四半期報告書-第33期第3四半期(平成26年9月1日-平成26年11月30日)

【提出】
2015/01/09 15:30
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日銀の金融政策によって、円安や株高傾向が進むと共に企業の設備投資が上向くなど、総じて緩やかな回復基調で推移いたしました。また、当社グループが属する情報サービス産業においても、ITに関する投資や新製品開発による技術支援ニーズが顕著に増加してまいりました。一方で海外においては、堅調な米国経済に下支えされると見込んでおりますが、新興国の経済成長の鈍化が世界経済の下振れリスクとして意識されております。
このような経済環境の中、当社グループでは引続きお客様のニーズに応えるべく営業活動及び提案活動を行ってまいりました。また、プロジェクトマネージャーの育成や若手エンジニアへの教育を含めた技術力の底上げ、本社移転によるノウハウ共有の徹底など、将来の当社グループ発展に向けた各種施策も着実に推進してまいりました。その結果、各種案件の受注が堅調に進み、エンジニアリング事業の売上高は5,110百万円(前年同期比5.5%増)、その他事業の売上高は115百万円(前年同期比47.1%増)となりました。また、利益面に関しましても、第2四半期連結会計期間に発生した本社移転費用48百万円を吸収したうえで前年同期を上回り、順調に推移しております。
以上により、当第3四半期連結累計期間における売上高は5,225百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は444百万円(前年同期比3.6%増)、経常利益は449百万円(前年同期比4.1%増)、四半期純利益は257百万円(前年同期比3.9%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産、負債及び純資産の状況)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計額は3,497百万円となり、前連結会計年度末比329百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が250百万円増加したこと、投資その他の資産が82百万円増加したことによるものであります。
負債合計額は918百万円となり、前連結会計年度末比184百万円の増加となりました。これは主に、当第3四半期連結会計期間末が休日であったため、支払期日が翌月になったことの影響等で流動負債その他が393百万円増加したこと、賞与引当金が195百万円減少したこと、未払法人税等が25百万円減少したことによるものであります。
純資産合計額は2,578百万円となり、前連結会計年度末比144百万円の増加となりました。これは主に、四半期純利益の計上等に伴い利益剰余金が144百万円増加したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。