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半期報告書-第28期(2026/03/01-2027/02/28)

【提出】
2026/10/14 16:15
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況
当社グループは、著作物を公正利用のもと、できるだけ広く頒布し著作者に収益を還元するという「著作物の健全なる創造サイクルの実現」をミッション、「MORE CONTENT FOR MORE PEOPLE!」をビジョンに掲げ、日本における文化の発展及び豊かな社会づくりに貢献するため、積極的な業容の拡大と企業価値の向上に取り組んでおります。
当社グループの展開する事業においては、広く社会に貢献する企業として、日本の出版業界の発展を支えるとともに、地域社会の活性化や持続可能な社会の実現に向けた新たな価値の創出を目指しております。
① 経営成績
当中間連結会計期間における当社グループの連結業績は、電子書籍流通事業の成長及び当中間連結会計期間より取り込みを開始したSeven Seas Entertainment, LLC(以下「Seven Seas」)の業績が寄与し、増収となりました。営業利益については、戦略投資事業において日本文芸社の業績が前下半期に引き続き改善途上であることのほか、新規サービスに係る研究開発費の計上があったことなどから減益となったものの、電子書籍流通事業における夏のキャンペーン効果や、Seven Seasの業績寄与などにより、減益幅は当初想定よりも小幅に留まりました。
経常利益及び親会社株主に帰属する中間純利益につきましては、2026年3月のSeven Seas買収に伴う営業外費用の計上に加え、前中間連結会計期間において関連会社MyAnimeListの株式売却による特別利益が計上されていたといった一時的な要因により、それぞれ営業利益と比較して減益額が大きくなりました。
その結果、当中間連結会計期間の売上高は58,317百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益は1,189百万円(前年同期比15.0%減)、経常利益は950百万円(前年同期比33.9%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は508百万円(前年同期比61.6%減)となりました。
当中間連結会計期間のセグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(電子書籍流通事業)
電子書籍流通事業については、国内最大の電子書籍取次事業者として引き続き「コミックシーモア」「Amazon Kindle」等の電子書店への電子書籍の取次や電子書籍配信ソリューションの提供を行いました。2026年2月末時点で、取引先としての出版社は2,200社以上、電子書店は150店以上、取扱コンテンツ数は326万点以上、出版社や電子書店とのキャンペーン管理数は年間2.0万件以上にのぼっております。近年、電子書籍市場が拡大するなかで出版社と電子書店が取り扱うコンテンツ数とキャンペーン数は増大し続けており、電子書籍の流通にかかる運用コストは年々増加しております。電子書籍取次の存在意義が高まるなか、当社は取引先各社との基幹システムの連携に加え、話配信管理システム等、取引先のニーズに合わせた新規システムの開発を行うほか、取次に関して蓄積されたノウハウに基づくきめ細やかなサポートを通じて、電子書籍の円滑な流通及び出版社と電子書店の業務の効率化、配信事故率の低減に貢献することで、電子書籍市場の拡大と、流通シェアの拡大を目指しております。
当中間連結会計期間においては、主に2025年7月より取引を開始した「めちゃコミック」の貢献により増収となりました。セグメント利益については、前第3四半期における利益率の高いサービスの終了による影響があった一方、夏のキャンペーン効果が寄与し、減益幅は小幅に留まりました。
その結果、売上高は52,693百万円(前年同期比4.9%増)、セグメント利益は2,502百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
(戦略投資事業)
戦略投資事業においては、中長期における注力事業として国際事業、IP・ソリューション事業、SC(Sustainability Creation)事業の3事業を展開しております。
国際事業については、一部の海外子会社が費用増等により減益となったものの、当中間連結会計期間よりSeven Seasの業績の取り込みを開始したことから増益となりました。
IP・ソリューション事業については、日本文芸社におけるコンテンツ創出とそのマルチメディア化推進、フライヤーにおける本の要約サービス提供、そのほかオーディオブックの制作や電子図書館サービスの運営を通じて、出版コンテンツ市場拡大への貢献を目指しております。日本文芸社においては、前第3四半期より悪化した業績の改善に注力しております。引き続き筋肉質な収益構造の構築に向けた取り組みを進めてまいります。フライヤーにおいては、2025年9月にAIStepを、2026年2月にZealoxをそれぞれ子会社化し、グループ収益力の強化に取り組んでおります。
SC事業については、行政や金融機関等との連携を通じて、地域活性化につながる事業を手掛けることで新たな価値と収益を生み出し、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しております。がんばろう徳島が運営する男子プロバスケットボールクラブ「徳島ガンバロウズ」は、B3リーグ参入2年目の2024-2025シーズンに続き、2025-2026シーズンにおいても増収増益となり、2026年9月より進行中の2026-2027シーズンにおいてはB. LEAGUE ONEに参入するなど、着実な成長を続けております。
その結果、戦略投資事業全体としては、売上高は6,296百万円(前年同期比46.5%増)、セグメント損失は399百万円(前年同期はセグメント損失246百万円)となりました。
② 財政状態
当中間連結会計期間末における資産合計は、Seven Seasが新たに連結の範囲に含まれたことを主な要因として、のれんが7,326百万円、繰延税金資産が3,086百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,163百万円、棚卸資産が1,024百万円それぞれ増加したこと等により、前期末と比べ14,598百万円増加し、71,514百万円となりました。
負債合計は、Seven Seasの持分取得資金に充当するための借入を実行したことにより短期借入金が12,495百万円増加したこと等により、前期末と比べ14,166百万円増加し、51,870百万円となりました。
純資産合計は、為替換算調整勘定が478百万円増加したこと等により、前期末と比べ432百万円増加し、19,643百万円となりました。
③ キャッシュ・フロー
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、15,257百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,795百万円(前年同期比61.5%増)となりました。
これは主に、税金等調整前中間純利益932百万円、減価償却費404百万円、のれん償却額419百万円、仕入債務の増加額1,130百万円、未収消費税等の減少額597百万円が資金の増加要因となった一方、法人税等の支払額671百万円が減少要因となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は12,794百万円(前年同期は383百万円の収入)となりました。
これは主に、投資有価証券の売却による収入122百万円が資金の増加要因となった一方、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出12,470百万円が減少要因となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は11,218百万円(前年同期は1,266百万円の支出)となりました。
これは主に、短期借入金の純増額12,494百万円が資金の増加要因となった一方、長期借入金の返済による支出721百万円、配当金の支払額607百万円が減少要因となったことによるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当中間連結会計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
また、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更又は新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発費の総額は66百万円となっております。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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