四半期報告書-第16期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/13 16:12
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新興国を中心とした景気の減速懸念、米国・欧州の政治動向等に加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により景気が急速に下押しされ、先行きが不透明な状況にあります。
このような環境のもと、当社の属する情報サービス産業におきましては、ビッグデータ、IoT、人工知能(AI)等のIT技術革新が加速度的に発展し、市場の拡大が引き続き見込まれる一方で、国内でこれらの開発を担う人材の不足が懸念されております。
このような状況の中、グローバル事業においては、主にフィリピンでのオフショア拠点を活用したITソリューション開発事業を展開しており、「ソフトウエアテストあるいは製造ラインの検査工程の自動化(Automation)」「ビッグデータと分析(Analytics)」「人工知能(AI)」等のコア技術を活かし、医療、金融/公共、自動車、製造業および小売・サービス業等に向けコアソリューションを提案しております。さらに、既存の主要顧客や高度な新ソリューションに係る受注拡大を見据え、積極的な新規採用、即戦力としての中途採用に加え、プロジェクトマネジメントを担う人材を中心とした高度人材投資を実施しており、今後はその投資効果の本格的な発現を見込んでおります。
メディカル事業においては、医療機関向けレセプト点検ソフトウエア『Mighty』シリーズのシェア拡大に向けた取り組みを継続しております。2018年10月に発売を開始した、「レセプト点検×AI」を実現した次世代型レセプトチェックシステム「MightyChecker®EX」の引き合いおよび販売も大手医療機関を中心に好調に推移し、レセプト点検ソフト「MightyChecker®」シリーズ、オーダリングチェックソフト「Mighty QUBE®」に代表されるストック型ビジネスを、盤石な収益基盤として確立しております。さらには収益性の低い受託案件を継続的に絞り込む一方、クラウドコンピューティングを活用したレセプト点検の推進や、学会や健保組合等へのデータ分析事業の取り組みを実施するなど、『Mighty』シリーズに併せて事業ポートフォリオの構成を変革したことにより、当初計画より前倒しにて高収益モデルを確立しております。
また、当社の事業戦略のスローガンの1つである「協業企業様との投資を介したWin-Winインベストメントモデル」の実現に向けた投資活動も引き続き積極的に展開しており、当社が今期の目標に掲げている3つ目の事業「次世代型のITサービスプラットフォーマー戦略」に資する、新ビジネスの創出に向けた取り組みを目的とし、フィリピンの政府システムや納税システムのデジタル化、いわゆる「eガバメント」・「eタックス」プラットフォームの開発と提供に強みを持つ、フィリピンのソーシャルテック企業「PhilPaCS社」への出資を決定いたしました。今後も現在進行・交渉している国内外における複数の協業案件の早期実現および新たな事業ピラーの構築を目指し、継続的な成長戦略を推進してまいります。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1,014,576千円(前年同四半期7.1%増)、営業利益181,493千円(前年同四半期7.5%増)、経常利益175,781千円(前年同四半期4.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益117,360千円(前年同四半期4.8%増)となり、増収増益を確保、第1四半期における過去最高益を更新することができました。
なお、新型コロナウイルス感染症に係る当連結会計年度の連結業績への影響につきましては、当社事業継続計画の実践により最小限に留めることができたことから、現時点においては重要な影響はありません。今後も感染拡大が終息せず、経済活動の停滞が長期にわたる場合には、当社お客様への動向含め、当社の事業展開に影響を及ぼす可能性があることから、今後の推移を注視してまいります。
セグメントごとの経営成績を示しますと、次のとおりであります。
a.グローバル事業
・グローバル部門
グローバル部門においては、ソフトウエアテストあるいは製造ラインの検査工程の自動化や組み込み開発、アプリケーション開発分野において、フィリピンおよび日本における既存のピラー顧客からの受注が伸長いたしました。更には、大手PCメーカーやグローバルコンサルティング会社、大手商社に加え、自動車産業や小売サービス業における、業界を代表する大手顧客を中心に、顧客のピラー化・サブピラー化に向けた積極的な取り組みを強化しております。また、ソフトウエアテストあるいは製造ラインの検査工程の自動化やAI・分析、モバイル&クラウド等の当社コア技術を搭載した独自エンジンをアセット化しており、引き続きこれらソリューションの横串的展開も継続しております。中国においては、既存顧客との関係強化による受注は好調に推移しており、引き続きコア技術を活かしたソリューション提案を含めた案件を獲得し、収益力の向上を図ってまいります。米国においては、昨年度に出資したシリコンバレーのベンチャーキャピタル「GoAhead Ventures」のオフィスにて当社サテライトオフィスを開設、先進技術に係るリサーチ機能の強化を図ってまいります。
