韓国では足元の集客は回復傾向にあります。オペレーション改善とコスト管理徹底による収益力維持の取り組みを継続し、新型コロナウイルス感染症に係る各種助成金を受けながら、従業員の雇用維持をはじめとする事業基盤の維持に努めております。
ビジネスディベロップメント事業では、流動的な社会情勢を慎重に予測しながらも、コロナ禍を機に加速する社会の変化を機敏に捉え、SDGs達成に寄与するビジネス創出等による新たな収益源の確立に取り組んでおります。
その結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態および経営成績は以下の通りになりました。
(財政状態)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて587百万円増加し、7,751百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて142百万円減少し、4,681百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて730百万円増加し、3,070百万円となりました。
(経営成績)
売上高 12,099百万円
営業利益 832百万円
経常利益 1,339百万円
親会社株主に帰属する四半期純利益 792百万円
コロナ禍の中、当第3四半期連結累計期間では、過去最高の営業利益を更新いたしました。
営業外では、コロナ禍に関する各種助成金の計上により、第2四半期連結累計期間までに計上した235百万円と合わせて、284百万円の助成金収入を計上いたしました。また、当社が出資を行う組合が運営してきた、東京・原宿駅前の商業施設「jing(ジング)」が、当初計画通りに2021年11月をもって営業期間を満了し、本組合を清算した結果として、第2四半期連結累計期間において、組合損益分配額151百万円を営業外収益に計上しております。
第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用したため、上記の連結業績および下記のセグメント業績につきましては、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同期比増減率は記載しておりません。
セグメントの構成およびセグメントの経営成績は次の通りです。
セグメント区分構成子会社
①マーケティング&コミュニケーション事業㈱サニーサイドアップ(コンテンツ関連部門を除く)
㈱クムナムエンターテインメント
㈱ステディスタディ
㈱スクランブル
㈱エアサイド
②セールスアクティベーション事業㈱ワイズインテグレーション
㈱サニーサイドアップ(コンテンツ関連部門)
③フードブランディング事業㈱フライパン
SUNNY SIDE UP KOREA, INC
bills waikiki LLC
SUNNY SIDE UP INTERNATIONAL, INC.
④ビジネスディベロップメント事業㈱グッドアンドカンパニー※
㈱サニーサイドアップパートナーズ
㈱アジャイル

※事業内容の拡充に伴い、㈱サニーサイドアップキャリアより商号変更
①マーケティング&コミュニケーション事業(M&C事業)
グループの基幹事業である当事業では、PRを軸とし、プロモーション、スポーツマーケティング、ブランディング、コンテンツ開発等、マーケティングおよびコミュニケーションに関する多彩なサービスを提供しております。
当事業では、当社グループの中核会社である㈱サニーサイドアップを軸に、グループ内のソリューションやナレッジ活用による総合的な提案力の強化に注力しております。
㈱サニーサイドアップでは、企画力とメディアネットワークを強みに、マーケティング&コミュニケーション領域におけるサービス全般を幅広く提供しております。
セグメントを横断したグループ各社のソリューション活用による総合的な提案力強化の施策が、既存顧客の深掘りと新規顧客の獲得の両側面に効果を発揮し、特定の業種・業界にとらわれない多種多様な案件を獲得いたしました。巣ごもり消費やヘルスケアなど、コロナ禍において変容した消費者ニーズによる新たなPR需要や、経済の平常化を見据えた既存のPR需要の回復も、案件獲得の追い風となっております。
また、かねてより注力してきた人的リソース投下の最適化の取り組みは、組織への浸透とともに成果が顕在化し、労働生産性の向上に大きく寄与しました。
グループ内のソリューション活用等による収益力強化と人的リソース投下の最適化による収益率向上の双方の取り組みが有効に機能したことにより、同社の当第3四半期連結累計期間のセグメント利益は過年度の同期間累計業績を大きく上回り、過去最高業績を達成いたしました。
㈱クムナムエンターテインメントでは、強力なキャスティングネットワークとプランニング力を活用し、日本お
よび韓国の人気ア-ティストやK-POPグループ等を起用した、企業ブランディング活動やコンテンツ開発を多数手掛けております。
㈱ステディスタディでは、ファッション・ライフスタイル業界における専門性の高い知見やキャスティング力を活用し、PRやイベントの企画・制作・運営、コンサルティングサービスを提供しております。2020年3月の当社グループへの参画以来、グループ内のナレッジ活用による営業力と経営管理体制の強化に取り組んでおります。
㈱エアサイドでは、高いクリエイティビティーとエンターテインメント業界とのリレーションを武器に、人気アーティストを起用したCMのパブリシティや記者発表会などを多数手がけております。今期はクライアント数の増加により売上・利益ともに大きく増加いたしました。
㈱スクランブルでは、インフルエンサー・マーケティング領域を中心としたサービスを展開しており、グループ各社との連携を深めることにより、順調に案件を獲得しております。
これらの結果、M&C事業の当第3四半期連結累計期間の業績は以下の通りになりました。
売上高 5,750百万円
セグメント利益 1,570百万円
②セールスアクティベーション事業(SA事業)
