四半期報告書-第42期第2四半期(平成30年9月1日-平成30年11月30日)

【提出】
2019/01/11 15:00
【資料】
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善とそれに伴う雇用情勢の改善により、景気は緩やかな回復基調となりました。一方、全国各地で発生した豪雨、台風、地震等の自然災害による被害や、米国の保護主義的な通商政策に端を発する米中の貿易摩擦による対立激化と警戒感により、景気の先行きは不透明な状況となっております。
当社グループを取り巻くメンテナンス業界におきましては、設備の維持管理コストを減少させるための省エネ提案や、突発的な故障の発生を減少させるための保全メンテナンスの要望が多くなってきており、また、当社グループがメインターゲットとしている小売業や飲食業を中心とした多店舗展開企業では、メンテナンス管理の一括アウトソーシング化のニーズも高まってきております。
このような環境下において、当社グループは、24時間365日稼働のコールセンターを核としたすべての設備機器を対象とするサービスを強みとして、社内に蓄積されたノウハウやデータに基づき突発的な修理不具合を未然に防止するための保全メンテナンスや機器入替、また、環境改善を考えた省エネ等の提案営業を行ってまいりました。
また、自社メンテナンスエンジニアの多能工化(特定の設備機器のみならず数種の設備機器を扱うことができる事)により生産性を向上させるため、引き続き当社研修センターでの実機研修による人材育成に注力してまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,931,549千円(前年同期比12.4%増)となりました。当第2四半期連結累計期間の売上原価は、売上高増加に伴う人件費やパートナーへの業務委託に係る外注費の増加等により4,676,138千円(前年同期比13.4%増)となりました。また、販売費及び一般管理費は、売上高増加に対応するための人員を採用したことによる人件費の増加等により862,227千円(前年同期比11.5%増)となりました。これらの結果、当第2四半期連結累計期間の営業利益は393,183千円(前年同期比3.0%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間の経常利益は397,206千円(前年同期比3.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は273,229千円(前年同期比4.2%増)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ49,008千円減少し3,901,846千円となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金が464,472千円増加した一方で、現金及び預金が574,030千円減少したこと等によります。
また、固定資産は、前連結会計年度末に比べ35,942千円増加し820,554千円となりました。主な要因は、ソフトウエア仮勘定が21,949千円増加したこと等によります。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ13,065千円減少し4,722,401千円となりました。
②負債
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ128,516千円減少し1,739,227千円となりました。主な要因は、未払法人税等が62,108千円減少したこと等によります。
また、固定負債は、前連結会計年度末に比べ15,793千円減少し406,420千円となりました。主な要因は、長期借入金が29,996千円減少したこと等によります。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ144,310千円減少し2,145,648千円となりました。
③純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ131,244千円増加し2,576,753千円となりました。主な要因は、利益剰余金が111,131千円増加したこと等によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前年同四半期連結会計期間末に比べ129,947千円増加し781,467千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は347,198千円(前年同四半期は25,813千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が397,206千円あった一方で、売上債権の増加額が466,528千円、法人税等の支払額が184,754千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ16,546千円増加し60,622千円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出が43,434千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ26,134千円増加し171,771千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が29,996千円、配当金の支払額が161,862千円あったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。