四半期報告書-第9期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 15:06
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
なお、当社グループは、前連結会計年度末より連結財務諸表を作成しているため、経営成績の状況の前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
また、2020年10月8日に行われた株式会社NSSK-CC(2021年1月1日付で株式会社ぶんか社グループに商号変更)との企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第3四半期連結会計期間に確定したため、財政状態の状況の前連結会計年度末との比較分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種率が上昇していることに加え、感染拡大防止対策が行われる中で持ち直しが続いているものの、7月以降も首都圏やその他地域に緊急事態宣言が発令される等、先行きは依然として不透明な状況にあります。
そのような状況下、コミックを中心とする電子書籍市場は、ユーザーの拡大及びユーザー平均購入量の増加が続き、前年は大きく市場が成長いたしました。今後も電子書籍及び電子コミック市場の拡大が続くことが予想されております。(出典:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2021」)
しかしながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染状況が落ち着くにつれ、外出自粛の反動も現れはじめております。また、電子書籍のビジネスモデルの多様化や成熟によって電子書籍市場が徐々に飽和していくことも予想されます。なお、市場への海賊版漫画サイトによる被害は拡大を続けておりますが、当社グループへの影響は軽微であると認識しております。今後も注意深く情報収集を継続するとともに、関連業界団体と連携のうえ、しかるべき対応を取ってまいります。
このような市場環境の中で、当社グループは「まんが王国」のブランド構築や規模拡大に注力しました。また、ぶんか社グループのコンテンツが順調に成長してきており、蓄積された豊富な作品だけでなく良質な新作を継続的に発行することで、コンテンツプロデュースの源泉となっております。当社グループ内でもメディアミックス展開の重要な原動力として存在感を強めており、グループ内シナジー発現に向け、引き続き連携を深めております。
なお、当社グループでは昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の情勢に鑑み、お取引先の皆様、従業員並びに関係者の皆様の安全確保と感染予防・拡大防止に向けた対応を進めるとともに、事業成長との両立に努めております。
このような経営環境において、前期第4四半期より連続して過去最高売上を更新しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は14,107,931千円、営業利益は946,427千円、経常利益は840,138千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は338,302千円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(プラットフォームセグメント)
プラットフォームセグメントの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、ユーザーの訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、お得感を訴求するキャンペーンやブランディング活動に注力しました。「まんが王国」サイト内で展開しているポイント購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元されるポイントプログラムの常時実施だけでなく、お得感の訴求や幅広いユーザー層獲得のための販売促進活動を積極的に行いました。また、ユーザーの興味・関心を促進し、サイトへの流入を促す広告宣伝活動も積極的に実施しております。このように「まんが王国」は、お得感No.1(2020年10月から11月に実施された第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で最もお得に感じるサービス第1位を獲得。)のコミック配信サービスとしてサイト内外で様々な企画を推進いたしました。コンテンツの拡充と差別化の一環として、新たにタテヨミ作品の配信や、TOKYO MXほかで放送中のTVアニメ「白い砂のアクアトープ」のコミカライズ連載を開始しております。更に、独占先行配信作品をヒットさせたことによって、サービスの活性化と積極的な広告宣伝活動を実行いたしました。
この結果「まんが王国」は2021年9月に会員登録数が550万人を突破し、過去最高速度で50万人増を達成する等継続成長を実現させ、3四半期連続で過去最高売上高を記録いたしました。
小説投稿サービス「ノベルバ」においては、人気声優やアナウンサーが朗読したボイスノベルを配信する等、コンテンツの差別化に向けた新たな試みを行いました。また、オリジナルレーベルの投稿小説コンテストを定期的に設け、投稿作家から商業作家へのデビューを支援しております。加えて、グループ間シナジーの創出にも取り組んでおり、第1回「ノベルバノベルズ登竜門」(投稿小説コンテスト)ではグループ会社である株式会社ぶんか社のBKコミックスにてコミカライズを行うことが確約された「BKコミックス特別賞」を選出いたしました。
IPプロデュースにおいては、配信中のスマートフォンゲーム「無職転生~ゲームになっても本気だす~」にて、2021年9月に大人気アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」とのコラボイベントを実施する等、ゲーム内コンテンツの充実を進めるとともに、収益改善に向け運営体制の見直しを行い、同年10月に開発・運営会社の移管を完了いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は9,403,383千円、営業損失は13,684千円となりました。
(コンテンツセグメント)
コンテンツセグメントにおいては、ぶんか社グループである海王社において毎年7月の海の日に実施する「海王社の日」フェア等の各種キャンペーンが効果的だったため、引き続き好調に推移いたしました。デジタルシフトも順調に進捗しており、2021年9月末時点でデジタル比率64%と、好調な業績を牽引しております。
また紙出版においても、コミックスで女性向け作品を中心に16タイトルの重版を積み上げ、定期誌も引き続きクルマジャンルを中心に堅調に推移しております。
注力分野として新たに立ち上げたライトノベル事業においては編集・制作活動と並行して8月にはコミカライズ5作品の配信を開始する等、精力的に展開いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は4,834,098千円、営業利益は960,002千円となりました。なお、識別可能資産及び負債の特定が完了し、その結果第1四半期及び第2四半期ののれん償却費及び出版権の償却費の追加分として、62,232千円が新たに計上されております。詳細につきましては、本日(2021年11月12日)に公表いたしました補足資料をご参照ください。
(2) 財政状態の状況
① 資産の部
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は19,538,050千円となり、前連結会計年度末に比べ498,068千円減少しました。
流動資産は7,950,931千円となり、前連結会計年度末と比べ97,659千円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金が120,489千円減少した一方で、現金及び預金が183,375千円増加したことによるものです。
固定資産は11,587,118千円となり、前連結会計年度末と比べ595,727千円減少しました。これは主に、無形固定資産が571,545千円減少したことによるものです。
② 負債の部
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は13,973,983千円となり、前連結会計年度末に比べ855,430千円減少しました。
流動負債は8,018,980千円となり、前連結会計年度末に比べ213,995千円減少しました。これは主に、未払金が99,823千円、未払費用が299,696千円、繰延収益が51,468千円増加した一方で、支払手形及び買掛金が58,338千円、1年内返済予定の長期借入金が60,000千円、未払法人税等が325,938千円、返金負債が193,351千円減少したことによるものです。
固定負債は5,955,002千円となり、前連結会計年度末と比べ641,434千円減少しました。これは主に、長期借入金が645,000千円減少したことによるものです。
③ 純資産の部
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は5,564,066千円となり、前連結会計年度末に比べ357,362千円増加しました。これは主に、利益剰余金が338,025千円増加したことによるものです。
この結果、自己資本比率は、28.5%となりました。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。

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