四半期報告書-第20期第3四半期(平成30年9月1日-平成30年11月30日)

【提出】
2019/01/11 15:32
【資料】
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【項目】
31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間における国内経済は、企業収益が堅調に推移するとともに雇用環境の改善を背景とする個人消費の持ち直しの動きなどにより緩やかな回復基調が続きつつあるものの、米国・中国をはじめとする保護貿易主義の台頭や、政府が予定している消費税増税にともなう個人消費等への影響の懸念があるなど、先行き不透明な状況は依然続いております。
こうした状況のもとで、当社におきましては、人材の育成と既存店のさらなる強化、さらには内部体制の充実に努めてまいりました。
当第3四半期累計期間は、4月に今治市鈍川せせらぎ交流館(愛媛県)および今治市玉川龍岡活性化センター(愛媛県)の運営を開始し、5月にブックオフ松山南店(愛媛県)を閉店しました。また、6月にはホビーオフ松山南店(愛媛県)をブックオフ・ハードオフ松山駅前店内に移転・統合し、ホビーオフ松山駅前店(愛媛県)としてリニューアルオープンしました。8月には、トマトアンドオニオン高知介良店(高知県)を閉店しました。
この結果、当社の店舗数はリユース事業86店舗、フードサービス事業32店舗、その他2店舗、合計120店舗となりました。
当第3四半期累計期間の業績は、売上高6,245,983千円(対前年同四半期比4.8%減)、営業利益212,729千円(同1.4%減)と営業利益ベースでは減収減益になりましたが、不動産賃貸収入の増加など営業外収益が49,395千円増加したことなどにより、経常利益245,701千円(同15.2%増)となりました。7月の豪雨災害により店舗が被災し、特別損失を計上しましたが、四半期純利益152,442千円(同21.8%増)となり、経常利益・四半期純利益ベースでは増益という結果になりました。
セグメントごとの業績を示すと次のとおりであります。
(リユース事業)
当第3四半期累計期間におきましては、ハードオフ本部のECプラットフォーム「ネットモール」を活用したネット販売の強化にくわえ、出張買取などのリアル店舗ならではのサービスへの取り組みを深めたほか、お客様目線での売場づくりを進め、売上高の増加に努めてまいりました。この結果、売上高4,331,761千円(対前年同四半期比2.5%減)と前事業年度に2店舗、当事業年度に1店舗閉店した影響で減収にはなりましたが、セグメント利益(営業利益)440,497千円(同16.6%増)となりました。
(フードサービス事業)
当第3四半期累計期間におきましては、フランチャイジー事業においては本部主導の販売促進活動の理解と徹底、オリジナルブランド事業においては食の安心・安全とおいしさへの取り組みを深めながら新商品の投入や既存商品の改良等を行ってまいりました。「平成30年7月豪雨」の影響で愛媛県大洲市内の2店舗が1ヶ月程度の休業を余儀なくされたこともあり、売上高1,840,870千円(対前年同四半期比13.2%減)、セグメント利益(営業利益)32,116千円(同51.1%減)となりました。
(その他)
当第3四半期累計期間におきましては、4月から愛媛県今治市が所有する2施設について指定管理者としての指定を受け、運営を開始しました。運営の引継ぎにともなう初期費用等の発生により、売上高73,351千円、セグメント損失(営業損失)3,640千円となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べて97,278千円減少し、1,859,702千円となりました。現金及び預金が180,257千円減少、売掛金が29,373千円増加、商品が60,863千円増加したことが主な要因であります。
固定資産は、前事業年度末に比べて56,833千円減少し、2,663,383千円となりました。有形固定資産が21,052千円減少、無形固定資産が5,649千円減少、投資その他の資産が30,131千円減少したことが主な要因であります。
この結果、総資産は、前事業年度末に比べて154,112千円減少し、4,523,086千円となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べて221,751千円減少し、876,321千円となりました。買掛金が6,963千円増加、1年内返済予定の長期借入金が23,955千円増加、1年内償還予定の社債が180,000千円減少、未払法人税等が66,362千円減少したことが主な要因であります。
固定負債は、前事業年度末に比べて3,736千円増加し、1,667,973千円となりました。長期借入金が26,360千円増加、資産除去債務が5,458千円増加、その他固定負債が26,902千円減少したことが主な要因であります。
この結果、負債は、前事業年度末に比べて218,014千円減少し、2,544,294千円となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べて63,901千円増加し、1,978,791千円となりました。利益剰余金が67,441千円増加したことが主な要因であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。