当事業では、店頭等の消費者とのコンタクトポイントにおける購買・成約の意思決定を促すためのノウハウ・ソリューションを提供しております。
㈱ワイズインテグレーションでは、商品キャンペーンの企画からグッズ制作、雑貨の商品企画およびOEM、国際支援団体のマーケティングサポート等を展開するとともに、自社商材・サービス拡充にも注力しております。
当第3四半期連結累計期間では、コロナ禍の中でも好調な業績を維持する大手ハンバーガーチェーンにおける大型キャンペーンの獲得や、IP(知的財産)を活用したコラボ商材の企画販売等の従来から得意としていた領域の案件に加えて、大手食品・飲料メーカーのコミュニケーション戦略・販促PRの案件を獲得するなど、活動領域を拡大しながら底堅い業績を維持しております。
コロナ禍の影響により、国際支援団体の集客を伴うサポート業務が一時的に規模縮小したことに加えて、既存の顧客ポートフォリオ上、案件が上期に偏る傾向があることから、同社では新規の提案営業にも一層注力しております。
㈱サニーサイドアップのコンテンツ関連部門では、タレントやキャラクターなどIP(知的財産)を活用したコンテンツ制作および販促施策を手掛けております。
同部門は当第3四半期連結累計期間においても、前期に引き続き、大手コンビニエンスストアにおける人気男性アイドルグループのIPコンテンツを活用した販促企画やエンタメユニットの物販施策等を継続的に手掛けており、好調な業績水準を維持しております。
これらの結果、SA事業の当第3四半期連結累計期間の業績は以下の通りになりました。
売上高 4,200百万円
セグメント利益 312百万円
③フードブランディング事業(FB事業)
当事業では、オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」の、国内におけるブランディングとライセンシングビジネス、韓国におけるライセンス管理と店舗運営の他、自社ブランド「UPSTAIRS」の米国ハワイ州における店舗運営を行っております。
当第3四半期連結累計期間における国別の状況は下記の通りです。
(国内)
既存店については、政府および各自治体の感染拡大予防対策の指針・ガイドラインに沿って営業を行っております。当第3四半期連結累計期間において、出退店はありません。
インバウンド需要の剥落や無観客による東京オリンピック・パラリンピックの開催、緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置の実施の影響を受けた人流の減少から客数が低下したことで売上が低迷しておりますが、まん延防止全面解除や経済平常化に伴い、足元の集客は回復傾向にあります。
(韓国)
「bills 光化門」の閉店(2021年2月実施)によって事業規模は縮小したものの、既存2店舗は、コロナ禍においても底堅い業績を残しております。コロナ禍における飲食店の人手不足を受け、スタッフ配置の工夫や店舗オペレーション負荷を一時的に軽減するなど効率的な店舗運営に努めております。
(米国ハワイ州)
コロナ禍による深刻な人流減少を踏まえて、「bills Waikiki」は2020年9月より臨時休業を実施しておりました。2021年10月にはローカル層(地元の富裕層、米国本土からの移住者・長期滞在者等)を主要ターゲット層としたダイニング「UPSTAIRS」への業態変更を実施し、新たな業態の収益力を見極めながら、試験的に営業を行ってきました。変動が激しいコロナ禍の状況に加え、インフレおよび人件費高騰の傾向を慎重に予測しながら、経営資源の効果的な配分の観点から各種施策を検討しております。
これらの結果、FB事業の当第3四半期連結累計期間の業績は以下の通りになりました。
売上高 1,694百万円
セグメント損失 △252百万円
④ビジネスディベロップメント事業(BD事業)
当事業では、基幹事業が安定的な収益基盤を構築する中、新規事業の開発・創出による当社グループの事業領域の拡充に取り組んでおり、セグメントの特性上コストが先行する傾向にあります。当第3四半期連結累計期間の業績においても、事業開発に係る費用等が先行して発生しておりますが、想定の範囲内で進捗しております。
㈱グッドアンドカンパニーでは、2021年8月付で㈱サニーサイドアップキャリアより商号変更を行い、従来のリクルーティングサービスに加え、社会全体の共通課題であるサスティナビリティの実現に向けたコミュニケーションサービスを根幹事業として本格的に開始しました。
女性ひとり一人の“Well-Living(よりよく生きることができる状態)”をデザインするプロジェクトとして2021年9月より始動した「W society」では、国際女性デーに合わせ、女性のキャリア・ヘルスケアなど様々な視点で「女性のライフデザイン」を考えるキャンペーン「W week」を展開するなど、啓発プロジェクトの取り組みを本格化しております。
㈱サニーサイドアップパートナーズでは、事業シーズおよびパートナーの発掘から事業スキーム策定、ならびに事業化後における管理・運用業務を行っております。
㈱アジャイルでは、各企業が有する資産やIP(知的財産)を組み合わせるノウハウを軸とした新業態・新商品の開発支援・コンサルティングサービスを提供しております。
これらの結果、BD事業の当第3四半期連結累計期間の業績は以下の通りになりました。
売上高 454百万円
セグメント損失 △84百万円
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)新型コロナウイルス感染症の影響
フードブランディング事業において日本と韓国で運用する「bills」およびハワイで運用する「UPSTAIRS」につきまして、コロナ禍の影響を受けて、平常時において見込める集客ができない状況です。
各国政府および地域自治体のガイドラインや、各エリアにおける感染症の流行の状況等を踏まえて、営業時間の短縮・酒類の提供停止等、営業に制限が強いられております。

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