四半期報告書-第15期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/06 16:02
【資料】
PDFをみる
【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の回復や雇用・所得環境の改善により緩やかな景気回復基調で推移してまいりましたが、通商問題が世界経済に与える影響など海外情勢の不確実性や地政学的リスクの高まり、相次ぐ自然災害の影響などにより、依然として先行き不透明感は払拭できない状況が続いております。
このような環境のもと、当社の属する情報サービス産業におきましては、ビッグデータ、IoT、人工知能(AI)等のIT技術革新が加速度的に発展し、市場の拡大が引き続き見込まれる一方で、国内でこれらの開発を担う人材の不足が懸念されております。
このような状況の中、グローバル事業においては、主にフィリピンでの開発拠点を活用したITソリューション開発事業を展開しており、「ソフトウエアテストあるいは製造ラインの検査工程の自動化(Automation)」「ビッグデータと分析(Analytics)」「人工知能(AI)」等のコア技術を活かし、自動車、金融、医療、製造業および小売・サービス業等に向けコアソリューションを提案しております。さらに、既存の主要顧客や高度な新ソリューションに係る受注拡大を背景に、前第2四半期会計期間より、積極的な新規採用、即戦力としての中途採用に加え、プロジェクトマネジメントを担う人材や、AI・データサイエンティスト等の高度人材投資を本格化、将来の更なる事業拡大に向けた取組みに邁進しております。
メディカル事業においては、医療機関向けレセプト点検ソフトウエア『Mighty』シリーズのシェア拡大に向けた取り組みを継続しております。2018年10月に発売を開始した「MightyChecker®EX」の引き合い・販売も大手医療機関を中心に好調に推移し、レセプト点検ソフト「MightyChecker®」シリーズ、オーダリングチェックソフト「Mighty QUBE®」に代表されるストック型ビジネスを、盤石な収益基盤として確立しております。さらに、クラウドコンピューティングを活用したレセプト点検の推進や、学会や健保組合等へのデータ分析事業の取り組みを実施するなど、『Mighty』シリーズに併せて事業ポートフォリオの構成を変革したことにより、高収益モデルを確立、更なる収益率向上を目指してまいります。
また、当社の事業戦略のスローガンの1つである「協業企業様との投資を介したWin-Winインベストメントモデル」の実現に向けた投資活動も引き続き積極的に展開しており、当社ソリューションの米国におけるマーケティング推進や、米国の最新ITトレンドへのアクセスと当社事業への取り組みを目的とし、米国IT先端企業を投資対象とするファンド「GoAhead Ventures」への出資を実施いたしました。今後も検討・交渉している国内外における複数の協業案件の早期実現および新たな事業ピラーの構築を目指し、継続的な成長戦略を推進してまいります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,939,778千円(前年同四半期比14.2%増)、営業利益487,048千円(前年同四半期比15.7%増)、経常利益486,889千円(前年同四半期比12.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は335,782千円(前年同四半期比12.7%増)となりました。
セグメントの業績を示しますと、次のとおりであります。
a.グローバル事業
・グローバル部門
グローバル部門においては、ソフトウエアテストあるいは製造ラインの検査工程の自動化や組み込み開発、アプリケーション開発分野において、レノボ社に代表される、フィリピンおよび日本における既存のピラー顧客からの受注が大きく伸長いたしました。また、大手コンピューターゲーム開発・製造会社や大手商社など、今期より開始した新規顧客の受注も引き続き堅調に推移し、さらには自動車産業や小売サービス業における、業界を代表する大手顧客を中心に新規顧客も増加しており、これら新規クライアントのピラー化・サブピラー化に向けた取り組みを強化しております。また、ソフトウエアテストあるいは製造ラインの検査工程の自動化やAI・分析、モバイル&クラウド等の当社コア技術を搭載した独自エンジンをアセット化しており、引き続きこれらソリューションの横串的展開も継続、推進しております。
中国においては、既存顧客との関係強化による受注は好調に推移しており、引き続きコア技術を活かしたソリューション提案を含めた案件を獲得し、収益力の向上を図ってまいります。米国においては、今後の売上拡大を目指した積極的な営業活動を継続し、また、この度の「GoAhead Ventures」への出資、同社のネットワークを活用することにより、中長期的な連結業績および企業価値向上に取り組んでおります。
・エンタープライズソリューション部門
エンタープライズソリューション部門においては、金融セクターを中心とした既存案件の堅調な状況が継続、加えて公共インフラセクター等の案件も順調に拡大しております。これまで日本における上流を含めたプロジェクト経験の積み上げや、中途を含めた積極的な人材投資効果が奏功し、売上・利益ともに前年同期比を大幅に上回って推移しており、当社グループの成長戦略に沿った取り組みを継続しております。