・エンタープライズソリューション部門
エンタープライズソリューション部門においては、金融セクターや公共インフラセクターを中心とした既存案件が堅調に拡大しており、更にはこれまでの中途を含めた積極的な人材投資効果が奏功し、売上・利益ともに前年同期比を大幅に上回って推移、当社グループの成長戦略に沿った取り組みを継続しております。
引き続きグローバル事業の両部門において、盤石な既存事業のキャッシュを、新規ソリューションの開発、さらには高度優秀な人材の積極的な採用・投資に振り向けることにより、今後更なる成長を見据えた戦略の実現を目指してまいります。
以上の状況による既存の主要顧客の売上高の伸長に加え、効率的なアサインによる稼働率の向上と、収益性の高い高度な新ソリューションに係る受注拡大が、当社従業員の生命/安全を最優先に考え、実施した各種施策(フィリピンにおける、出社する従業員を送迎する中型車両費用など)に係るコストや、リモートでの開発体制に移行に伴う支出の増加を吸収し、新型コロナウイルス感染症の影響を最小限に留めることができました。
この結果、グローバル事業の売上高は691,462千円(前年同四半期10.0%増)、セグメント利益は127,627千円(前年同四半期4.9%減)となりました。
b.メディカル事業
メディカル事業においては、子会社である株式会社エーアイエスの主力製品であるレセプト点検ソフト「MightyChecker®」およびオーダリングチェックソフト「Mighty QUBE®」の導入医療機関数が引き続き順調に拡大しております。戦略的商品である、次世代レセプトチェックシステム「MightyChecker®EX」については、売上トップクラスの大手グループ内病院を含む多数の引き合いをいただいており、医療グループ内病院をはじめ導入数は堅調に推移いたしました。これら大手医療グループ内における横展開に加え、新型コロナウイルス感染症対策としてWEBを活用した営業・サポートへの移行により、更なるダイレクトアカウント(直接販売)獲得の推進を行ってまいります。
また、医療クラウド新サービスSonaM(そなえむ)や、生損保向け新ソリューションの開発、その他データ分析(健保組合・学会等)など、医療のデジタル化に関する新事業を積極的に立ち上げ、Mightyシリーズに次ぐ将来の「新たなサブスク型の収益源」の確保に向け、積極的な投資を実施し、更なる収益率向上の実現に向けた施策に取り組んでまいります。
このように、医療の効率化や病院の経営改善ニーズの高まりを背景に、レセプト点検ソフトウエア市場におけるリーディングカンパニーとして、サブスクリプションモデルによる盤石な収益基盤が構築されたことに伴う利益の増加が、開発や人員強化、さらには新ソリューションなどの戦略的投資に伴う支出の増加をこなし、セグメント利益は計画を上回る水準で推移しております。
利益面につきましては、前倒しにて実現した高収益構造の確立と、プロジェクト毎の徹底した収益管理及び継続的なコスト削減、戦略的案件以外の、利益率の低い受託案件の絞り込み等による外注費の削減等が奏功し、売上高セグメント利益率が49.5%と、引き続き高い収益性を達成いたしました。
この結果、メディカル事業の売上高は323,113千円(前年同四半期1.4%増)、セグメント利益は159,915千円(前年同四半期16.8%増)となりました。
② 財政状態
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は3,195,020千円となり、前連結会計年度末に比べ66,259千円増加いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金が35,579千円減少したものの、現金及び預金が156,189千円、仕掛品が9,870千円増加したことによるものであります。固定資産は709,472千円となり、前連結会計年度末に比べ40,684千円増加いたしました。これは、有形固定資産が5,888千円減少したものの、無形固定資産が26,063千円、投資その他の資産が20,509千円増加したことによるものであります。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は1,355,157千円となり、前連結会計年度末に比べ15,720千円減少いたしました。これは主に、前受金が50,983千円増加したものの、1年内返済予定の長期借入金が10,043千円、賞与引当金が18,126千円、受注損失引当金が38,597千円減少したことによるものであります。固定負債は255,305千円となり、前連結会計年度末に比べ46,560千円増加しました。これは主に、リース債務が28,039千円、繰延税金負債が15,114千円増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は2,294,031千円となり、前連結会計年度末に比べ76,104千円増加いたしました。これは主に、配当金の支払が58,285千円あったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益117,360千円の計上により、利益剰余金が59,075千円増加したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額はありません。

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