四半期報告書-第18期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の多くが解除されたことなどから、経済活動の正常化に向けた動きがみられました。一方で、ロシアのウクライナ侵攻に起因する物価の高騰やインフレ懸念、円安の継続等、依然として先行きは不透明な状態が続いております。
このような状況のもと、当社グループにおきましても、国内外の経済活動の影響を少なからず受けておりますが、中期経営計画(2021年1月~2027年12月)である「成婚組数2.5万組」「加盟相談所数1万社」「お見合い会員数20万人」「マッチング会員数25万人」の達成に向けて、引き続き業容の拡大に努めました。
当第1四半期連結累計期間においては、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,864,358千円(前年同期比5.9%増)、営業利益は534,559千円(同26.1%増)、経常利益は547,594千円(同29.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は365,562千円(同1.2%増)となりました。

各セグメントの売上高及び事業利益は以下のとおりであります。
なお、事業利益は、営業利益+減価償却費+のれん償却費+長期前払費用償却費としております(内部取引調整済み)。
(加盟店事業)
加盟店営業の組織体制について、営業、リードセールス、マーケティング、営業事務の区分について、生産性向上を目的とした役割の明確化を実施。さらに、営業マンの担当エリアを細分化し、特定エリアやユーザーに特化した営業で地方開拓を促進させることで、新規開業件数が増加、2023年の営業マン一人当たりの新規開業件数3ヶ月平均は11.2件(前年の新規開業件数3ヶ月平均は10.6件)と、前年同期比で3ヶ月平均0.6件増加しました。これに伴い相談所数は3,803社(前年同期比19.6%増)と順調に伸長しました。また、新規加盟店の事業の早期立ち上げを支援することで、新規加盟店の課題である「会員の獲得」を後押しし、これにより相談所事業全体の会員数、お見合い件数、成婚数増加に注力しつつ、更なる業績拡大を図っております。
これらの理由により、セグメント売上高は780,406千円(前年同期比39.1%増)、事業利益は454,471千円(同40.5%増)となりました。
(直営店事業)
直営店事業は、当第1四半期連結累計期間において入会数が4,908人(前年同期比9.1%増)、直営店事業のお見合い会員数については3.2万人(前年同期比4.4%増)、成婚数の先行指標であるお見合い件数は7万件(前年同期比17.2%増)と、いずれも増加いたしました。
マッチング事業者との提携を開始し、相談所事業の潜在顧客であるマッチングサービス経験者を相談所サービスへトスアップし、お見合い基盤を拡大することで、成婚の先行指標であるお見合い件数の増加と、それによる顧客満足度の向上はもちろん、さらなる成婚者数とお見合い会員数の増加を図っております。
また、直営店事業にパーティースタッフを異動させ、パーティー運営スタッフの役割を強化することで、より成婚しやすい会員をターゲティング、「量的拡大<質向上」を重視し、収益拡大を図っております。
これらの理由により、セグメント売上高は2,051,125千円(前年同期比7.5%増)、事業利益は435,676千円(同5.9%減)となりました。
(マッチング事業)
パーティー事業は、2020年以降コロナ禍で低下したUXを向上させるため「募集」「運営」「コンテンツ」を見直す策として、①顧客のニーズを明確化した企画でミスマッチを防ぐ、②当日参加受付をアプリ活用でスマート化する、という二つの施策により、満席率は向上し、中止率については大幅に減少させました。
また、マッチングアプリ「ブライダルネット」「youbride」においては、UI・UXの改善や手厚いサポートで他社との差別化を図り、婚活意欲の高い会員の獲得、担当カウンセラーの婚活相談、お見合いスペースを貸し出し、安心安全な出会いの場を提供するなど、結婚相談所を運営するIBJだからこそできる他社マッチングアプリとの差別化を図っております。
なお、マッチング事業に含まれておりました株式会社Diverseを2022年第2四半期連結会計期間において、連結除外した影響により、セグメント売上高、事業利益ともに減少しております。
これらの理由により、セグメント売上高は452,848千円(前年同期比47.5%減)、事業利益は39,559千円(同20.0%減)となりました。
(ライフデザイン事業)
当セグメントは、ウエディング・指輪送客事業、趣味・コミュニティ事業、住まい事業、保険代理店事業、フォトスタジオ事業で構成されております。保険事業の商品ラインナップ拡大、ウエディング・指輪事業及び住まい事業、フォトスタジオ事業をはじめ、相談所事業からの送客を基盤として、安定的に収益を確保することができております。また、趣味・コミュニティ事業においては、韓国語教室、ボイトレスクールを運営する株式会社K Village Tokyoが韓国スキンケアECサイトや韓国美容情報サイトを運営する株式会社カンナムドールを子会社化、相互送客により販路拡大と生徒基盤の拡大を同時に実現させ、収益拡大を図っております。
今後もM&Aや業務提携により事業領域の拡大を図ることで、さらなる収益拡大を図って参ります。
この結果、セグメント売上高は579,978千円(前年同期比82.5%増)、事業利益は132,884千円(同179.7%増)となりました。


