四半期報告書-第104期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/14 10:32
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(以下、当四半期)における経済情勢は、欧米における雇用情勢の改善や堅調な個人消費により景気回復基調が続きました。中国を中心としたアジア新興国におきましても、経済政策の動向に不透明さはあるものの底堅く回復基調を維持しました。国内においても、深刻な人手不足が浮き彫りとなり供給制約がある中で、株式市場においてバブル崩壊後の最高値を更新する等、堅調に推移しました。
このような環境の下、当四半期における当社グループの売上高は、9,294百万円(前年同期は9,101百万円)と前年同期比2.1%の増加となりました。営業利益は568百万円(前年同期は462百万円)、経常利益は425百万円(前年同期は297百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は242百万円(前年同期は203百万円)と増益になりました。
当四半期は、第2四半期に引き続き最善の生産場所で最良の生産コストでのモノつくりを掲げ、発足していたプロジェクトを組織化し、適切な製品原価での生産体制の見直しを強化してまいりました。操業度の向上に伴い、過剰生産抑制効果は、材料費、加工費の低減に繋がり、在庫を圧縮、更には間接部門の徹底したムダ取りといった生産革新活動を着実に実行し、営業利益は前年同期比106百万円の増加となりました。
営業外損益では、11月末に実行したリファイナンスのアレンジメントフィーとして47百万円が生じましたが、経常利益は前年同期比128百万円の増加となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、中国における法人税等が増加したものの、前年同期比39百万円の増加となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は8,699百万円(前連結会計年度末比194百万円(2.3%)の増加)となりました。これは主に現金及び預金の増加によるものであります。
負債につきましては6,916百万円(前連結会計年度末比178百万円(2.5%)の減少)となりました。これは主に借入金などの減少によるものであります。
なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は242百万円の計上、及び為替換算調整勘定が132百万円増加したこと等により、純資産は1,782百万円(前連結会計年度末比373百万円(26.5%)の増加)となりました。また、自己資本比率は20.4%(前連結会計年度末比3.9ポイント増)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、282百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。