引き続きグローバル事業の両部門において、盤石な既存事業のキャッシュを、拡大する受注案件や新規ソリューションの開発、さらには優秀な人材の積極的な採用・投資に振り向けることにより、今後更なる成長を見据えた戦略の実現を目指してまいります。
以上の状況による既存の主要顧客の売上高の伸長に加え、効率的なアサインによる稼働率の向上と機会損失の回避、収益性の高い高度な新ソリューションに係る受注拡大が、増大する開発需要に対応するための人員強化に関する支出の増加を吸収し、セグメント利益は計画を上回る水準で推移しております。
この結果、グローバル事業の売上高は1,987,080千円(前年同四半期比21.3%増)、セグメント利益は351,785千円(前年同四半期比18.5%増)となりました。
b.メディカル事業
メディカル事業においては、子会社である株式会社エーアイエスの主力製品であるレセプト点検ソフト「MightyChecker®」およびオーダリングチェックソフト「Mighty QUBE®」の導入医療機関数が順調に拡大しております。また、2018年10月に戦略的商品である、次世代レセプトチェックシステム「MightyChecker®EX」のローンチを行い、売上トップクラスの大手グループ内病院を含む多数の引き合いをいただいており、医療グループ内病院をはじめ導入数は堅調に推移しております。これら大手医療グループ内における横展開に加え、「直接販売の推進」および「マーケティング強化」を目的とした複数の金融機関との連携を開始しており、更なる収益率向上の実現に向けた施策に取り組んでまいります。
このように、医療の効率化や病院の経営改善ニーズの高まりを背景に、レセプト点検ソフトウエア市場におけるリーディングカンパニーとして、サブスクリプションモデルによる盤石な収益基盤が構築されたことに伴う利益の増加が、開発や人員強化、さらには生損保等の新領域に向けた新ソリューションなどの戦略的投資に伴う支出の増加をこなし、セグメント利益は計画を上回る水準で推移しております。
利益面につきましては、盤石な高収益構造の確立と、プロジェクト毎の徹底した収益管理及び継続的なコスト削減、戦略的案件以外の、利益率の低い受託案件の絞り込み等による外注費の削減等が奏功し、売上高セグメント利益率が44.2%と、収益性が大幅に改善いたしました。
この結果、メディカル事業の売上高は952,697千円(前年同四半期比1.8%増)、セグメント利益は420,710千円(前年同四半期比18.9%増)となりました。
② 財政状態の分析
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,938,149千円となり、前連結会計年度末に比べ405,791千円増加しました。これは主に、現金及び預金が294,475千円、受取手形及び売掛金が9,284千円、仕掛品が25,671千円、流動資産のその他に含まれる前払費用が16,956千円、未収入金が15,995千円増加したことによるものであります。固定資産は686,028千円となり、前連結会計年度末に比べ124,823千円増加いたしました。これは、有形固定資産が276千円、無形固定資産が77,343千円、投資その他の資産が47,204千円増加したことによるものであります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は1,319,920千円となり、前連結会計年度末に比べ109,166千円増加しました。これは主に、賞与引当金が34,888千円減少したものの、短期借入金が100,000千円、リース債務が31,886千円、前受金が83,490千円増加したことによるものであります。固定負債は276,177千円となり、前連結会計年度末に比べ83,736千円増加いたしました。これは主に、長期借入金が12,969千円、退職給付に係る負債が7,553千円減少したものの、リース債務が71,001千円、固定負債のその他に含まれる繰延税金負債が33,197千円増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は2,028,079千円となり、前連結会計年度末に比べ337,712千円増加いたしました。これは主に、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ16,431千円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金の支払により利益剰余金が278,365千円増加したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額はありません。
(4) 従業員数
① 連結会社の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループの従業員数の著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
第2四半期累計期間において、グローバル事業における業容拡大に伴い、8名増加しております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。