四半期報告書-第16期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 15:31
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響で度重なる緊急事態宣言の発出や、まん延防止等重点措置が公示されたことにより、社会・経済活動が抑制され、厳しい状況で推移いたしました。
当社グループにおきましても、新型コロナウイルス感染症による影響を受けておりますが、中期経営計画(2021年1月~2027年12月)である「成婚組数2.5万組」「加盟相談所数1万社」「お見合い会員数20万人」「マッチング会員数50万人」の達成に向けて、引き続き業容の拡大に努めました。
当第3四半期連結累計期間においては、かねてより注力してきた営業メソッドが浸透したことや、2020年5月から株式会社ZWEIがグループ会社となったことなどにより、直営店事業での入会数が、当第3四半期連結累計期間で12,536名(前年同期比190.5%増)となりました。また、加盟店事業ではグループ会社間の連携強化などにより会員基盤が順調に拡大し、お見合い会員数が73,466人(前年同期比8.6%増)となりました。他方で、度重なる緊急事態宣言の発出およびまん延防止等重点措置の公示などにより、パーティー事業は開催規模の縮小を余儀なくされ、同感染症の感染防止対策を徹底してパーティーを開催するなど回復に努めたものの、参加者数は前年同期比で減少しました。
なお、従来投資その他の資産の投資有価証券に記載しておりました一部の投資有価証券につきまして、投資区分の見直しを行い、第1四半期連結会計期間より、流動資産の営業投資有価証券として記載しております。また、前連結会計年度末において、株式会社ZWEIとの企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行ったため、2020年12月期第3四半期は遡及適用後の数値となっております。詳細は添付資料の「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりです。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は10,375,056千円(前年同期比8.9%増)、営業利益は1,068,274千円(同5.0%減)、経常利益は993,883千円(同5.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は636,247千円(同83.8%増)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりです。
<婚活事業>当セグメントは、開業支援事業、加盟店事業、直営店事業、パーティー事業、アプリ事業により構成されています。
当第3四半期連結累計期間において、
・開業支援事業は、コロナ禍において開業検討者の意思決定の長期化などにより、成約率が減少傾向に推移したこともあり、当第3四半期連結累計期間の新規開業件数は494件(前年同期比10.2%減)となりました。
・加盟店事業は、加盟店数が2,895社(前年同期比13.5%増)となり、登録会員数が73,466人(前年同期比8.6%増)を超えるなど順調に増加しました。
・直営店事業は、かねてより注力してきた営業メソッドが浸透したことや、2020年5月から株式会社ZWEIがグループ会社となったことなどにより、入会数が当第3四半期連結累計期間で12,536名(前年同期190.5%増)となりました。
・パーティー事業は、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の徹底やオンラインでのパーティー開催など回復に努めましたが、度重なる緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の公示による影響を受け、当第3四半期連結累計期間のパーティー参加者数は31.9万名(前年同期比7.5%減)となりました。
・アプリ事業は、当第3四半期連結累計会計期間末日の有料会員数が41.0万名(前年同期比4.9%減)と減少しましたが、アプリ会員限定の婚活パーティーを開催するなど顧客満足の向上を図ったことや、サービス料金の一部改定による顧客単価の調整などにより、有料会員数は増加傾向となっております。
この結果、当セグメントの売上高は、9,409,685千円(前年同期比17.9%増)、セグメント利益は、1,781,309千円(同6.0%減)でした。
<ライフデザイン事業>当セグメントは、ウエディング事業、旅行事業、語学教室事業、不動産・住宅ローン事業、保険事業により構成されています。
当第3四半期連結累計期間において、
・株式会社IBJウエディングのウエディング事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、結婚式の中止・延期・少人数化などブライダルマーケットへの影響も大きく、クライアントの広告投資に対する慎重な姿勢もある中で、雑誌制作原価の削減に努めました。また、当社グループにおいて成婚者数が増加したことに伴い、式場送客組数は増加しました。
・株式会社かもめの旅行事業は、新型コロナウイルス感染症による諸外国における日本からの渡航者・日本人に対する入国制限措置等や外務省の発出する感染症危険情報の渡航中止勧告の継続により、海外旅行が引き続き不可能であり、概して休業状態を余儀なくされています。一方で、助成金の活用や、コストの見直しおよび削減等によりキャッシュアウトの抑制に努めました。
この結果、当セグメントの売上高は、965,371千円(前年同期比37.5%減)、セグメント利益は、30,181千円(前年同期はセグメント損失64,629千円)でした。
(2) 財政状態の状況
従来投資その他の資産の投資有価証券に記載しておりました一部の投資有価証券につきまして、投資区分の見直しを行い、第1四半期連結会計期間より、流動資産の営業投資有価証券として記載しています。また、前連結会計年度末において、株式会社ZWEIとの企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行ったため、2020年12月期第3四半期は遡及適用後の数値となっています。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」に記載のとおりです。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は7,165,715千円となり、前連結会計年度末に比べ、1,419,639千円減少しました。これは主に、現金及び預金が1,859,648千円減少した一方、営業投資有価証券が406,019千円増加したためです。固定資産は5,608,451千円となり、前連結会計年度末に比べ306,050千円増加しました。これは主に、建物が213,262千円、ソフトウエア仮勘定が37,758千円、投資有価証券が256,991千円、差入保証金が88,158千円、繰延税金資産が21,150千円増加した一方、のれんが216,345千円、長期貸付金が111,359千円減少したためです。
この結果、総資産は、12,774,167千円となり、前連結会計年度末に比べ1,113,588千円減少しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は4,177,377千円となり、前連結会計年度末に比べ、2,686,700千円減少しました。これは主に、前受金が153,736千円、賞与引当金が98,402千円増加した一方、未払金が152,574千円、未払費用が131,438千円、短期借入金が2,500,000千円減少したためです。固定負債は2,425,240千円となり、前連結会計年度末に比べ1,066,214千円増加しました。これは主に長期借入金が1,081,250千円、資産除去債務が38,811千円増加した一方、退職給付に係る負債が67,027千円減少したためです。
この結果、負債合計は、6,602,618千円となり、前連結会計年度末に比べ1,620,486千円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は6,171,549千円となり、前連結会計年度末に比べ、506,897千円増加しました。これは主に、資本剰余金が26,079千円、利益剰余金が396,076千円、その他有価証券評価差額金が40,014千円増加したためです。
この結果、自己資本比率は、44.9%(前連結会計年度末は37.9%)となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
新型コロナウイルス感染症の影響に関する見積りおよび判断につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」をご参照ください。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、第15期有価証券報告書の「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 対処すべき課題」に記載している内容から重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。