四半期報告書-第101期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/02/13 11:41
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間の当社グループを取り巻く環境は、国内では個人消費に弱さが見られたものの、雇用情勢は改善傾向にあるなど、穏やかな回復基調を辿りました。海外では、一部資源国で景気が悪化し、中国で成長鈍化がみられたものの、米国経済は安定的に回復し、欧州でも持ち直しの動きが続くなど、総じて底堅く推移しました。
このような経営環境の下、当社グループは国内向けでは消費税増税前の予想以上の駆け込み需要により、各メーカーが流通在庫の大幅減少を適正水準に戻すための増産を上期を中心に行ったことも影響し、引き続き売上高は好調に推移しました。海外向けでは、主に自動車部品事業分野において、販売は好調に推移していることを受け、日系、非日系の自動車部品メーカーからの売上も堅調に推移しました。稼働を開始したタイ工場が本格稼働までに至らない間の固定費負担等がある一方、グローバル生産体制は生産の平準化や生産移管等も徐々に進み、主に第一四半期に大幅に増加した中国工場での時間外労務費や納期対応に伴う物流費も引き続きコントロールされております。
当第3四半期連結累計期間における売上高は8,905百万円(前年同四半期は8,795百万円)となりました。また、営業利益は23百万円(前年同四半期は営業損失150百万円)、経常損失は30百万円(前年同四半期は経常損失238百万円)、四半期純損失は75百万円(前年同四半期は四半期純損失299百万円)となりました。
参考までに当社グループの当四半期会計期間毎の業績概要の推移は下記の通りです。
平成27年3月期 (百万円)
当第1四半期当第2四半期当第3四半期
売上高2,9782,9992,927
営業利益△1419866
経常利益△1769945

(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は8,478百万円(前連結会計年度比304百万円の増加)(前連結会計年度比3.7%増)となりました。これは主に有形固定資産やたな卸資産の増加によるものであります。
負債につきましては7,548百万円(前連結会計年度比256百万円の減少)(前連結会計年度比3.3%減)となりました。これは主に借入金などの減少によるものであります。
なお、純資産は主に為替換算調整勘定の増加より、930百万円(前連結会計年度比561百万円の増加)(前連結会計年度比152.1%増)となりました。また、自己資本比率は11.0%(前連結会計年度比6.5ポイント増)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、280百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。