また、中長期的な成長に向けて既存のライフデザイン事業の領域拡大を推進いたします。具体的には住まい事業、保健代理店事業、ウエディング・指輪送客事業、趣味・コミュニティ事業に加え、戦略的なM&Aや事業提携でフォトスタジオ事業を狙うなど、婚活とシナジーの合う事業領域を取り込んでまいります。事業領域拡大のイメージは以下のとおりです。

(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は7,471,852千円となり、前連結会計年度末に比べ51,815千円増加しました。これは主に、営業投資有価証券が22,566千円、前払費用が37,490千円増加したためです。固定資産は7,803,565千円となり、前連結会計年度末に比べ1,402,742千円増加しました。これは主に、建物が315,694千円、土地が1,041,260千円増加したためです。
この結果、総資産は、15,275,418千円となり、前連結会計年度末に比べ1,454,558千円増加しました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は4,036,233千円となり、前連結会計年度末に比べ167,492千円増加しました。これは主に、1年内返済長期借入金が42,524千円増加した一方、未払消費税等が21,923千円減少したためです。固定負債は3,139,256千円となり、前連結会計年度末に比べ1,151,144千円増加しました。これは主に長期借入金が1,152,949千円増加したためです。
この結果、負債合計は、7,175,489千円となり、前連結会計年度末に比べ1,318,636千円増加しました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は8,099,928千円となり、前連結会計年度末に比べ135,922千円増加しました。これは主に、利益剰余金が124,158千円、非支配株主持分が17,460千円増加したためです。
この結果、自己資本比率は、50.3%(前連結会計年度末は54.8%)となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
新型コロナウイルス感染症の影響に関する見積り及び判断につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」をご参照ください。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
なお、当社は、当社が運営する日本結婚相談所連盟の提供内容に関し、独占禁止法違反の疑いがあるとして、2023年3月23日、公正取引委員会の立入検査を受けました。
当社グループでは、この事態を厳粛かつ真摯に受けとめており、引き続きコンプライアンスの徹底を図るとともに、社会から信頼される企業として、さらなる企業価値向上に努めてまいります。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与えると推測される要因は、「1 事業等のリスク」に記載したとおりであります。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第1四半期連結累計期間において、資本の財源及び資金の流動性に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の多くが解除されたことなどから、経済活動の正常化に向けた動きがみられました。一方で、ロシアのウクライナ侵攻に起因する物価の高騰やインフレ懸念、円安の継続等、依然として先行きは不透明な状態が続いております。
このような状況のもと、当社グループにおきましても、国内外の経済活動の影響を少なからず受けておりますが、中期経営計画(2021年1月~2027年12月)である「成婚組数2.5万組」「加盟相談所数1万社」「お見合い会員数20万人」「マッチング会員数25万人」の達成に向けて、引き続き業容の拡大に努めました。
当第1四半期連結累計期間においては、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,864,358千円(前年同期比5.9%増)、営業利益は534,559千円(同26.1%増)、経常利益は547,594千円(同29.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は365,562千円(同1.2%増)となりました。

各セグメントの売上高及び事業利益は以下のとおりであります。
なお、事業利益は、営業利益+減価償却費+のれん償却費+長期前払費用償却費としております(内部取引調整済み)。
(加盟店事業)
加盟店営業の組織体制について、営業、リードセールス、マーケティング、営業事務の区分について、生産性向上を目的とした役割の明確化を実施。さらに、営業マンの担当エリアを細分化し、特定エリアやユーザーに特化した営業で地方開拓を促進させることで、新規開業件数が増加、2023年の営業マン一人当たりの新規開業件数3ヶ月平均は11.2件(前年の新規開業件数3ヶ月平均は10.6件)と、前年同期比で3ヶ月平均0.6件増加しました。これに伴い相談所数は3,803社(前年同期比19.6%増)と順調に伸長しました。また、新規加盟店の事業の早期立ち上げを支援することで、新規加盟店の課題である「会員の獲得」を後押しし、これにより相談所事業全体の会員数、お見合い件数、成婚数増加に注力しつつ、更なる業績拡大を図っております。
これらの理由により、セグメント売上高は780,406千円(前年同期比39.1%増)、事業利益は454,471千円(同40.5%増)となりました。
(直営店事業)
直営店事業は、当第1四半期連結累計期間において入会数が4,908人(前年同期比9.1%増)、直営店事業のお見合い会員数については3.2万人(前年同期比4.4%増)、成婚数の先行指標であるお見合い件数は7万件(前年同期比17.2%増)と、いずれも増加いたしました。
マッチング事業者との提携を開始し、相談所事業の潜在顧客であるマッチングサービス経験者を相談所サービスへトスアップし、お見合い基盤を拡大することで、成婚の先行指標であるお見合い件数の増加と、それによる顧客満足度の向上はもちろん、さらなる成婚者数とお見合い会員数の増加を図っております。
また、直営店事業にパーティースタッフを異動させ、パーティー運営スタッフの役割を強化することで、より成婚しやすい会員をターゲティング、「量的拡大<質向上」を重視し、収益拡大を図っております。
これらの理由により、セグメント売上高は2,051,125千円(前年同期比7.5%増)、事業利益は435,676千円(同5.9%減)となりました。
(マッチング事業)
パーティー事業は、2020年以降コロナ禍で低下したUXを向上させるため「募集」「運営」「コンテンツ」を見直す策として、①顧客のニーズを明確化した企画でミスマッチを防ぐ、②当日参加受付をアプリ活用でスマート化する、という二つの施策により、満席率は向上し、中止率については大幅に減少させました。
また、マッチングアプリ「ブライダルネット」「youbride」においては、UI・UXの改善や手厚いサポートで他社との差別化を図り、婚活意欲の高い会員の獲得、担当カウンセラーの婚活相談、お見合いスペースを貸し出し、安心安全な出会いの場を提供するなど、結婚相談所を運営するIBJだからこそできる他社マッチングアプリとの差別化を図っております。
なお、マッチング事業に含まれておりました株式会社Diverseを2022年第2四半期連結会計期間において、連結除外した影響により、セグメント売上高、事業利益ともに減少しております。
これらの理由により、セグメント売上高は452,848千円(前年同期比47.5%減)、事業利益は39,559千円(同20.0%減)となりました。
(ライフデザイン事業)
当セグメントは、ウエディング・指輪送客事業、趣味・コミュニティ事業、住まい事業、保険代理店事業、フォトスタジオ事業で構成されております。保険事業の商品ラインナップ拡大、ウエディング・指輪事業及び住まい事業、フォトスタジオ事業をはじめ、相談所事業からの送客を基盤として、安定的に収益を確保することができております。また、趣味・コミュニティ事業においては、韓国語教室、ボイトレスクールを運営する株式会社K Village Tokyoが韓国スキンケアECサイトや韓国美容情報サイトを運営する株式会社カンナムドールを子会社化、相互送客により販路拡大と生徒基盤の拡大を同時に実現させ、収益拡大を図っております。
今後もM&Aや業務提携により事業領域の拡大を図ることで、さらなる収益拡大を図って参ります。
この結果、セグメント売上高は579,978千円(前年同期比82.5%増)、事業利益は132,884千円(同179.7%増)となりました。


また、中長期的な成長に向けて既存のライフデザイン事業の領域拡大を推進いたします。具体的には住まい事業、保健代理店事業、ウエディング・指輪送客事業、趣味・コミュニティ事業に加え、戦略的なM&Aや事業提携でフォトスタジオ事業を狙うなど、婚活とシナジーの合う事業領域を取り込んでまいります。事業領域拡大のイメージは以下のとおりです。

(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は7,471,852千円となり、前連結会計年度末に比べ51,815千円増加しました。これは主に、営業投資有価証券が22,566千円、前払費用が37,490千円増加したためです。固定資産は7,803,565千円となり、前連結会計年度末に比べ1,402,742千円増加しました。これは主に、建物が315,694千円、土地が1,041,260千円増加したためです。
この結果、総資産は、15,275,418千円となり、前連結会計年度末に比べ1,454,558千円増加しました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は4,036,233千円となり、前連結会計年度末に比べ167,492千円増加しました。これは主に、1年内返済長期借入金が42,524千円増加した一方、未払消費税等が21,923千円減少したためです。固定負債は3,139,256千円となり、前連結会計年度末に比べ1,151,144千円増加しました。これは主に長期借入金が1,152,949千円増加したためです。
この結果、負債合計は、7,175,489千円となり、前連結会計年度末に比べ1,318,636千円増加しました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は8,099,928千円となり、前連結会計年度末に比べ135,922千円増加しました。これは主に、利益剰余金が124,158千円、非支配株主持分が17,460千円増加したためです。
この結果、自己資本比率は、50.3%(前連結会計年度末は54.8%)となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
新型コロナウイルス感染症の影響に関する見積り及び判断につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」をご参照ください。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
なお、当社は、当社が運営する日本結婚相談所連盟の提供内容に関し、独占禁止法違反の疑いがあるとして、2023年3月23日、公正取引委員会の立入検査を受けました。
当社グループでは、この事態を厳粛かつ真摯に受けとめており、引き続きコンプライアンスの徹底を図るとともに、社会から信頼される企業として、さらなる企業価値向上に努めてまいります。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与えると推測される要因は、「1 事業等のリスク」に記載したとおりであります。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第1四半期連結累計期間において、資本の財源及び資金の流動性に重要な変更はありません。